XMLROOT
ノート:
XMLROOT
ファンクションは、非推奨です。これは、下位互換性を保つためにのみサポートされています。ただし、かわりにSQL/XMLファンクションXMLSERIALIZE
を使用してバージョン番号を指定することをお薦めします。XMLSERIALIZE
ファンクションの詳細は、『Oracle XML DB開発者ガイド』を参照してください。
構文
目的
XMLROOT
では、既存のXML値のXMLルート情報(プロローグ)のバージョンとスタンドアロンのプロパティを指定して、新しいXML値を作成できます。value_expr
がすでにプロローグを持っている場合、エラーが戻されます。入力がNULLの場合、このファンクションはNULLを戻します。
戻り値は次の書式になります。
<?xml version = "version" [ STANDALONE = "{yes | no}" ]?>
-
最初の
value_expr
では、XML値を指定します。この値に対してプロローグ情報を指定します。 -
VERSION
句のvalue_expr
は、有効なXMLバージョンを表す文字列である必要があります。VERSION
にNO
VALUE
を指定すると、バージョンはデフォルトで1.0になります。 -
オプションの
STANDALONE
句を指定しない場合や、NO
VALUE
を指定した場合は、ファンクションの戻り値にスタンドアロンのプロパティは存在しません。
例
次の文は、DUAL
表を使用して、XMLROOT
の構文を示します。
SELECT XMLROOT ( XMLType('<poid>143598</poid>'), VERSION '1.0', STANDALONE YES) AS "XMLROOT" FROM DUAL; XMLROOT -------------------------------------------------------------------------------- <?xml version="1.0" standalone="yes"?> <poid>143598</poid>