9.85 V$STREAMS_CAPTURE

V$STREAMS_CAPTUREは、LCRをXStreamアウトバウンド・サーバーに送信する各取得プロセスに関する情報を示します。

データ型 説明

SID

NUMBER

取得プロセスのセッションID

SERIAL#

NUMBER

取得プロセス・セッションのセッション・シリアル番号

CAPTURE#

NUMBER

取得プロセス番号。取得プロセスは、接頭辞cpを持つOracleバックグラウンド・プロセスである。

CAPTURE_NAME

VARCHAR2(128)

取得プロセスの名前

LOGMINER_ID

NUMBER

取得プロセスに関連付けられたOracle LogMinerセッションのセッションID

STARTUP_TIME

DATE

取得プロセスの前回の開始時刻

STATE

VARCHAR2(551)

取得プロセスの状態:

  • ABORTING - 強制終了中

  • CAPTURING CHANGES - 取得プロセスのルール・セットを満たす変更のREDOログをスキャン中。

  • CREATING LCR - 変更をLCRに変換中。

  • DICTIONARY INITIALIZATION - ディクショナリ・ビルドを処理中。

  • ENQUEUING MESSAGE - 取得プロセスのルール・セットを満たすLCRを取得プロセス・キューにエンキュー中。

  • EVAULATING RULE - 取得プロセスのルール・セットに対して変更を評価中。

  • INITIALIZING: 起動中

  • LOADING (step X of Y) - ディクショナリ・ビルドの情報を処理中で、現在、Y個のステップを含むプロセスのステップXである。XおよびYは数値である。

  • MINING (PROCESSED SCN = scn_value) - SCN scn_valueでディクショナリ・ビルドをマイニング中。

  • PAUSED FOR FLOW CONTROL - メモリー不足のため、または伝播およびアウトバウンド・サーバーがメッセージを消費する速度が、取得プロセスがメッセージを作成する速度よりも遅いために、LCRをエンキューできない。この状態は、伝播または適用が遅延した場合または使用できない場合に、取得されたLCRの収容を低減するために使用されるフロー制御を示す。

  • SHUTTING DOWN - 停止中

  • SUSPENDED FOR AUTO SPLIT/MERGE - マージ操作が完了するまで待機中。

  • WAITING FOR DICTIONARY REDO - 先頭SCNに関連するディクショナリ・ビルドを含むREDOログ・ファイルが取得プロセス・セッションに追加されるまで待機中。このディクショナリ・ビルドを含むすべてのログ・ファイルが追加されるまで、取得プロセスはREDOログ・ファイルのスキャンを開始できません。

  • WAITING FOR INACTIVE DEQUEUERS - 取得プロセスのキュー・サブスクライバが開始されるまで待機中。キューへのアクティブなサブスクライバがない場合、取得プロセスはLCRのエンキューを停止する。

  • WAITNG FOR n SUBSCRIBER(S) INITIALIZING - 取得プロセスからLCRを受信するアウトバウンド・サーバーが起動されるまで待機中(nはアウトバウンド・サーバーの数)。

  • WAITING FOR REDO - 新しいREDOログ・ファイルが取得プロセス・セッションに追加されるまで待機中。取得プロセスは、セッションに追加されたすべてのREDOログ・ファイルの処理を終了しました。この状態は、ソース・データベースにアクティビティがない場合に可能である。ダウンストリーム取得プロセスでは、セッションに新しいログ・ファイルが追加されるのを取得プロセスが待機している場合に、この状態が発生する可能性があります。

  • WAITING FOR THE BUFFERED QUEUE TO SHRINK - バッファリングされたキューがより小さいサイズに変更されるまで待機中。バッファ・キューは、メモリー制限や管理者の操作によってサイズが減らされることがあります。

  • WAITING FOR TRANSACTION - Oracle LogMinerがさらにトランザクションを提供するまで待機中。

TOTAL_PREFILTER_DISCARDED

NUMBER

破棄されたフィルタ済メッセージの合計数

TOTAL_PREFILTER_KEPT

NUMBER

保持されたフィルタ済メッセージの合計数

TOTAL_PREFILTER_EVALUATIONS

NUMBER

フィルタ評価の合計数

TOTAL_MESSAGES_CAPTURED

NUMBER

最後に取得プロセスが起動してから、詳細なルール評価のために、LogMinerから取得プロセスに渡されたREDOエントリの合計数。取得プロセスの事前フィルタ処理で変更を廃棄できない場合、取得プロセスはREDOエントリをメッセージに変換し、そのメッセージに対して詳細なルール評価を実行します。

