FLOOR

構文

目的

FLOORn以下の最大整数を戻します。数値nは常に、0 <= f < 1とn = k + fなどのように、整数kと正の小数部fの合計として記述できます。FLOORの値は整数kです。したがって、FLOORの値がnそのものになるのはnが小数部を持たない整数である場合にかぎられます。

このファンクションは、引数として、任意の数値データ型、または暗黙的に数値データ型に変換可能な数値以外のデータ型を取ります。また、引数の数値データ型と同じデータ型を返します。

関連項目:

暗黙的な変換の詳細は、表2-8を参照してください。「CEIL」も参照してください。

次の例では、15.7以下である最大の整数を戻します。

SELECT FLOOR(15.7) "Floor"
  FROM DUAL;

     Floor
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        15