4.108 DBA_AUDIT_EXISTS

DBA_AUDIT_EXISTSは、AUDIT EXISTSおよびAUDIT NOT EXISTSによって生成された監査証跡エントリを示します。

ノート:

このビューは、統合監査が使用可能でないOracle Databaseでのみ移入されます。Oracle Databaseで統合監査が使用可能な場合、監査レコードは新しい監査証跡に移入され、UNIFIED_AUDIT_TRAILから表示できます。

データ型 NULL 説明

OS_USERNAME

VARCHAR2(255)

操作が監査対象となったユーザーのオペレーティング・システムでのログイン・ユーザー名

USERNAME

VARCHAR2(128)

操作が監査対象となったユーザーの名前(ID番号ではない)

USERHOST

VARCHAR2(128)

クライアントのホスト・マシンの名前

TERMINAL

VARCHAR2(255)

ユーザーの端末の識別子

TIMESTAMP

DATE

ローカル・データベースのセッション・タイム・ゾーンでの監査証跡エントリの作成日時(AUDIT SESSIONで作成されたエントリに対するユーザー・ログインの日時)

OWNER

VARCHAR2(128)

存在していないオブジェクトの作成予定者

OBJ_NAME

VARCHAR2(128)

操作の影響を受けたオブジェクトの名前

ACTION_NAME

VARCHAR2(28)

DBA_AUDIT_TRAILACTION列の数値コードに対応する操作タイプの名前

NEW_OWNER

VARCHAR2(128)

NEW_NAME列に指定されたオブジェクトの所有者

NEW_NAME

VARCHAR2(128)

RENAME後のオブジェクトの新規名、または基礎となっているオブジェクトの名前

OBJ_PRIVILEGE

VARCHAR2(32)

GRANT文またはREVOKE文によって付与または取り消されたオブジェクト権限この列の値は、Yとダッシュ(-)文字からなる32文字の文字列です。各文字は、次のリストで示されている番号付けされた権限に対応しています。左端の文字は権限0、次の文字は権限1、というように対応しています。右端の文字は権限31に対応しています。

  • 0 - ALTER
  • 1 - AUDIT
  • 2 - COMMENT
  • 3 - DELETE
  • 4 - GRANT
  • 5 - INDEX
  • 6 - INSERT
  • 7 - LOCK
  • 8 - CREATE
  • 9 - SELECT
  • 10 - UPDATE
  • 11 - REFERENCES
  • 12 - EXECUTE
  • 13 - VIEW
  • 14 - DROP
  • 15 - ANALYZE
  • 16 - CREATE
  • 17 - READ
  • 18 - WRITE
  • 19 - KEEP SEQUENCE
  • 20 - ENQUEUE
  • 21 - DEQUEUE
  • 22 - UNDER
  • 23 - ON COMMIT
  • 24 - REWRITE
  • 25 - UPSERT
  • 26 - DEBUG
  • 27 - FLASHBACK
  • 28 - MERGE
  • 29 - USE
  • 30 - FLASHBACK ARCHIVE
  • 31 - DIRECTORY EXECUTE

Yは、その権限が文によって付与されたか取り消されたことを示します。ダッシュは、その権限が文の影響を受けなかったことを示します。たとえば、次の値は、MERGE権限が文によって付与されたか取り消されたことを示します。

----------------------------Y---

SYS_PRIVILEGE

VARCHAR2(40)

GRANT文またはREVOKE文によって付与または取り消されたシステム権限

GRANTEE

VARCHAR2(128)

GRANT文またはREVOKE文で指定された権限受領者の名前

SESSIONID

NUMBER

NOT NULL

各Oracleセッションの数値ID

ENTRYID

NUMBER

NOT NULL

セッションの各監査証跡エントリの数値ID

STATEMENTID

NUMBER

NOT NULL

文の実行ごとの数値ID

RETURNCODE

NUMBER

NOT NULL

アクションによって生成されたOracleエラー・コード。有効な値の例は次のとおり。

  • 0 - 操作は成功

  • 2004 - セキュリティ違反

CLIENT_ID

VARCHAR2(128)

各Oracleセッションでのクライアント識別子

ECONTEXT_ID

VARCHAR2(64)

アプリケーション実行コンテキスト識別子

SESSION_CPU

NUMBER

各Oracleセッションで使用されたCPUタイム

EXTENDED_TIMESTAMP

TIMESTAMP(6)WITH TIME ZONE

UTC(協定世界時)タイム・ゾーンでの監査証跡エントリで作成されたタイムスタンプ(AUDIT SESSIONで作成されたエントリに対するユーザー・ログインのタイムスタンプ)

PROXY_SESSIONID

NUMBER

エンタープライズ・ユーザーがプロキシ機構を介してログインした場合の、プロキシ・セッションのシリアル番号

GLOBAL_UID

VARCHAR2(32)

ユーザーがエンタープライズ・ユーザーとしてログインした場合の、ユーザーのグローバル・ユーザー識別子。

INSTANCE_NUMBER

NUMBER

INSTANCE_NUMBER初期化パラメータによって指定されるインスタンス番号

OS_PROCESS

VARCHAR2(16)

Oracleプロセスのオペレーティング・システムのプロセス識別子

TRANSACTIONID

RAW(8)

オブジェクトがアクセスまたは変更されたトランザクションのトランザクション識別子

SCN

NUMBER

問合せのシステム変更番号(SCN)

SQL_BIND

NVARCHAR2(2000)

問合せのバインド変数データ

SQL_TEXT

NVARCHAR2(2000)

問合せのSQLテキスト

OBJ_EDITION_NAME

VARCHAR2(128)

監査対象オブジェクトを含んでいるエディションの名前

ノート:

SQL_BINDおよびSQL_TEXT列は、AUDIT_TRAIL初期化パラメータがdb, extendedに設定されている場合にのみ移入されます。

関連項目:

AUDIT_TRAIL