4.5 Oracle RACのためのOracle Configuration Managerのインストール後の構成

Oracle Configuration Managerをインストールした場合、スクリプトを実行して、データベース構成収集を行うデータベース・アカウントを作成する必要があります。

このデータベース・アカウントは、接続モードと切断モードの両方で作成する必要があります。データベース・アカウントには、構成情報を収集するPL/SQLプロシージャが格納され、そのアカウントが、収集を行うデータベース管理システム(DBMS)・ジョブの所有者になります。アカウントの設定後、ログイン権限は不要になるため、アカウントはロックされます。
  • installCCRSQL.exeスクリプトを実行します。

    スクリプトinstallCCRSQL.exeにより、Oracle Configuration Managerユーザーが作成され、PL/SQLプロシージャがORACLE_SID環境変数で定義されたデータベースにロードされます。Oracle RACの場合、データベース・スクリプトを実行する必要があるのは、インストールを行ったローカル・インスタンスなど、1つのインスタンスに対してのみです。ただし、Oracle Configuration Managerはすべてのインスタンス・ホームにインストールする必要があります。

    コマンドラインで-sオプションを使用して、データベースSIDを指定することもできます。次の例では、SIDをorclに指定しています。

    %ORACLE_HOME%/ccr/admin/scripts/installCCRSQL.exe collectconfig -s orcl

    デフォルトでは、データベースへの接続にOS認証(/as sysdba)を使用します。異なるSYSDBAユーザーおよびパスワードを指定するには、次のオプションを使用します。

    -r SYSDBA-USERSYSDBAユーザーのログイン名

    -p SYSDBA-PASSWORDSYSDBAユーザーのパスワード

    注意:

    • パスワードを(-pパラメータで)指定しないでユーザー名を指定すると、パスワードの入力を求められます。

    • ユーザー名を指定しないでパスワードのみ指定すると、デフォルトでユーザーSYSが使用されます。

関連項目:

詳細は、『Oracle Configuration Managerインストレーションおよび管理ガイド』を参照してください。