5.273 DBA_REGISTRY_SQLPATCH

DBA_REGISTRY_SQLPATCHは、データベースにインストールされたSQLパッチに関する情報を示します。

SQLパッチにはSQLスクリプトが含まれ、OPatchの完了後に実行する必要があります。DBA_REGISTRY_SQLPATCHは、datapatchユーティリティにより更新されます。各列には、対象のパッチへのインストールの際の操作(適用またはロールバック)に関する情報が含まれます。

データ型 NULL 説明

PATCH_ID

NUMBER

NOT NULL

パッチに関連付けられたID

PATCH_UID

NUMBER

NOT NULL

パッチに関連付けられたUPI (Universal Patch ID)

VERSION

VARCHAR2(20)

NOT NULL

パッチがインストールされているバージョンを表す4つの整数 (たとえば、12.1.0.2)

FLAGS

VARCHAR2(10)

次の1つ以上を指定します。

  • B: パッチはバンドル・パッチである

  • B: パッチはJVMパッチである

  • N: パッチが通常モードを必要としている

  • U: パッチがアップグレード・モードを必要としている

ACTION

VARCHAR2(15)

NOT NULL

APPLYまたはROLLBACK

STATUS

VARCHAR2(15)

可能な値は次のとおり。

  • SUCCESS: パッチ・アプリケーションはエラーなしで完了した

  • WITH ERRORS: パッチ・アプリケーションが終了し、エラーが検出された

INSTALL_ID

NUMBER

このdatapatchセッションの一意の数値識別子。datapatchを呼び出したときにインストールされたすべてのパッチのINSTALL_IDの値はすべて同じ。

この列は、Oracle Database 12c リリース2 (12.2.0.1)以降で使用できます。

ACTION_TIME

TIMESTAMP(6)

NOT NULL

インストールが実行された時のタイムスタンプ

DESCRIPTION

VARCHAR2(100)

OPatchメタデータからのこのパッチの説明

BUNDLE_SERIES

VARCHAR2(30)

バンドル・パッチの場合、シリーズ(たとえば、PSUまたはDBBP)

BUNDLE_ID

NUMBER

バンドル・パッチの場合、シリーズ内のID

BUNDLE_DATA

XMLTYPE

バンドル・パッチの場合、パッチに関連付けられたbundledata.xml

PATCH_DESCRIPTOR

XMLTYPE

パッチのXML記述子の内容

この列は、Oracle Database 12c リリース2 (12.2.0.1)以降で使用できます。

PATCH_DIRECTORY

BLOB

ORACLE_HOME/sqlpatch配下のpatchディレクトリの内容

この列は、Oracle Database 12c リリース2 (12.2.0.1)以降で使用できます。

LOGFILE

VARCHAR2(500)

この適用またはロールバック試行のログ・ファイルの場所

関連項目: