4.3.5 外部表、共有ファイルまたはディレクトリ・オブジェクトの記憶域の構成

ご使用のOracle RACデータベースがデータベースの外部にあるファイルを使用する場合、外部ファイルはすべてのノードからアクセス可能な共有記憶域に格納されている必要があります。

  • ファイルのアクセスには、各ノードで同じマウント・ポイントを使用する必要があります。
    使用可能な共有ファイル・システムには、Database File System (DBFS)、Oracle Automatic Storage Management Cluster File System (Oracle ACFS)またはDirect NFSクライアントを使用したサポート対象のネットワーク・ファイル・システム(NFS)が含まれます。
  • データベースの外部のファイルの書込みおよび読取りに使用されるデータベース・ディレクトリ・オブジェクトは共有記憶域の場所をポイントしている必要があります。
  • 同じ共有記憶域の場所に対して、各ノードで同じマウント・ポイントを使用する必要があります。
    たとえば、マウント・ポイントC:\app\acfsmounts\dpumpに対してDPUMPという名前のディレクトリ・オブジェクトを各ノードに設定して、Oracle ACFS共有記憶域にアクセスできます。

注意:

外部ファイルまたは外部表の一部として指定されたディレクトリ・オブジェクトの内容に、各ノードで一貫性があるかどうかを確認するためのチェックはありません。予測できない結果を回避するには、同一のファイルがすべてのノードからアクセスされていること、または同一のファイルがすべてのノードで使用されていることを確認してください。