1.113 EXAFUSION_ENABLED

EXAFUSION_ENABLEDを使用して、Exafusion高速化キャッシュ・フュージョン・プロトコル機能を有効または無効にします。これは、Oracle Exadata Database MachineのLinuxオペレーティング・システムでのみ使用できます。

特性 説明

パラメータ・タイプ

整数

デフォルト値

サポートされているExadataシステムでは1、その他のシステムでは0

変更可能

いいえ

PDBで変更可能

いいえ

値の範囲

0, 1

基本

いいえ

Oracle RAC

Oracle RACクラスタ内のすべてのインスタンスでこのパラメータを有効にする必要があります。または、Oracle RACクラスタ内のすべてのインスタンスでこのパラメータを無効にする必要があります。

Exafusionにより、Oracle Real Application Clusters (Oracle RAC)インスタンス間のブロック転送の送信を実行する際に、待機時間が短縮され、スループットが高くなります。データがユーザー領域からInfinibandネットワークに直接転送されるため、CPU使用が抑えられ、スケールアウトが向上したパフォーマンスが実現します。

Exafusionを有効にするには、EXAFUSION_ENABLED初期化パラメータを1に設定します。Exafusionを無効にするには、EXAFUSION_ENABLED初期化パラメータを0に設定します。このパラメータは動的に設定できません。これは、インスタンスの起動前に設定する必要があります。

Exafusionを有効にするには、次の前提条件があります。

  • Oracle Storage Server Softwareリリース12.1.2.1.1以上が必要です。

  • Mellanox ConnectX-2およびConnectX-3ホスト・チャネル・アダプタ(HCA)が必要です。

  • Oracle Unbreakable Enterprise Kernel 2 四半期更新5 (UEK2QU5) カーネル(2.6.39-400.2nn)以上が必要です。

Exafusion機能は、Oracle RACクラスタ上のモードが混在した操作をサポートしていません。すべてのOracle RACクラスタは、この機能を有効または無効にする必要があります。Exafusionが有効化されたOracle RACクラスタの非Exafusionのローリング・アップグレードはサポートされていません。

ノート:

Exafusionは、Oracle Exadata Database MachineのLinuxオペレーティング・システムでのみ使用できます。非エンジニアド・システムまたはSPARC SuperCluster (SSC)ではサポートされていません。EXAFUSION_ENABLEDパラメータを、サポートされていないプラットフォームで設定すると、インスタンスは起動できません。この時、「ORA-00439: 指定された機能は有効ではありません: 文字列」エラー・メッセージが表示されます。

ノート:

この初期化パラメータは、Oracle Database 12cリリース1 (12.1.0.2) Bundle Patch 11 (BP11)以降で使用できます。