SQL*Plus®
クイック・リファレンス
リリース2 (12.2)
E72897-04(原本部品番号:E85820-01)
2017年5月
このマニュアルについて
このマニュアルでは、SQL*Plusのコマンド構文について説明します。それぞれのコマンドの詳細は、『SQL*Plusユーザーズ・ガイドおよびリファレンス』を参照してください。
このマニュアルでは、次の内容について説明します。
ドキュメントのアクセシビリティについて
Oracleのアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイトhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=docacc
を参照してください。
Oracleサポートへのアクセス
お客様は、My Oracle Supportにアクセスして電子サポートを受けることができます。詳細は、http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=info
、聴覚に障害があるお客様はhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=trs
を参照してください。
SQL*Plusコマンド(アルファベット順)
@{url | file_name[.ext]} [arg ]
@@ { url | file_name[.ext] } [arg ]
/ (スラッシュ)
ACC[EPT] [NUM[BER] | CHAR | DATE | BINARY_FLOAT | BINARY_DOUBLE] [FOR[MAT] format] [DEF[AULT] default] [PROMPT text | NOPR[OMPT]] [HIDE]
A[PPEND] text
ARCHIVE LOG LIST
ATTRIBUTE [type_name.attribute_name [option...]]
BRE[AK] [ON report_element [action [action]]] ...
BTI[TLE] [printspec [text | variable] ...] | [ON | OFF]
C[HANGE] sepchar old [sepchar [new [sepchar]]]
CL[EAR] option ...
COL[UMN] [{column | expr} [option ...]]
COMP[UTE] [function [LAB[EL] text] ... OF {expr | column | alias} ...ON {expr | column | alias | REPORT | ROW} ...]
CONN[ECT] [{logon | / | proxy} [AS {SYSASM |SYSBACKUP |SYSDBA |SYSDG |SYSOPER |SYSRAC |SYSKM}] [edition=value] ]
COPY {FROM database | TO database | FROM database TO database} {APPEND | CREATE | INSERT | REPLACE} destination_table[(column, column, column, ...)] USING query
DEF[INE] [variable] | [variable = text]
DEL [n | n m | n * | n LAST | * | * n | * LAST | LAST]
DESC[RIBE] {[schema.]object[@connect_identifier]}
DISC[ONNECT]
ED[IT] [file_name[.ext]]
EXEC[UTE] statement
{EXIT | QUIT} [SUCCESS | FAILURE | WARNING | n | variable | :BindVariable] [COMMIT | ROLLBACK]
GET [FILE] file_name[.ext] [LIST | NOLIST]
HELP | ? [topic]
HIST[ORY] [n RUN | EDIT | DEL[ETE]] | [CLEAR | LIST]
HO[ST] [command]
I[NPUT] [text]
L[IST] [n | n m | n * | n LAST | * | * n | * LAST | LAST]
PASSW[ORD] [username]
PAU[SE] [text]
PRINT [variable ...]
PRO[MPT] [text]
{QUIT | EXIT} [SUCCESS | FAILURE | WARNING | n | variable | :BindVariable] [COMMIT | ROLLBACK]
RECOVER {general | managed | BEGIN BACKUP | END BACKUP}
REM[ARK]
REPF[OOTER] [PAGE] [printspec [text | variable] ...]| [ON | OFF]
REPH[EADER] [PAGE] [printspec [text | variable] ...]| [ON | OFF]
R[UN]
SAV[E] [FILE] file_name[.ext] [CRE[ATE] | REP[LACE] | APP[END]]
SET system_variable value
SHO[W] [option]
SHUTDOWN [ABORT | IMMEDIATE | NORMAL | TRANSACTIONAL [LOCAL]]
SPO[OL] [filename[.ext] [CRE[ATE] | REP[LACE] | APP[END]] | OFF | OUT]
STA[RT] { url | file_name[.ext] } [arg ...]
STARTUP db_options | cdb_options | upgrade_options
STORE {SET} file_name[.ext] [CRE[ATE] | REP[LACE] | APP[END]]
TIMI[NG] [START text | SHOW | STOP]
TTI[TLE] [printspec [text | variable] ...] | [ON | OFF]
UNDEF[INE] variable ...
