Oracle RACデータベースの複数のリスナーの管理

SRVCTLおよびTNS_ADMINを使用してリスナーを管理する方法を理解するために確認します

lsnrctlコマンドを使用してOracle Database 12cリリース2 (12.2)のローカル・リスナーおよびSCANリスナーを管理するには、ORACLE_HOME環境変数にGridホームのパスを設定します。以前のリリースで使用していたOracleホームの位置からlsnrctlコマンドを使用しないでください(この位置はOracle Database 12cリリース2 (12.2)では使用できません)。

Oracle Clusterwareによって管理されていないリスナーの場合、Oracle Net Services構成ファイルを含むディレクトリを指すようにTNS_ADMIN環境変数またはレジストリ値を設定することによって、listener.oraファイルにデフォルト以外の場所を使用できます。Oracle Clusterwareが管理しているリスナーにデフォルト以外の場所を使用する場合、SRVCTLおよびsetenvコマンドを使用して、各リスナーのTNS_ADMINの値を変更する必要があります。