A.3 Oracle RACの非対話型(サイレント)構成に対するDBCAコマンドの使用

Oracle Database Configuration Assistant (DBCA)を非対話型モードで使用して、Oracle RACデータベースを作成できます。

例A-1 サイレント・モードでDBCAを使用したOracle RACデータベースの作成

次のコマンド構文を使用すると、汎用テンプレートを使用してOracle RACデータベースを作成し、既存のOracle ASMディスク・グループにデータ・ファイルを配置できます。ノードnode1およびnode2は、Oracle RACデータベース・インスタンスが作成されるクラスタ・ノードです。ディスク・グループ名は+ASMgrp1です。このインストールではOracleホーム・ユーザーが指定されているので、-serviceUserPasswordオプション付きで示されます。

%ORACLE_HOME%\bin\dbca -silent -createDatabase -templateName General_Purpose.dbc
-gdbName %DBNAME% -sid %ORACLE_SID% -sysPassword -systemPassword 
-sysmanPassword -dbsnmpPassword  -serviceUserPassword 
-emConfiguration LOCAL -storageType ASM -diskGroupName +ASMgrp1 
-datafileJarLocation %ORACLE_HOME%\assistants\dbca\templates 
-nodeinfo node1,node2 -characterset WE8MSWIN1252
-obfuscatedPasswords false -sampleSchema false -asmSysPassword 

このコマンドを実行した後、前述のコマンドでパスワードを値として含めなかった場合、DBCAにより、次のようにSYS、SYSTEM、SYSMAN、DBSNMP、Oracleホーム(またはOracle Service)およびSYSASMユーザーのパスワードの入力を求められます。

Enter SYS user password:
password
Enter SYSTEM user password:
password
...

関連項目:

dbcaコマンドおよびオプションの詳細は、『Oracle Database管理者ガイド』を参照してください。