VAR[IABLE] [variable [type][=value]]
WHENEVER OSERROR {EXIT [SUCCESS | FAILURE | n | variable | :BindVariable] [COMMIT | ROLLBACK] | CONTINUE[COMMIT | ROLLBACK | NONE]}
WHENEVER SQLERROR {EXIT [SUCCESS | FAILURE | WARNING | n | variable | :BindVariable] [COMMIT | ROLLBACK] | CONTINUE [COMMIT | ROLLBACK | NONE]}
XQUERY xquery_statement
SQL*Plusの起動および終了
次のコマンドを使用して、SQL*Plusへのログインおよびログアウトを行います。
SQLPLUS [[option] [logon | / NOLOG] [start]]
optionの構文は、次のとおりです。
-H[ELP] | -V[ERSION] | [ [-C[OMPATIBILITY] x.y[.z]] [-F[ast]] [-M[ARKUP] markup_option] [-L[OGON]] [-NOLOGINTIME] [-R[ESTRICT] {1 | 2 | 3}] [-S[ILENT]] [-AC]]
markup_optionの構成は、次のとおりです。
-
csv_option
-
html_option
csv_optionの構文は、次のとおりです。
CSV {ON|OFF} [DELIMI[TER] character] [QUOTE {ON|OFF}]
html_optionの構文は、次のとおりです。
HTML {ON|OFF} [HEAD text] [BODY text] [TABLE text] [ENTMAP {ON|OFF}] [SPOOL {ON|OFF}] [PRE[FORMAT] {ON|OFF}]
logonの構文は、次のとおりです。
{username[/password] [@connect_identifier] | /} [AS {SYSASM |SYSBACKUP |SYSDBA |SYSDG |SYSOPER |SYSRAC |SYSKM}] [edition=value]
startの構文は、次のとおりです。
@{url | file_name[.ext]} [arg ...]
{EXIT | QUIT} [SUCCESS | FAILURE | WARNING | n | variable | :BindVariable] [COMMIT | ROLLBACK]
保留中の変更をすべてコミットまたはロールバックし、OracleをログアウトしてSQL*Plusを終了し、制御をオペレーティング・システムに戻します。
データベースの起動および停止
データベースの起動および停止には、DBA権限が必要です。
STARTUP db_options | cdb_options | upgrade_options
db optionsの構文は、次のとおりです。
[FORCE] [RESTRICT] [PFILE=filename] [QUIET] [ MOUNT [dbname] | [ OPEN [open_db_options] [dbname] ] | NOMOUNT ]
open_db_optionsの構文は、次のとおりです。
READ {ONLY | WRITE [RECOVER]} | RECOVER
cdb_optionsの構文は、次のとおりです。
root_connection_options | pdb_connection_options
root_connection_optionsの構文は、次のとおりです。
PLUGGABLE DATABASE pdbname [FORCE] | [RESTRICT] [ OPEN {open_pdb_options}]
pdb_connection_optionsの構文は、次のとおりです。
[FORCE] | [RESTRICT] [ OPEN {open_pdb_options}]
open_pdb_optionsの構文は、次のとおりです。
READ WRITE | READ ONLY
upgrade_optionsの構文は、次のとおりです。
[PFILE=filename] {UPGRADE | DOWNGRADE} [QUIET]
データベースのマウントおよびオープンを含む様々なオプションを付けて、Oracle Databaseインスタンスを起動します。
SHUTDOWN [ABORT | IMMEDIATE |NORMAL| TRANSACTIONAL [LOCAL]]
現在実行中のOracleインスタンスを停止します。データベースのクローズおよびディスマウントが実行されます。
コマンドの入力と実行
次のコマンドを使用して、SQLコマンドおよびPL/SQLブロックの実行と経過時間に関する情報を収集します。
/ (スラッシュ)
SQLバッファに格納されている、最後に実行されたSQLコマンドまたはPL/SQLブロックを実行します。コマンドは表示されません。SQL*Plusコマンドラインのコマンド・プロンプトまたは行番号プロンプトでスラッシュ(/)を使用します。
EXEC[UTE] statement
1つのPL/SQL文またはストアド・プロシージャを実行します。
R[UN]
SQLバッファに格納されている、最後に実行されたSQLコマンドまたはPL/SQLブロックを表示して実行します。
TIMI[NG] [START text | SHOW | STOP]
経過時間をタイミング・データとして記録します。あるいは、現行のタイマーの名前およびタイミング・データ、またはアクティブなタイマーの数を表示します。
次のコマンドを使用して、ヘルプ・システムにアクセスします。
HELP | ? [topic]
コマンドラインのヘルプ・システムにアクセスします。HELP INDEXまたは?INDEXを入力して、項目のリストを表示します。Oracle Databaseライブラリ(http://www.oracle.com/technology/documentation
)を参照できます。
次のコマンドを使用して、オペレーティング・システムのコマンドを実行します。
HO[ST] [command]
SQL*Plusを終了せずに、オペレーティング・システムのコマンドを実行します。コマンドを指定せずにHOSTと入力すると、オペレーティング・システム・プロンプトが表示されます。そのプロンプトでは、複数のオペレーティング・システム・コマンドを入力できます。
