1.242 PDB_LOCKDOWN
PDB_LOCKDOWN
は、PDBに適用されるPDBロックダウン・プロファイルを決定します。
特性 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
構文 |
|
デフォルト値 |
|
変更可能 |
|
PDBで変更可能 |
はい |
基本 |
いいえ |
Oracle RAC |
すべてのインスタンスで同じ値を指定する必要がある |
PDBロックダウン・プロファイルは、特定のPDBに接続しているユーザーが実行できる操作(特定のパラメータの値の設定や特定のオプションの使用など)を制限するメカニズムです。また、ネットワーク・アクセスを許可するすべてのパッケージ、たとえばUTL_SMTP
の実行を制限することもできます。
SQL CREATE LOCKDOWN PROFILE
文を使用してロックダウン・プロファイルを作成します。次に、SQLのALTER SESSION
またはALTER SYSTEM
文を使用すると、プロファイルを設定できます。「例」の項を参照してください。
このパラメータを設定するには、ALTER SYSTEM
文を使用し、範囲をMEMORY
、SPFILE
またはBOTH
に設定します。
PDBのロックダウン・プロファイルは、共通のALTER SYSTEM
または共通のSYSDBA
権限を持つ共通ユーザーが設定できます。
ノート:
この初期化パラメータは、Oracle Database 12c リリース2 (12.2.0.1)以降で使用できます。
例
次の例は、SYS
ユーザーがデータベースAS SYSDBA
に接続して、CREATE LOCKDOWN PROFILE
文をCDBのルートで使用し、新しいロックダウン・プロファイルを定義する方法を示します。新しいロックダウン・プロファイルを定義した後、SYS
ユーザーはPDB_LOCKDOWN
パラメータを使用すると、新しいロックダウン・プロファイルをPDBに割り当てることができます。
SQL> ALTER SESSION SET CONTAINER=CDB$ROOT;
Session altered.
SQL> CREATE LOCKDOWN PROFILE MYPROFILE;
Lockdown Profile created.
SQL> ALTER SESSION SET CONTAINER=CDB1_PDB1;
Session altered.
SQL> ALTER SYSTEM SET PDB_LOCKDOWN=MYPROFILE;
System altered.
SQL> SHOW PARAMETER PDB_LOCKDOWN
NAME TYPE VALUE
-------------- ----------- ---------
pdb_lockdown string MYPROFILE
SQL>
関連項目:
-
PDBロックダウン・プロファイルの概要は、『Oracle Database概要』を参照してください。
-
CREATE LOCKDOWN PROFILE
文の詳細は、『Oracle Database SQL言語リファレンス』を参照してください。