2.8 リモート・ノードでの環境変数の更新

レジストリおよび環境変数に対する変更は、リモート・ノードでのユーザー・セッションにはすぐに反映されません。

インストール中に、Oracle RACをインストールした各ノードでWindowsレジストリと環境変数が変更されます。新しいレジストリ・エントリと環境変数設定は、インストールを実行したノード(ローカル・ノード)で確認できます。ただし、リモート・ノードの新しい設定を、すぐにユーザー・セッションで使用することはできません。新しくインストールしたOracleホームからスクリプトまたはアプリケーションを実行しようとすると、次のようなエラーが生成されます。
  • ORACONFIG.exe - コンポーネントが見つかりません

  • OCI.dllが見つかりません

変更した環境変数をリモート・ノードで使用できるようにするには、次のアクションのいずれかを行います。
  1. リモート・ノードでの現在のセッションをクローズ(ログオフ)してから、そのリモート・ノードにログオンして、新しいセッションを作成します。
  2. 環境変数をリモート・ノードで使用できるようにします。
    1. スタート・メニューから「マイ コンピュータ」を右クリックして、「プロパティ」を選択します
      または、「ファイル名を指定して実行」ウィンドウでSYSDM.CPLと入力します。
    2. 「詳細設定」タブを選択します。
    3. 「環境変数」をクリックします。
      変更した環境変数が確認できます。
    4. 「OK」をクリックして、「システムのプロパティ」ウィンドウを閉じます。