オペレーティング・システムによっては、HOSTのかわりに「!」などの文字を使用できます。(UNIXの場合、Windowsの場合は「$」)詳細は、各オペレーティング・システム向けに提供されているOracleインストレーション・ガイドおよびユーザーズ・ガイドを参照してください。
SQL、SQL*PlusおよびPL/SQLコマンドの操作
次のコマンドを使用して、SQLコマンドおよびPL/SQLブロックを編集します。
A[PPEND] text
指定されたテキストを、SQLバッファ内の現在の行の末尾に追加します。前にある文字とtextを空白で区切るには、間に空白を2つ入力します。セミコロンで終わるテキストを追加する場合は、コマンドの最後にセミコロンを2つ入力します(1つのセミコロンはコマンドの終わりを意味します)。
C[HANGE] sepchar old [sepchar [new [sepchar]]]
SQLバッファの現在の行で、最初にoldと一致した項目を変更します。sepcharには、スラッシュ(/)や感嘆符(!)などの英数字以外の文字が使用できます。CHANGEと最初のsepcharの間の空白は省略できます。
DEL [n | n m | n * | n LAST | * | * n | * LAST | LAST]
SQLバッファ内の行を1行以上削除します(アスタリスク(*)は現在の行を意味します)。DELとn、またはDELと*の間の空白は省略できますが、DELとLASTの間の空白は省略できません。バッファ内のカレント行を削除するには、句を指定せずに、DELを入力します。
I[NPUT] [text]
SQLバッファの現在の行の後に、1行以上のテキストを追加します。
L[IST] [n | n m | n * | n LAST | * | * n | * LAST | LAST]
SQLバッファに格納されている、最後に実行された1行以上のSQLコマンドまたはPL/SQLブロックを表示します。アスタリスク(*)は現在の行を意味します。LISTとn、またはLISTと*の間の空白は省略できますが、LISTとLASTの間の空白は省略できません。すべての行を表示するときは、句を指定せずにLISTと入力します。
次のコマンドを使用して、スクリプトを実行します。
@ { url | file_name[.ext] } [arg ]
指定されたスクリプト内のSQL*Plus文を実行します。スクリプトは、ローカル・ファイル・システムまたはWebサーバーから呼び出すことができます。通常どおり、値はスクリプト変数に代入できます。
@@ { url | file_name[.ext] } [arg ]
指定されたスクリプト内のSQL*Plus文を実行します。このコマンドは、@コマンドとほぼ同じです。呼出しスクリプトと同じパスまたはurlで指定されたスクリプトを検索する機能があるため、このコマンドはネストしたスクリプトを実行する場合に便利です。
STA[RT] { url | file_name[.ext] } [arg ...]
指定されたスクリプト内のSQL*Plus文を実行します。スクリプトは、ローカル・ファイル・システムまたはWebサーバーから呼び出すことができます。通常どおり、値はスクリプト変数に代入できます。
次のコマンドを使用して、スクリプトを作成および変更します。
ED[IT] [file_name[.ext]]
オペレーティング・システムのテキスト・エディタを起動します。テキスト・エディタには、指定したファイルの内容またはSQLバッファの内容が表示されます。バッファの内容を編集するときは、ファイル名を省略します。
GET file_name[.ext] [LIST | NOLIST]
ファイルからSQLバッファに、SQL文またはPL/SQLブロックをロードします。
REM[ARK]
スクリプト内でコメントを開始します。REMARKコマンドは、コメント行の先頭に指定する必要があります。また、コメントはその行の終わりで終了します(1行にコメントとコマンドの両方は記述できません)。SQL*Plusはコメントをコマンドとして解釈しません。
SAV[E] file_name[.ext] [CRE[ATE] | REP[LACE] | APP[END]]
SQLバッファの内容をファイルに保存します。
STORE {SET} file_name[.ext] [CRE[ATE] | REP[LACE] | APP[END]]
現行のSQL*Plus環境の属性をファイルに保存します。
WHENEVER OSERROR {EXIT [SUCCESS | FAILURE | n | variable | :BindVariable] [COMMIT | ROLLBACK] | CONTINUE [COMMIT | ROLLBACK | NONE]}
オペレーティング・システム・エラー(ファイルの書込みエラーなど)が発生した場合に、指定された処置(デフォルトでは、SQL*Plusの終了)を実行します。
WHENEVER SQLERROR {EXIT [SUCCESS | FAILURE | WARNING | n | variable | :BindVariable] [COMMIT | ROLLBACK] | CONTINUE [COMMIT | ROLLBACK | NONE]}
SQLコマンドまたはPL/SQLブロックでエラーが発生した場合に、指定された処置(デフォルトでは、SQL*Plusの終了)を実行します。
次のコマンドを使用して、対話形式のコマンドを記述します。
ACC[EPT] variable [NUM[BER] | CHAR | DATE | BINARY_FLOAT | BINARY_DOUBLE] [FOR[MAT] format] [DEF[AULT] default] [PROMPT text | NOPR[OMPT]] [HIDE]
入力された行を読み込み、指定された置換変数に行の内容を格納します。
DEF[INE] [variable] | [variable = text]
置換変数を指定してCHAR型の値を割り当てるか、1つまたはすべての変数の値および変数タイプを表示します。
PAU[SE] [text]
指定されたテキストを表示して、[Enter]キーを押すまで一時停止します。
PRO[MPT] [text]
指定されたメッセージまたは空白行をユーザーの画面に送信します。
UNDEF[INE] variable ...
指定された1つ以上の置換変数を削除します。削除する置換変数には、DEFINEコマンドによって明示的に定義された変数、またはSTARTコマンドの引数によって暗黙的に定義された変数を指定できます。
次のコマンドを使用して、バインド変数を作成または表示します。
PRINT [variable ...]
バインド変数の現在の値またはすべてのバインド変数を表示します。
VAR[IABLE] [variable [type][=value]]
PL/SQLで参照可能なバインド変数を宣言するか、1つまたはすべての変数の現在の表示特性を表示します。
typeには、次のいずれかを指定します。
- NUMBER
- CHAR
- CHAR (n [CHAR | BYTE])
- NCHAR
- NCHAR (n)
- VARCHAR2 (n [CHAR | BYTE])
- NVARCHAR2 (n)
- CLOB
- NCLOB
- REFCURSOR
- BINARY_FLOAT
- BINARY_DOUBLE
valueにより、入力バインディングの変数に値を割り当てることができます。
次の記号を使用して、スクリプト内で使用する置換変数およびパラメータを作成します。
&n
STARTコマンドで起動するスクリプトのパラメータを指定します。スクリプト名に続いて入力した最初の値が&1に代入され、2番目の値が&2に代入され、以降同様に続きます。
&user_variable, &&user_variable
SQLまたはSQL*Plusコマンドで使用される置換変数を示します。SQL*Plusは、検出した各置換変数に、指定された置換変数の値を代入します。置換変数が定義されていない場合、SQL*Plusは&変数を検出するたびに値の入力をユーザーに要求します。&&変数の場合は、最初に検出したときのみ値の入力をユーザーに要求します。
. (ピリオド)
置換変数に続く文字が変数名の一部と解釈される可能性がある場合、ピリオド(.)によって置換変数名の末尾を示します。
問合せ結果の書式設定
次のコマンドを使用して、問合せ結果の書式設定、保存および表示を行います。
ATTRIBUTE [type_name.attribute_name [option...]]
オブジェクト型列の属性の表示特性(NUMBERデータの書式など)を指定します。列および属性は、共通のネームスペースを共有するため、同じ名前は指定できません。また、1つまたはすべての属性の現行の表示特性を表示します。
optionには、次のいずれかの句を指定します。
- ALI[AS] alias
- CLE[AR]
- FOR[MAT] format
- LIKE {type_name.attribute_name|alias}
- ON|OFF
- BRE[AK] [ON report_element [action [action]]] ...
次に示すような、レポートのどこで変更が発生するか、および実行する書式設定に関するアクションを指定します。
-
特定の列について重複する値の非表示
-
特定の列値が変更されるたびに1行スキップ
-
特定の列値が変更されるたび、またはレポートの終わりに、計算された数値を出力
現在のBREAKの定義を表示するには、句を指定せずにBREAKと入力します。
report_elementの構文は、次のとおりです。
{column | expr | ROW | REPORT}
actionの構文は、次のとおりです。
[SKI[P] n | [SKI[P]] PAGE] [NODUP[LICATES] | DUP[LICATES]]
BTI[TLE] [printspec [text | variable] ...] | [ON | OFF]
各レポート・ページの下部にタイトルを配置し書式設定するか、または現行のBTITLE定義を表示します。printspecには、次のいずれかの句を指定します。
- BOLD
- CE[NTER]
- COL n
- FORMAT text
- LE[FT]
- R[IGHT]
- S[KIP] [n]
- TAB n
- CL[EAR] option ...
指定したオプションの現行の値または設定をリセットまたは消去します。
optionには、次のいずれかの句を指定します。
- BRE[AKS]
- BUFF[ER]
- COL[UMNS]
- COMP[UTES]
- SCR[EEN]
- SQL
- TIMI[NG]
- COL[UMN] [{column | expr} [option ...]]
特定の列について次のような表示属性を指定します。
-
列ヘッダーのテキスト
-
列ヘッダーの位置
-
NUMBERデータの書式
-
列データの折返し
また、1つまたはすべての列の現行の表示属性も表示します。
optionには、次のいずれかの句を指定します。
- ALI[AS] alias
- CLE[AR]
- ENTMAP {ON | OFF}
- FOLD_A[FTER]
- FOLD_B[EFORE]
- FOR[MAT] format
- HEA[DING] text
- JUS[TIFY] {L[EFT] | C[ENTER] | R[IGHT]}
- LIKE {expr | alias}
- NEWL[INE]
- NEW_V[ALUE] variable
- NOPRI[NT] | PRI[NT]
- NUL[L] text
- OLD_V[ALUE] variable ON | OFF
- WRA[PPED] | WOR[D_WRAPPED] | TRU[NCATED]
列の表示書式を設定するには、format要素に列の表示書式を指定して、COLUMN [{column |expr} FORMAT format]と入力します。
NUMBER列の表示書式を変更するには、FORMATの後に、次に示すいずれかの要素を指定します。
要素 | 例 | 説明 |
---|---|---|
, (カンマ) |
9,999 |
指定した位置にカンマが表示されます。 |
. (ピリオド) |
99.99 |
数値の整数部と小数部を区切るピリオド(小数点)が表示されます。 |
$ |
$9999 |
先行ドル記号が表示されます。 |
0 |
0999 9990 |
先行ゼロが表示されます。後続ゼロが表示されます。 |
9 |
9999 |
9の数で指定した桁数の値が表示されます。値には、正の値の場合は先行空白、負の値の場合は先頭に先行マイナス記号が表示されます。先行0(ゼロ)には空白が表示されます。0(ゼロ)の値には0(ゼロ)が表示されます。 |
B |
B9999 |
書式モデル内の0(ゼロ)にかかわらず、整数部が0(ゼロ)の場合、固定小数点数の整数部に空白が表示されます。 |
C |
C999 |
指定した位置にISO通貨記号が表示されます。 |
D |
99D99 |
数値の整数部と小数部を区切る小数点文字が表示されます。 |
EEEE |
9.999EEEE |
値が科学表記法で表示されます(書式には確実に4つの「E」を含める必要があります)。 |
G |
9G999 |
数値の整数部の指定した位置に桁グループ・セパレータが表示されます。 |
L |
L999 |
指定した位置に各国通貨記号が表示されます。 |
MI |
9999MI |
負の値の後に後続マイナス記号が表示されます。正の値の後に後続空白が表示されます。 |
PR |
9999PR |
負の値は<山カッコ>で囲まれて表示されます。正の値の場合は、先行空白および後続空白が表示されます。 |
RN rn |
RN rn |
大文字のローマ数字が表示されます。小文字のローマ数字が表示されます。値は1から3999の整数となります。 |
S |
S9999 9999S |
先行マイナス記号またはプラス記号が表示されます。後続マイナス記号またはプラス記号が表示されます。 |
TM |
TM |
小数点文字の最小の数が表示されます。デフォルトはTM9です。出力に使用される固定表記法の場合は最大64文字、科学表記法の場合は65文字以上です。TMの前に他の要素を指定することはできません。TMの後には単一の9またはEのみを指定できます。 |
U |
U9999 |
指定した位置に、第2通貨記号が表示されます。 |
COMP[UTE] [function [LAB[EL] text] ... OF {expr | column | alias} ...ON {expr | column | alias | REPORT | ROW} ...]
BREAKコマンドと組み合せて、各種の標準計算方法を使用してサマリー行を計算して出力します。すべてのCOMPUTE定義もリスト表示します。次の表に有効な関数を示します。NUMBER以外の関数は、NULL値に対して使用できません。COMPUTEの関数は、常にAVG、COUNT、MINIMUM、MAXIMUM、NUMBER、SUM、STD、VARIANCEの順に実行されます。
機能 | 計算 | 適用されるデータ型 |
---|---|---|
AVG |
NULL以外の値の平均 |
NUMBER |
COU[NT] |
NULL以外の値の数 |
すべてのタイプ |
MIN[IMUM] |
最小値 |
NUMBER、CHAR、NCHAR、VARCHAR2(VARCHAR)、NVARCHAR2(NCHAR VARYING) |
MAX[IMUM] |
最大値 |
NUMBER、CHAR、NCHAR、VARCHAR2(VARCHAR)、NVARCHAR2(NCHAR VARYING) |
NUM[BER] |
行の数 |
すべてのデータ型 |
SUM |
NULL以外の値の合計 |
NUMBER |
STD |
NULL以外の値の標準偏差 |
NUMBER |
VAR[IANCE] |
NULL以外の値の平方偏差 |
NUMBER |
REPF[OOTER] [PAGE] [printspec [text | variable] ...]| [ON | OFF]
レポートの下部にフッターを配置して書式設定したり、現行のREPFOOTER定義を表示します。
printspecには、次のいずれかの句を指定します。
- BOLD
- CE[NTER]
- COL n
- FORMAT text
- LE[FT]
- R[IGHT]
- S[KIP] [n]
- TAB n
- REPH[EADER] [PAGE] [printspec [text | variable] ...]| [ON | OFF]
レポートの上部にヘッダーを配置して書式設定したり、現行のREPHEADER定義を表示します。
printspecには、REPFOOTERで示したいずれかの句を指定します。
SPO[OL] [filename[.ext] [CRE[ATE] | REP[LACE] | APP[END]] | OFF | OUT]
問合せ結果をファイルに格納し、必要に応じてそのファイルをプリンタに送信します。OFFが指定されると、スプールを停止します。OUTが指定されると、スプールを停止して、ファイルをコンピュータのデフォルトのプリンタに送信します。現行のスプール状態を表示するには、句を指定しないでSPOOLのみを入力します。ファイル拡張子が指定されていない場合、デフォルトの拡張子.lstまたは.lisが使用されます。
TTI[TLE] [printspec [text | variable] ...] | [ON | OFF]
各レポート・ページの上部に、指定したタイトルを配置して書式設定したり、現行のTTITLE定義を表示します。TTITLEコマンドの後に引用符で囲まれた単一の語または文字列のみを指定した場合は、旧形式のTTITLEが使用されます。
printspecには、次のいずれかの句を指定します。
- BOLD
- CE[NTER]
- COL n
- FORMAT text
- LE[FT]
- R[IGHT]
- S[KIP] [n]
- TAB n
データベースへのアクセス
次のコマンドを使用して、異なるデータベース上の表との間でデータのアクセスおよびコピーを行います。
CONN[ECT] [{logon | / | proxy} [AS {SYSASM |SYSBACKUP |SYSDBA |SYSDG |SYSOPER |SYSRAC |SYSKM}] [edition=value] ]
logonの構文は、次のとおりです。
username[/password]@connect_identifier
proxyの構文は、次のとおりです。
proxyuser[username] [/password] [@connect_identifier]
注意:
proxyのusernameを囲むカッコは必須構文です。
指定されたユーザー名でOracle Databaseに接続します。connect_identifierを省略した場合は、デフォルトのデータベースに接続されます。usernameまたはpasswordを指定しないと、入力するように求められます。CONNECTの後にスラッシュ(/)を入力すると、デフォルト(OPS$)のログオンが接続に使用されます。
CONNECTコマンドを実行すると、サイト・プロファイルglogin.sqlおよびユーザー・プロファイルlogin.sqlが順に処理されます。CONNECTコマンドでは、初期接続に失敗した場合にユーザー名またはパスワードを求めるプロンプトは表示されません。
DISC[ONNECT]
データベースに対する保留中の変更をコミットし、現行のユーザーをOracleからログオフします。ただし、SQL*Plusは終了しません。SQL*Plusコマンドラインでは、EXITまたはQUITを使用してOracleからログアウトし、コンピュータのオペレーティング・システムに制御を戻します。
COPY {FROM database | TO database | FROM database TO database} {APPEND | CREATE | INSERT | REPLACE} destination_table[(column, column, column, ...)] USING query
databaseでは、次の構文に従います。
username[/password]@connect_identifier
問合せから、同じデータベースまたは別のデータベースにある表にデータをコピーします。APPEND、CREATE、INSERTまたはREPLACEを指定すると、コピー先の表に既存のデータが存在する場合の処理方法を設定できます。USING queryによって、コピー元の表が識別され、コピーする行および列を決定できます。COPYでは、CHAR、DATE、LONG、NUMBERおよびVARCHAR2データ型を使用できます。
PASSW[ORD] [username]
パスワードを変更できます。入力デバイスには表示されません。
XQUERY xquery_statement
SQL*PlusからXQueryを実行できます。
その他
ARCHIVE LOG LIST
REDOログ・ファイルに関する情報を表示します。
DESC[RIBE] {[schema.]object[@connect_identifier]}
表、ビューまたはシノニムに関する列定義、またはファンクションまたはプロシージャに関する仕様を表示します。
RECOVER {general | managed | BEGIN BACKUP | END BACKUP}
general句の構文は次のとおりです。
[AUTOMATIC] [FROM location] { {full_database_recovery | partial_database_recovery | LOGFILE filename} [ {TEST | ALLOW integer CORRUPTION | parallel_clause } [TEST |ALLOW integer CORRUPTION | parallel_clause ]...]|CONTINUE [DEFAULT] | CANCEL}
full_database_recovery句の構文は次のとおりです。
[STANDBY] DATABASE [ {UNTIL {CANCEL | TIME date | CHANGE integer} | USING BACKUP CONTROLFILE} [UNTIL {CANCEL | TIME date | CHANGE integer} | USING BACKUP CONTROLFILE | SNAPSHOT TIME date]]
partial_database_recovery句の構文は次のとおりです。
{TABLESPACE tablespace [, tablespace]... | DATAFILE {filename | filenumber} [, filename | filenumber]... | STANDBY {TABLESPACE tablespace [, tablespace]... | DATAFILE {filename | filenumber} [, filename | filenumber]...} UNTIL [CONSISTENT WITH] CONTROLFILE }
parallel句の構文は次のとおりです。
{ NOPARALLEL | PARALLEL [ integer ] }
managed句の構文は次のとおりです。
MANAGED STANDBY DATABASE recover_clause | cancel_clause | finish_clause
recover_clauseの構文は次のとおりです。
{ { DISCONNECT [ FROM SESSION ] | { TIMEOUT integer | NOTIMEOUT } } | { NODELAY | DEFAULT DELAY | DELAY integer } | NEXT integer | { EXPIRE integer | NO EXPIRE } | parallel_clause | USING CURRENT LOGFILE | UNTIL CHANGE integer | THROUGH { [ THREAD integer ] SEQUENCE integer | ALL ARCHIVELOG | { ALL | LAST | NEXT } SWITCHOVER} } [ DISCONNECT [ FROM SESSION ] | { TIMEOUT integer | NOTIMEOUT } | { NODELAY | DEFAULT DELAY | DELAY integer } | NEXT integer | { EXPIRE integer | NO EXPIRE } | parallel_clause | USING CURRENT LOGFILE | UNTIL CHANGE integer | THROUGH { [ THREAD integer ] SEQUENCE integer | ALL ARCHIVELOG | { ALL | LAST | NEXT } SWITCHOVER} ]
cancel_clauseの構文は次のとおりです。
CANCEL [IMMEDIATE] [WAIT | NOWAIT]
finish_clauseの構文は次のとおりです。
[ DISCONNECT [ FROM SESSION ] ] [ parallel_clause ] FINISH [ SKIP [ STANDBY LOGFILE ] ] [ WAIT | NOWAIT ]
parallel_clauseの構文は次のとおりです。
{ NOPARALLEL | PARALLEL [ integer ] }
1つ以上の表領域またはデータ・ファイル、あるいはデータベース全体のメディア・リカバリを実行します。
SET system_variable value
現行のセッションに対するSQL*Plus環境を変更するシステム変数を設定します。たとえば、次のものがあります。
-
データの表示幅の設定
-
HTML書式設定のカスタマイズ
-
列ヘッダーの出力の有効化または無効化
-
1ページごとの行数の設定
次に示すシステム変数の後に、値を指定して入力します。システム変数のデフォルト値に下線が付けられます。
- SET APPI[NFO]{ON | OFF | text}
- SET ARRAY[SIZE] {15 | n}
- [] { | | [SET] | n}
- SET AUTOP[RINT] {ON | OFF}
- SET AUTORECOVERY {ON | OFF]
- SET AUTOT[RACE] {ON | OFF | TRACE[ONLY]} [EXP[LAIN]] [STAT[ISTICS]]
- SET BLO[CKTERMINATOR] {. | c | ON | OFF}
- SET CMDS[EP] {; | c | ON | OFF}
- SET COLINVI[SIBLE] {ON | OFF}
- SET COLSEP {_ | text}
- SET CON[CAT] {. | c | ON | OFF}
- SET COPYC[OMMIT] {0 | n}
- SET COPYTYPECHECK {ON | OFF}
- SET DEF[INE] {& | c | ON | OFF}
- SET DESCRIBE [DEPTH {1 | n | ALL}] [LINENUM {ON | OFF}] [INDENT {ON | OFF}]
- SET ECHO {ON | OFF}
- SET EDITF[ILE] file_name[.ext]
