7.230 V$GCR_METRICS

V$GCR_METRICSは、クラスタ・インスタンスにおける潜在的な問題を検出し、軽減するためにLMHBバックグラウンド・プロセスの下で実行されるGCRコンポーネントに定義されているメトリックの現在のステータスに関する情報を示します。

データ型 説明

METRIC_ID

NUMBER

内部的にメトリックの参照に使用されるメトリック識別番号

METRIC_NAME

VARCHAR2(40)

メトリックの名前

ENVIRONMENT

NUMBER

メトリックが実行される環境は次のとおり。

  • 0: なし(実行しない)

  • 1: Oracle ASMインスタンスのみ

  • 2: Oracle Databaseインスタンスのみ

  • 3: Oracle ASMおよびOracle Databaseインスタンス

  • 4: スタンバイ・インスタンス

  • 5: Oracle ASMおよびスタンバイ・インスタンス

  • 6: Oracle Databaseおよびスタンバイ・インスタンス

  • 7: Oracle Database、Oracle ASMおよびスタンバイ・インスタンス

  • 15: すべてのインスタンス・タイプ

FREQUENCY

NUMBER

メトリックの実行頻度(秒)

SCOPE

NUMBER

メトリック共有のスコープは次のとおり。

  • 0: メトリックに関連付けられているデータなし

  • 1: グローバル - クラスタ内の他のすべてのインスタンスと共有

  • 2: ローカル - ローカルでのみ使用(共有なし)

  • 4: ノードのグローバル - 同じノードでのみ、クラスタ内の他のインスタンスと共有

  • 8: DBのみ - 同じデータベースでのみ、他のインスタンスと共有

DATA_TYPE

VARCHAR2(7)

このメトリックに関連付けられているデータの型は次のとおり。

  • 0: なし

  • 1:ブール

  • 2: 数値

  • 3: プロセス

STATUS

VARCHAR2(9)

メトリックのステータスは次のとおり。
  • ACTIVE: メトリックがアクティブであることを示す。

  • INACTIVE: メトリックがオフになっていることを示す。

STATUS_CHANGE_TIME

TIMESTAMP(6)

最後にメトリックのステータスが変更された時間

LAST_RAN_ITERATION

NUMBER

前回のメトリック実行の反復

LAST_RAN_TIME

TIMESTAMP(6)

前回の実行の時間

LAST_PASS_ITERATION

NUMBER

前回成功したメトリックの反復

LAST_PASS_TIME

TIMESTAMP(6)

前回のメトリック成功の時間

TOTAL_PASSES

NUMBER

LMHB開始以降に成功したメトリックの合計回数

LAST_FAIL_ITERATION

NUMBER

前回失敗したメトリックの反復

LAST_FAIL_TIME

TIMESTAMP(6)

前回のメトリック失敗の時間

TOTAL_FAILS

NUMBER

LMHB開始以降に失敗したメトリックの合計回数

CON_ID

NUMBER

データが関係するコンテナのID。可能な値は次のとおり。

  • 0: この値は、CDB全体に関連するデータを含む行に使用される。この値は、非CDB内の行にも使用される。

  • 1: この値は、ルートのみに関連するデータを含む行に使用される

  • n: nは、データを含む行に適用されるコンテナID

ノート:

このビューは、Oracle Database 12c リリース2 (12.2.0.1)以降で使用できます。