ログ・エントリ情報

このトピックでは、ログ・エントリに含まれるいくつかの情報について説明します。

クラスタ・モードのDgraph Gatewayの場合、この記録された情報は、リクエストのライフサイクルを追跡するのに役立ちます。

次の例に示すように、すべてのDgraph Gateway ODLログ・エントリは、先頭にOESが付き、その後にメッセージの番号およびテキストが続きます。
OES-000135: Endeca Server has successfully initialized

ロギング・レベル

ログ・レベル(重大度の高い順)は次のとおりです。
ODLのログ・レベル 意味
INCIDENT_ERROR 製品の不具合によって発生し、Oracleサポートに報告する必要のある深刻な問題を示します。一般に、これらのメッセージでは、通常のプログラム実行の妨げになるような、非常に重要なイベントを説明します。
ERROR 管理者による緊急処置が必要ですが、製品の不具合が原因ではない、重大な問題を示します。
WARNING 管理者が確認する必要のある潜在的な問題を示します。
NOTIFICATION メッセージを情報として提供するメッセージ・レベルです。通常、このレベルは、プライマリ・サブコンポーネントまたは機能のアクティブ化や非アクティブ化などの、主要なライフサイクル・イベントを示します。これはデフォルトのレベルです。
TRACE パブリックAPIエントリや終了ポイントなど、管理者にとって重要なイベントに関するデバッグ情報。

これらのレベルを選択することによって、関係のない大量のメッセージに圧倒されることなく、関心のあるイベントを適切な精度でモニターできるようになります。最初に開発環境でアプリケーションを設定しているときはNOTIFICATIONレベルを使用してほとんどのメッセージを取得し、本番環境では冗長性の低いレベルに変更することもできます。

記録されたリクエスト・タイプおよびコンテンツ

新しいリクエストがサーバーに到着すると、リクエストのSOAPメッセージが分析されます。SOAP本体から、各リクエストのリクエスト・タイプ(allocateBulkLoadPortなど)が決定され、記録されます。複雑なリクエスト(Conversationなど)はさらに分析され、必要に応じて詳細情報が記録されます。この情報は、ログ・レベルがDEBUGの場合に記録されます。

たとえば、ConversationリクエストがServer1に送信されます。更新されると、サーバー上のログには次のようなエントリが含まれます。
OES-000239: Receive request 512498665 of type 'Conversation'. This request does the
   following queries: [RecordCount, RecordList]
OES-000002: Timing event: start 512498665 ...
OES-000002: Timing event: DGraph start 512498665 ...
OES-000002: Timing event: DGraph end 512498665 ...
OES-000002: Timing event: end 512498665 ...

例に示すように、Server1がリクエストを受信すると、ルーティング表からノードを選択し、そのノードにリクエストをトンネルします。ルーティングされたリクエストは、そのノードで処理されます。Dgraphリクエスト・ログで、HTTPヘッダーのリクエストIDによってリクエストを追跡することもできます。

ログ収集のタイムスタンプおよび結果

収集操作では、開始および終了のタイムスタンプが記録されます。操作の最後に、収集結果も記録されます(追加されたレコードの数、削除されたレコードの数、更新されたレコードの数、置換されたレコードの数、追加または更新されたレコードの数)。

ログ・エントリは次の例のようになります。
OES-000002: Timing event: start ingest into Dgraph "http://host:7010"
OES-000002: Timing event: end ingest into Dgraph "http://host:7010" (1 added, 1 deleted, 0 replaced, 0 updated, 0 added or updated)

リクエストおよびDgraph処理の合計時間

問合せがStudioからDgraphに、およびDgraphからStudioに移動すると、ログの4つの計算済タイムスタンプによって問合せの時点が記録されます。次の図に、問合せパスを示します。

4つのタイムスタンプは次のとおりです。
  1. タイムスタンプ1: Dgraph GatewayがStudioからリクエストの処理を開始する
  2. タイムスタンプ2: Dgraph GatewayがリクエストをDgraphに転送する
  3. タイムスタンプ3: Dgraph GatewayがDgraphからレスポンスを受信する
  4. タイムスタンプ4: Dgraph Gatewayがリクエストの処理を終了する
リクエストの合計時間コストを決定するには、次のように、タイムスタンプの差を計算し、記録します。
  • (タイムスタンプ4 - タイムスタンプ1)は、Dgraph Gatewayでの合計リクエスト処理時間です。
  • (タイムスタンプ3 - タイムスタンプ2)は、Dgraphの処理時間です。
ログ・エントリは次の例のようになります。
OES-000240: Total time cost(Request processing) of request 512498665 : 1717 ms
OES-000240: Total time cost(Dgraph processing) of request 512498665 : 424 ms