1.9 クラスタへのノード追加とノードに対するOracle RACデータベースのスケーリング

高速ホーム・プロビジョニングを使用して、2ノードのクラスタに新しいノードを追加し、Oracle RACデータベースを新しいノードへと拡張できます。

始める前に

この手順では、Oracle Grid Infrastructure 12cリリース2 (12.2.0.1)がクラスタ上で実行されています。作業用コピーGI_HOME_12202_WCPYは、このクラスタ上のアクティブなGridホームです。

Oracle RACデータベース・ホームは、作業用コピーDB_HOME_12202_WCPYで実行されます。

『Oracle Grid Infrastructureインストレーション・ガイド』に記載されているように、ストレージ、ネットワークおよびオペレーティング・システムの要件が新規ノード用に構成されていることを確認してください。

プロシージャ

  1. 高速ホーム・プロビジョニング・サーバーから、次のコマンドを実行して既存のOracle Grid Infrastructure作業用コピーにノードを追加します。
    rhpctl addnode gihome -workingcopy GI_HOME_12202_WCPY -newnodes -root n3:n3-vip -root
    このコマンドは、node3を追加することによってクラスタを拡張します。
  2. 管理者管理のOracle RACデータベースにインスタンスを追加します。
    rhpctl addnode database -workingcopy DB_HOME_12202_WCPY -dbname db321 -node n3 -root
    このコマンドを実行すると、node3のデータベース・ホームが拡張され、このノード上にデータベースdb321が作成されます。

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