4.1.5 CDBによるOracle RACでのサービスの構成

インストール時に、マルチテナント・コンテナ・データベース(CDB)を選択し、プラガブル・データベース(PDB)を構成している場合は、インストール後、このPDBにサービスを追加することをお薦めします。

PDBにサービスを追加しない場合は、Oracle RAC One Node CDBは別のノードにフェイルオーバーされ、または手動でCDBを別のノードに再配置すると、デフォルトで、そのCDB (サービスを登録していない)に関連付けられているすべてのPDBはMOUNTED状態で再起動されます。

フェイルオーバーされるか、またはサービスを関連付けるためにPDBを構成した後で再配置すると、PDBはRead Writeモードで起動されます。PDBにサービスを関連付けていない場合は、CDBインスタンスの再起動時に、PDBはMOUNTED状態を維持します。

  • 次のsrvctlコマンドの構文を使用します。cdbnameはCDBの名前、service_nameはサービスの名前、pdbnameはPDBの名前です。
    srvctl add service -d cdbname -s service_name -pdb pdbname

PDBにサービスを追加した後、PDBが関連付けられているCDBを再配置したか、またはCDBがフェイルオーバーされた場合は、そのCDBに関連付けられているPDBは自動的にRead Write状態で起動されます。