1.311 STANDBY_DB_PRESERVE_STATES

STANDBY_DB_PRESERVE_STATESは、読取り可能なフィジカル・スタンバイ・データベースをプライマリ・データベースに変換するときに、インスタンスのユーザー・セッションおよびその他の内部状態を保持するかどうかを制御します。このパラメータは、リアルタイム問合せモードでオープンされているフィジカル・スタンバイ・データベースで意味を持ちます。
特性 説明

パラメータ・タイプ

文字列

構文

STANDBY_DB_PRESERVE_STATES = { NONE | SESSION | ALL }

デフォルト値

NONE

変更可能

いいえ

PDBで変更可能

いいえ

基本

いいえ

Oracle RAC

すべてのインスタンスで同じ値を使用する必要がある。

パラメータに使用できる値は、NONESESSIONおよびALLです。デフォルトはNONEです。これは、何も保持されず、すべてのセッションが切断されるということです。このパラメータをSESSIONまたはALLに設定すると、読取り可能なフィジカル・スタンバイ・データベースをプライマリに変換するときに、ユーザー・セッションが保持されます。データベースをプライマリとして再オープンすると、一時停止中のセッションは、何も起こらなかったかのようにその操作が再開されます。データベース(個々のPDB)がプライマリ・ロールでオープンされていない場合、セッションは終了されます。

ノート:

実行が長期にわたる問合せがあるセッションやデータベース・リンクを使用しているセッションは、このパラメータの設定に関係なく、保持されません。

ノート:

この初期化パラメータは、Oracle Database 12c リリース2 (12.2.0.1)以降で使用できます。

関連項目: