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Oracle® Enterprise Manager Cloud Control Oracleコンプライアンス標準リファレンス
13cリリース2
E79384-03
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11 Oracle Identity Managerクラスタ・コンプライアンス標準

次に示すのは、Oracle Identity Managerクラスタ・コンプライアンス標準のコンプライアンス・ルールです。

11.1 Oracle Identity Managerクラスタ構成のコンプライアンス

Oracle Identity Managerクラスタ構成のコンプライアンス標準のコンプライアンス・ルールは、次のとおりです。

11.1.1 ブロック・サイズ

説明: Oracle Identity Managerが接続するOracleデータベースについて、ブロック・サイズが8192バイト以上であることを確認します。

重大度: マイナー警告

理由: ブロック・サイズが8192バイト未満の場合、パフォーマンスが低下する可能性があります。

11.1.2 変更ログ・アダプタ・パラメータ

説明: 変更ログ・アダプタ・パラメータ

重大度: 警告

理由: 最大プール・サイズが500、操作タイムアウトが1500000、最大プール待機が1000であることを確認してください

11.1.3 カーソルの共有

説明: Oracle Identity Managerが接続するOracleデータベースについて、構成プロパティCURSOR_SHARINGがFORCEに設定されていることを確認します。

重大度: マイナー警告

理由: CURSOR_SHARINGをFORCE以外に設定すると、パフォーマンスが低下する可能性があります。

11.1.4 データベース統計

説明: データベース統計の収集

重大度: 警告

理由: データベース統計は、SQL問合せの実行時にOracleオプティマイザが最適な計画を選択するために不可欠な情報です。データベース統計は、OracleオプティマイザがSQL問合せを実行する場合に最適な計画を選択するために必要です。OIMとOIM依存スキーマ(*_MDS、*_SOAINFRA、*_OPSSおよび*_ORASDPM)の統計を定期的に収集することをお薦めします。

11.1.5 データベース・ライター・プロセスの初期数

説明: Oracle Identity Managerが接続するOracleデータベースについて、データベース・ライター・プロセスの初期数が2以上であることを確認します。

重大度: マイナー警告

理由: データベース・ライター・プロセスの初期数が2未満の場合、パフォーマンスが低下する可能性があります。

11.1.6 KEEPバッファ・プール

説明: Oracle Identity Managerが接続するOracleデータベースについて、KEEPバッファ・プールが800M以上であることを確認します。

重大度: マイナー警告

理由: KEEPバッファ・プールのサイズが800M未満の場合、パフォーマンスが低下する可能性があります。

11.1.7 ログ・バッファ

説明: Oracle Identity Managerが接続するOracleデータベースについて、ログ・バッファが15MB以上であることを確認します。

重大度: マイナー警告

理由: ログ・バッファのサイズが15MB未満の場合、パフォーマンスが低下する可能性があります。

11.1.8 オープン・カーソルの最大数

説明: Oracle Identity Managerが接続するOracleデータベースについて、オープン・カーソルの最大数が2000未満であることを確認します。

重大度: マイナー警告

理由: オープン・カーソルの最大数が2000を超える場合、パフォーマンスが低下する可能性があります。

11.1.9 1回のI/O操作で読み取るブロックの最大数

説明: Oracle Identity Managerが接続するOracleデータベースについて、1回のI/O操作で読み取るブロックの最大数が16を超えていないことを確認します。

重大度: マイナー警告

理由: 16を超えるブロックが1回のI/O操作で読み取られると、パフォーマンスが低下する可能性があります。

11.1.10 問合せリライトの整合性

説明: Oracle Identity Managerが接続するOracleデータベースについて、問合せリライトの整合性がTRUSTEDに設定されていることを確認します。

重大度: マイナー警告

理由: 問合せリライトの整合性をTRUSTED以外に設定すると、パフォーマンスが低下する可能性があります。

11.1.11 REDOログ

説明: REDOログ

重大度: 警告

理由: 初期サイズ512MBで開始し、競合や頻繁なログ切替えが行われていないか、REDOログを継続的にモニターします。

11.1.12 オーケストレーション用のセキュア・ファイル記憶域

説明: オーケストレーションに関連する表(ORCHPROCESS、ORCHEVENTS)のLOBセグメントは、SECUREFILEに格納する必要があります。ORCHPROCESS表のLOB列(ORCHESTRATIONおよびCONTEXVAL)とORCHEVENTS表のRESULT列をBASICFILEからSECUREFILEに移行してください。

重大度: 警告

理由: オーケストレーションに関連する表(ORCHPROCESS、ORCHEVENTS)のLOBセグメントは、SECUREFILEに格納する必要があります。

11.1.13 キャッシュするセッション・カーソルの数

説明: Oracle Identity Managerが接続するOracleデータベースについて、キャッシュするセッション・カーソルの数が800以上であることを確認します。

重大度: マイナー警告

理由: キャッシュするセッション・カーソルの数が800未満の場合、パフォーマンスが低下する可能性があります。

11.1.14 テキスト索引最適化(カタログ)

説明: テキスト索引最適化(カタログ)

重大度: 警告

理由: DBMS_SCHEDULER経由でスケジュールされたFAST_OPTIMIZE_CAT_TAGSジョブとREBUILD_OPTIMIZE_CAT_TAGSジョブが有効になっていることを確認してください。これらのジョブでは、テキスト索引を定期的に最適化することにより、古いデータを削除し、断片化を最小限に抑え、アクセス・リクエスト・カタログの検索パフォーマンスを向上させることができます。

11.1.15 ユーザー・アダプタ・パラメータ

説明: ユーザー・アダプタ・パラメータ

重大度: 警告

理由: 最大プール・サイズが500、操作タイムアウトが1500000、最大プール待機が1000であることを確認してください