データ・セットのホワイトリストとブラックリスト

BDDのホワイトリストとブラックリストは、どのハイブ表をDP CLIで処理するかを決定します。ホワイトリストでは処理する表を指定し、ブラックリストでは無視する表を指定します。処理された表のみが、BDDとそのユーザーによって利用可能になります。

BDDでは$BDD_HOME/dataprocessing/edp_cli/config/にデフォルトのリストが用意されています。デフォルトで、ブラックリストはすべての表を除外し、ホワイトリストは空です。そのため、インストール直後に重要なデータが誤って処理されてしまうことはありません。ハイブ表ディテクタが自動実行するように構成されていたとしても、これらのファイルを編集しないかぎり、データは処理されません。

あるファイルが両方のリストで指定されている場合、ホワイトリストがブラックリストで上書きされるため、ファイルは処理されません。また、これらのリストはDP CLIで使用された場合にのみ機能します

重要なデータを保護するため、処理させない表はすべてブラックリストで指定し、データ処理ジョブを起動するときには常にこのファイルを含めるようにしてください。自動実行するようにハイブ表ディテクタがスケジュール設定されている場合、crontabファイルでブラックリストが指定されていることを確認してください(インストール時にハイブ表ディテクタを有効にした場合、すでに設定されています)。また、前述のとおりDP CLIとホワイトリストおよびブラックリストに対するアクセスは制限する必要があります。

ホワイトリストおよびブラックリストの使用の詳細は、データ処理ガイドを参照してください。