CAPTURE_TIME

DATE

最新のメッセージが取得された時刻

CAPTURE_MESSAGE_NUMBER

NUMBER

最後に取得されたメッセージの番号

CAPTURE_MESSAGE_CREATE_TIME

DATE

最後に取得されたメッセージの作成時刻

TOTAL_MESSAGES_CREATED

NUMBER

割合を計算するためにELAPSED_LCR_TIMEに対応付けられた回数

TOTAL_FULL_EVALUATIONS

NUMBER

割合を計算するためにELAPSED_RULE_TIMEに対応付けられた回数

TOTAL_MESSAGES_ENQUEUED

NUMBER

取得プロセスの前回の開始後にエンキューされたメッセージの合計数

ENQUEUE_TIME

DATE

最後のメッセージがエンキューされた時刻

ENQUEUE_MESSAGE_NUMBER

NUMBER

最後にエンキューされたメッセージの番号

ENQUEUE_MESSAGE_CREATE_TIME

DATE

最後にエンキューされたメッセージの作成時刻

AVAILABLE_MESSAGE_NUMBER

NUMBER

ローカルでの取得の場合は、最後にログ・ファイルにフラッシュされたREDOログのSCN。ダウンストリームでの取得の場合は、アーカイブ・ログを介して最後にLogMinerに追加されたSCN。

AVAILABLE_MESSAGE_CREATE_TIME

DATE

ローカルでの取得の場合は、そのSCNがログ・ファイルに書き込まれた時刻。ダウンストリームでの取得の場合は、最新のアーカイブ・ログ(最新のSCNを含む)がLogMinerに追加された時刻。

ELAPSED_CAPTURE_TIME

NUMBER

取得プロセスが前回開始された後の、REDOログ内で変更をスキャン中の経過時間(1/100秒)

ELAPSED_RULE_TIME

NUMBER

取得プロセスが前回開始された後のルール評価中の経過時間(1/100秒)

ELAPSED_ENQUEUE_TIME

NUMBER

取得プロセスが前回開始された後のメッセージのエンキュー中の経過時間(1/100秒)

ELAPSED_LCR_TIME

NUMBER

取得プロセスが前回開始された後の、論理変更レコード(LCR)作成中の経過時間(1/100秒)

ELAPSED_REDO_WAIT_TIME

NUMBER

WAITING FOR REDO状態にある取得プロセスが要した経過時間(1/100秒)

ELAPSED_PAUSE_TIME

NUMBER

フロー制御停止の経過時間(1/100秒)

STATE_CHANGED_TIME

DATE

取得プロセスの状態が変更された時刻

APPLY_NAME

VARCHAR2(128)

予約済

APPLY_DBLINK

VARCHAR2(128)

予約済

APPLY_MESSAGES_SENT

NUMBER

予約済

APPLY_BYTES_SENT

NUMBER

予約済

OPTIMIZATION

NUMBER

取得プロセスで取得と適用の組合せを使用するか(0より大きい値)そうでないか(0)

PURPOSE

CHAR(7)

取得プロセスの目的:

  • Streams: 取得プロセスは、Oracle Streams構成の一部

SGA_USED

NUMBER

割り当てられた容量(SGA_ALLOCATED)のうち、現在取得プロセスで使用されている共有メモリーの合計容量(バイト)

SGA_ALLOCATED

NUMBER

取得プロセスのStreamsプールから割り当てられた共有メモリーの合計容量(バイト)

BYTES_OF_REDO_MINED

VARCHAR2(64)

取得プロセスが前回開始された後にマイニングされたREDOデータの合計容量(バイト)

SESSION_RESTART_SCN

VARCHAR2(64)

取得プロセスが前回開始されたときにREDOデータのマイニングを開始したSCN

CON_ID

NUMBER

データが関係するコンテナのID。可能な値は次のとおり。

  • 0: この値は、CDB全体に関連するデータを含む行に使用される。この値は、非CDB内の行にも使用される。

  • 1: この値は、ルートのみに関連するデータを含む行に使用される

  • n: nは、データを含む行に適用されるコンテナID

ノート:

ELAPSED_CAPTURE_TIMEELAPSED_RULE_TIMEELAPSED_ENQUEUE_TIMEELAPSED_LCR_TIMEおよびELAPSED_REDO_WAIT_TIME列が移入されるのは、TIMED_STATISTICS初期化パラメータがtrueに設定されている場合か、STATISTICS_LEVEL初期化パラメータがTYPICALまたはALLに設定されている場合のみです。

関連項目: