7.151 V$DATABASE_INCARNATION

V$DATABASE_INCARNATIONは、すべてのデータベース・インカネーションに関する情報を示します。

RESETLOGSオプションを指定してデータベースをオープンすると、新規のインカネーションが作成されます。V$DATABASEビューには、現行と直前のインカネーションに関するレコードも含まれます。

データ型 説明

INCARNATION#

NUMBER

制御ファイル内のブランチ・レコードのレコードID

RESETLOGS_CHANGE#

NUMBER

現行の行のインカネーションのリセットログ・システム変更番号(SCN)

RESETLOGS_TIME

DATE

現行の行のインカネーションのリセットログ・タイムスタンプ

PRIOR_RESETLOGS_CHANGE#

NUMBER

直前のインカネーションのリセットログSCN

PRIOR_RESETLOGS_TIME

DATE

直前のインカネーションのリセットログ・タイムスタンプ

STATUS

VARCHAR2(7)

インカネーションの状態:

  • ORPHAN - 孤立したインカネーション

  • CURRENT - データベースの現行インカネーション

  • PARENT - 現行インカネーションの親

RESETLOGS_ID

NUMBER

現行の行のインカネーションのブランチID(アーカイブ・ログの一意名を、インカネーション間で取得するためのユーザー管理リカバリ/RMANリストアで使用)

PRIOR_INCARNATION#

NUMBER

0(ゼロ)以外の場合は、親インカネーションのレコードID

FLASHBACK_DATABASE_ALLOWED

VARCHAR2(26)

フラッシュバック・データベースがインカネーションのSCNまたはタイムスタンプに実行できるかどうかを示す。YESの値は、そのインカネーションのいずれかの時点にフラッシュバックできることを示す。NOの値は、インカネーションにフラッシュバックできないことを示す。

CON_ID

NUMBER

データが関係するコンテナのID。可能な値は次のとおり。

  • 0: この値は、CDB全体に関連するデータを含む行に使用される。この値は、非CDB内の行にも使用される。

  • 1: この値は、ルートのみに関連するデータを含む行に使用される

  • n: nは、データを含む行に適用されるコンテナID

関連項目:

V$DATABASE