5.134 DBA_JOINGROUPS

DBA_JOINGROUPSは、データベースの結合グループを示します。結合グループは、効果的に結合できる2つ以上の列から構成されるユーザー作成オブジェクトです。結合グループに含めることができる列の最大数は、255です。

特定の問合せで、結合グループにより、データベースで列値を解凍およびハッシュするパフォーマンス上のオーバーヘッドを排除できます。結合グループには、インメモリー列ストア(IM列ストア)が必要です。

関連ビュー

USER_JOINGROUPSは、ユーザーに属する結合グループを示します。このビューは、JOINGROUP_OWNER列を表示しません。

データ型 NULL 説明

JOINGROUP_OWNER

VARCHAR2(128)

NOT NULL

結合グループの所有者。これは、結合グループを作成したユーザー。

JOINGROUP_NAME

VARCHAR2(128)

NOT NULL

結合グループのユーザーが指定した名前。結合グループがCREATE INMEMORY JOIN GROUP文の一部として作成された場合に、結合グループ名を指定する。

TABLE_OWNER

VARCHAR2(128)

NOT NULL

表の所有者

TABLE_NAME

VARCHAR2(128)

NOT NULL

表名

COLUMN_NAME

VARCHAR2(128)

NOT NULL

列名

FLAGS

VARCHAR2(6)

可能な値は次のとおり。

  • MASTER: グローバル・ディクショナリをマスター化している結合グループの列を示す。結合グループはグローバル・ディクショナリを共有している列のグループ。グローバル・ディクショナリは同じディクショナリを共有する列に関連付けられている。グローバル・ディクショナリが関連付けられている列はマスター化列と呼ばれる。

  • NULL: 列がグローバル・ディクショナリをマスター化していないことを示す。

GD_ADDRESS

RAW(8)

グローバル・ディクショナリのメモリー・アドレス。原則として、1つの結合グループ内のすべての列は同じグローバル・ディクショナリのアドレスを持つ必要がある(すなわち、同じグローバル構造を共有している)。常にこれが当てはまるわけではない(たとえば、メモリーに移入された後で、列が結合グループに追加される場合もある。この場合、GD_ADDRESSフィールドはNULLになる)。このような状況では、結合グループの一部である表の再移入と再移入の完了後のビューの確認を強制する必要がある。

ノート:

このビューは、Oracle Database 12c リリース2 (12.2.0.1)以降で使用できます。

関連項目: