7.223 V$FS_FAILOVER_OBSERVERS

V$FS_FAILOVER_OBSERVERSは、ファスト・スタート・フェイルオーバーのオブザーバに関する情報を示します。

プライマリ・データベースに問合せを実行する場合、このビューは3つの行を返し、それぞれ1つのオブザーバに関する情報を示します。ただし、NAME列の値が空でない行しか、起動されたオブザーバに対応していません。非プライマリ・データベースに問合せを実行する場合は、このビューの動作は定義されていません。

データ型 説明

NAME

VARCHAR2(513)

ファスト・スタート・フェイルオーバーのオブザーバ名

REGISTERED

VARCHAR2(4)

このオブザーバが登録済かどうか(YES | NO)。HOSTNULLでない場合にのみ、オブザーバが登録されることに注意。

HOST

VARCHAR2(513)

このオブザーバが実行されているホストの名前

ISMASTER

VARCHAR2(4)

このオブザーバがマスター・オブザーバかどうか(YES | NO)

TIME_SELECTED

TIMESTAMP(9)

ISMASTERYESの場合は、このオブザーバがマスター・オブザーバとなった時間が表示され、それ以外の場合は、次の定数が表示される。

1990–01–01 00:00:00.00

PINGING_PRIMARY

VARCHAR2(4)

可能な値は次のとおり。
  • YES: 現在、オブザーバはプライマリ・データベースに接続されている

  • NO: オブザーバはプライマリ・データベースに接続されていない

ノート: このフィールドはOracle Real Application Clusters (Oracle RAC)環境全体で一貫性がある。つまり、オブザーバがプライマリ・データベースのいずれかのインスタンスに接続されている場合、Oracle RAC環境のすべてのインスタンスでYESの値が表示される。

PINGING_TARGET

VARCHAR2(4)

可能な値は次のとおり。
  • YES: 現在、オブザーバはターゲット・スタンバイ・データベースに接続されている

  • NO: オブザーバはターゲット・スタンバイ・データベースに接続されていない

ノート: このフィールドはOracle Real Application Clusters (Oracle RAC)環境全体で一貫性がある。つまり、オブザーバがターゲット・スタンバイ・データベースのいずれかのインスタンスに接続されている場合、Oracle RAC環境のすべてのインスタンスでYESの値が表示される。

CON_ID

NUMBER

データが関係するコンテナのID。可能な値は次のとおり。

  • 0: この値は、CDB全体に関連するデータを含む行に使用される。この値は、非CDB内の行にも使用される。

  • 1: この値は、ルートのみに関連するデータを含む行に使用される

  • n: nは、データを含む行に適用されるコンテナID

ノート:

このビューは、Oracle Database 12c リリース2 (12.2.0.1)以降で使用できます。