3.8 DBCAを使用したOracle RACデータベースの削除

Oracle Database Configuration Assistant (DBCA)を使用したOracle RACデータベースの削除には、データベースおよびデータベース・オブジェクトの削除が含まれます。

DBCAはまずデータベースを削除してから、データベースの初期化パラメータ・ファイル、インスタンス、Optimal Flexible Architecture (OFA)構造およびデータベースのOracleネットワーク構成を削除します。

  1. クラスタ・ノードのいずれかでDBCAを起動します。
    DBCAに、様々なデータベース・デプロイ・オプションが表示される「操作」ページが表示されます。
  2. 「データベースの削除」を選択して「次へ」をクリックします。
    DBCAにDBCAが実行されているOracleホームのOracle RACおよび単一インスタンス・データベースの一覧がすべて表示されます。
  3. ユーザーIDおよびパスワードにオペレーティング・システムの認証がない場合、「クラスタ・データベースのリスト」ページにユーザー名およびパスワードを入力するフィールドが表示されます。このフィールドが表示されたら、SYSDBA権限のあるユーザー・アカウントのユーザーIDおよびパスワードを入力します。
  4. 削除するデータベースを選択し、「終了」をクリックします。
    「終了」をクリックすると、DBCAによって削除されるよう構成されたデータベースおよびインスタンスを確認するダイアログ・ボックスがDBCAに表示されます。
  5. 「OK」をクリックすると、データベース本体と関連ファイル、サービスおよび環境設定の削除が開始されます。「取消」をクリックすると、操作が中止されます。

「OK」をクリックすると、DBCAは操作を継続して、このデータベースに関連するすべてのインスタンスを削除します。DBCAは、パラメータ・ファイル、パスワード・ファイルも削除します。

この時点で、次の作業が完了しました。

  • 選択したOracle RACデータベースのクラスタからの削除

  • Windowsベース・プラットフォームでの選択したOracle RACデータベースのOracleサービスの削除

  • Oracle RACデータベースに割り当てられた高可用性サービスの削除

  • Oracle RACデータベースのOracle Net構成の削除

  • Oracle RACデータベースのOracle Enterprise Managerの構成解除

  • Oracle RACデータベースのOFAディレクトリ構造のクラスタからの削除

  • Oracle RACデータベースのデータ・ファイルの削除

関連項目