Oracle RACのためのOracle Configuration Managerのインストール後の構成
Oracle Configuration Managerをインストールした場合、スクリプトを実行して、データベース構成収集を行うデータベース・アカウントを作成する必要があります。
データベース・アカウントには、構成情報を収集するPL/SQLプロシージャが格納され、そのアカウントが、収集を行うデータベース管理システム(DBMS)・ジョブの所有者になります。このデータベース・アカウントは、接続モードと切断モードの両方で作成する必要があります。アカウントの設定後、ログイン権限は不要になるため、アカウントはロックされます。
構成収集が行われるようにデータベースを構成するには、次のスクリプトを実行します。
$ORACLE_HOME/ccr/admin/scripts/installCCRSQL.sh collectconfig -s SID -r\
SYSDBA-USER -p SYSDBA-PASSWORD
スクリプトinstallCCRSQL.sh
を実行すると、Oracle Configuration Managerユーザーが作成され、PL/SQLプロシージャがORACLE_SID
で定義されているデータベースにロードされます。コマンドラインで-s
オプションを使用して、データベースSIDを指定することもできます。次の例では、SIDをorcl
に指定しています。
$ORACLE_HOME/ccr/admin/scripts/installCCRSQL.sh collectconfig -s orcl
Oracle RACの場合、データベース・スクリプトを実行する必要があるのは、インストールを行ったローカル・インスタンスなど、1つのインスタンスに対してのみです。ただし、Oracle Configuration Managerはすべてのインスタンス・ホームにインストールする必要があります。
関連項目:
Oracle Configuration Managerのインストール方法の詳細は、『Oracle Configuration Managerインストレーションおよび管理ガイド』を参照してください。