- SET EMB[EDDED] {ON | OFF}
- SET ERRORL[OGGING] {ON | OFF} [TABLE [schema.]tablename] [TRUNCATE] [IDENTIFIER identifier]
- SET ESC[APE] {\ | c | ON | OFF}
- SET ESCCHAR {@ | ? | % | $ | OFF}
- SET EXITC[OMMIT] {ON | OFF}
- SET FEED[BACK] {6 | n | ON | OFF | ONLY}
- SET FLAGGER {OFF | ENTRY | INTERMED[IATE] | FULL}
- SET FLU[SH] {ON | OFF}
- SET HEA[DING] {ON | OFF}
- SET HEADS[EP] { | | c | ON | OFF}
- SET HIST[ORY] {ON | OFF | n}
- SET INSTANCE [instance_path | LOCAL]
- SET LIN[ESIZE] {80 | n}
- SET LOBOF[FSET] {n | 1}
- SET LOBPREF[ETCH] {0 | n}
- SET LOGSOURCE [pathname]
- SET LONG {80 | n}
- SET LONGC[HUNKSIZE] {80 | n}
- SET MARK[UP] CSV {ON|OFF} [DELIMI[TER] character] [QUOTE {ON|OFF}]
- SET MARK[UP] HTML {ON|OFF} [HEAD text] [BODY text] [TABLE text] [ENTMAP {ON|OFF}] [SPOOL {ON|OFF}] [PRE[FORMAT] {ON|OFF}]
- SET NEWP[AGE] {1 | n | NONE}
- SET NULL text
- SET NUMF[ORMAT] format
- SET NUM[WIDTH] {10 | n}
- SET PAGES[IZE] {14 | n}
- SET PAU[SE] {ON | OFF | text}
- SET RECSEP {WR[APPED] | EA[CH] | OFF}
- SET RECSEPCHAR { | c}
- SET ROWPREF[ETCH] {1 | n}
- SET SECUREDCOL {ON | OFF} [UNAUTH[ORIZED] text][UNK[NOWN] text]
- SET SERVEROUT[PUT] {ON | OFF} [SIZE {n | UNL[IMITED]}] [FOR[MAT] {WRA[PPED] | WOR[D_WRAPPED] | TRU[NCATED]}]
- SET SHIFT[INOUT] {VIS[IBLE] | INV[ISIBLE]}
- SET SHOW[MODE] {ON | OFF}
- SET SQLBL[ANKLINES] {ON | OFF}
- SET SQLC[ASE] {MIX[ED] | LO[WER] | UP[PER]}
- SET SQLCO[NTINUE] {> | text}
- SET SQLN[UMBER] {ON | OFF}
- SET SQLPLUSCOMPAT[IBILITY] {x.y[.z]}
- SET SQLPRE[FIX] {# | c}
- SET SQLP[ROMPT] {SQL> | text}
- SET SQLT[ERMINATOR] {; | c | ON | OFF}
- SET STATEMENTC[ACHE] {0 | n}
- SET SUF[FIX] {SQL | text}
- SET TAB {ON | OFF}
- SET TERM[OUT] {ON | OFF}
- SET TI[ME] {ON | OFF}
- SET TIMI[NG] {ON | OFF}
- SET TRIM[OUT] {ON | OFF}
- SET TRIMS[POOL] {ON | OFF}
- SET UND[ERLINE] {- | c | ON | OFF}
- SET VER[IFY] {ON | OFF}
- SET WRA[P] {ON | OFF}
- SET XMLOPT[IMIZATIONCHECK] [ON|OFF]
- SET XQUERY BASEURI {text}
- SET XQUERY ORDERING {UNORDERED | ORDERED | DEFAULT}
- SET XQUERY NODE {BYVALUE | BYREFERENCE | DEFAULT}
- SET XQUERY CONTEXT {text}
- SHO[W] [option]
SQL*Plusのシステム変数の値または現行のSQL*Plus環境を表示します。system_variableには、SETコマンドで設定したシステム変数を入力します。SHOW SGAの場合は、DBA権限でのログインが必要です。optionには、次の語または句のいずれかを指定します。
- system_variable
- ALL
- CON_ID
- CON_NAME
- BTI[TLE]
- EDITION
- ERR[ORS] [ {ANALYTIC VIEW | ATTRIBUTE DIMENSION | HIERARCHY | FUNCTION | PROCEDURE | PACKAGE | PACKAGE BODY | TRIGGER | VIEW | TYPE | TYPE BODY | DIMENSION | JAVA CLASS} [schema.]name]
- HIST[ORY]
- LNO
- LOBPREF[ETCH]
- PARAMETER[S] [parameter_name]
- PDBS
- PNO
- RECYC[LEBIN] [original_name]
- REL[EASE]
- REPF[OOTER]
- REPH[EADER]
- ROWPREF[ETCH]
- SGA
- SPOO[L]
- SPPARAMETER[S] [parameter_name]
- SQLCODE
- STATEMENTC[ACHE]
- TTI[TLE]
- USER
- XQUERY
SQL*Plusクイック・リファレンス, リリース2 (12.2)
E72897-04
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