24 Forms

この章では、Oracle Formsのメトリックについて説明します。

24.1 平均サーブレット・レスポンス時間

Formsサーブレットの平均レスポンス時間(ミリ秒)です。

24.1.1 平均レスポンス時間(ミリ秒)

このメトリックは、平均レスポンス時間を計測します。

ターゲット・バージョン	評価および収集頻度	デフォルトの警告のしきい値	デフォルトのクリティカルのしきい値	アラート・テキスト
リリース11gR2以上	5分ごと	500	1000	Formsリスナーのレスポンス時間は許容されません。

24.1.2 instname.value

この項の残りの情報は、このメトリックがEnterprise Manager Grid ControlまたはEnterprise Manager Cloud Control (該当する場合)で表示される場合にのみ有効です。

ターゲット・バージョン	収集頻度
リリース11gR2以上	5分ごと

24.2 Formsリソース使用率

このメトリックは、すべてのFormsセッションで使用されているリソースを測定します。

24.2.1 CPU使用率(%)

このメトリックは、すべてのFormsセッションのCPUの使用率を示します。

ターゲット・バージョン	評価および収集頻度	デフォルトの警告のしきい値	デフォルトのクリティカルのしきい値	アラート・テキスト
リリース11gR2以上	5分ごと	80	90	cpu.componentは%value%で、警告(%warning_threshold%)またはクリティカル(%critical_threshold%)のしきい値を超えています。

ユーザー処理

Fusion Middleware Controlのホストのホームページにナビゲートして上部プロセスをチェックし、CPUを最も多く消費するプロセスを特定できるかどうか確認します。もしくは、Fusion Middleware Controlのホストのパフォーマンス・ページに移動して、CPUを最も消費しているプロセスを表示して適切な処置を行います。

24.2.2 合計CPU時間(ミリ秒)

このメトリックは、すべてのFormsセッションで使用されている合計CPU時間(ミリ秒)を示します。

ターゲット・バージョン	収集頻度
リリース11gR2以上	5分ごと

ユーザー処理

ユーザー処理は必要ありません。

24.2.3 instname.value

この項の残りの情報は、このメトリックがEnterprise Manager Grid ControlまたはEnterprise Manager Cloud Control (該当する場合)で表示される場合にのみ有効です。

ターゲット・バージョン	収集頻度
リリース11gR2以上	5分ごと

ユーザー処理

ユーザー処理は必要ありません。

24.2.4 合計プライベート・メモリー(MB)

このメトリックは、すべてのFormsセッションで使用されている合計メモリー(KB)を測定します。この値はLinux上の実際のプライベート・メモリーではなく、常駐設定サイズ(RSS)を示しています。RSSは、管理上、プロセスが使用している物理メモリー内のページ数から3を引いたものになっています。

ターゲット・バージョン	評価および収集頻度	デフォルトの警告のしきい値	デフォルトのクリティカルのしきい値	アラート・テキスト
リリース11gR2以上	5分ごと	80	90	合計プライベート・メモリーは%value%%%で、警告(%warning_threshold%%%)またはクリティカル(%critical_threshold%%%)のしきい値を超えています。

ユーザー処理

Fusion Middleware Controlのホストのホーム・ページに移動して上位プロセスを確認し、メモリーを最も消費しているプロセスを特定できるかどうかを確認します。もしくは、Fusion Middleware Controlのホストのパフォーマンス・ページに移動して、メモリーを最も消費しているプロセスを表示して適切な処置を行います。

24.3 JVMコントローラ

「JVMコントローラ」カテゴリは、すべてのJVMコントローラに関する情報を提供します。

24.3.1 JVM CPU使用率(%)

このメトリックは、子JVMプロセスを含むJVMコントローラのCPUの使用率を示します。

ユーザー処理

Fusion Middleware Controlのホストのホームページにナビゲートして上部プロセスをチェックし、CPUを最も多く消費するプロセスを特定できるかどうか確認します。もしくは、Fusion Middleware Controlのホストのパフォーマンス・ページに移動して、CPUを最も消費しているプロセスを確認します。

24.3.2 CPU時間(ミリ秒)

このメトリックは、子JVMプロセスを含むJVMコントローラ・プロセスで使用されているCPU時間(ミリ秒)を示します。

24.3.3 このJVMコントローラで実行中のJVMの数

このメトリックは、このJVMコントローラに対して実行されているJVMの数を示します。

24.3.4 JVMプライベート・メモリー(KB)

このメトリックは、子JVMプロセスを含むJVMコントローラで使用されているプライベート・メモリー(KB)を示します。この値はLinux上の実際のプライベート・メモリーではなく、常駐設定サイズ(RSS)を示しています。RSSは、管理上、プロセスが使用している物理メモリー内のページ数から3を引いたものになっています。

24.3.5 起動時間(ミリ秒)

このメトリックは、JVMコントローラの稼働時間(ミリ秒)を示します。

24.4 セッションの数

セッションの数のカテゴリは、すべてのセッションに関する情報を提供します。

24.4.1 セッションの数

このメトリックは、様々なWebLogic Serverインスタンスにデプロイされている、すべてのFormsアプリケーション・デプロイメントのFormsセッションの合計数を示します。

ターゲット・バージョン	収集頻度
リリース11gR2以上	5分ごと

24.5 レスポンス

レスポンスのカテゴリは、WebLogic Server のWLS_FORMS内のデフォルトFormsアプリケーション・デプロイメント'formsapp'に関する情報を示します。

24.5.1 instname.value

この項の残りの情報は、このメトリックがEnterprise Manager Grid ControlまたはEnterprise Manager Cloud Control (該当する場合)で表示される場合にのみ有効です。

ターゲット・バージョン	評価および収集頻度	デフォルトの警告のしきい値	デフォルトのクリティカルのしきい値	アラート・テキスト
リリース11gR2以上	1分ごと	500	1000	Formsリスナーのレスポンス時間は許容されません。

24.5.2 ステータス

このメトリックは、WebLogic ServerのWLS_FORMS内で実行されているFormsアプリケーション'formsapp'のステータスを示します。デフォルトで、このメトリックにはクリティカルのしきい値0が設定されています。これはFormsサーブレットに到達できず、Formsインスタンスにアクセスできないことを意味します。クリティカル・アラートは、メトリック値がクリティカルのしきい値に到達したときに生成されます。このしきい値はデフォルト値のままにしておくことをお薦めします。

ターゲット・バージョン	評価および収集頻度	デフォルトの警告のしきい値	デフォルトのクリティカルのしきい値	アラート・テキスト
すべてのバージョン	1分ごと	定義なし	0	Formsインスタンスにアクセスできません。

このメトリックの値は、Formsアプリケーションの可用性の測定結果から取得されます。

このメトリックの現在の値は、Formsホーム・ページの「デプロイメント」表にも表示されます。

ユーザー処理

WLS_FORMSインスタンスが開始されたかどうかを確認します。開始されている場合は、アプリケーションformsapp.earが正常にデプロイされているかどうかを確認します。