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担当者情報のインポート

管理者以外のユーザーは、カンマ区切りデータ(.csv)ファイルから同時に最大2000人分の担当者情報をインポートして、Oracle CRM On Demandで使用できます。

担当者のインポート時に、Oracle CRM On Demand側で重複レコードを処理する方法を指定できます。

[インポートツールとエクスポートツール]ページでは、Oracle CRM On Demandでのインポート機能とエクスポート機能を拡張できる次のユーティリティを使用できます。

適切なインポート方法を選択する方法の詳細は、My Oracle Supportの1089184.1(記事ID)を参照してください。Oracle CRM On Demandでのインポートおよびエクスポートの詳細は、「インポートツールとエクスポートツール」を参照してください。

vCardファイルのインポートによって個々の担当者をインポートすることもできます。詳細は、「vCardファイルについて」を参照してください。

:企業の管理者は、一度に最大30,000人分の担当者レコードを最大ファイルサイズ20MBの範囲内でインポートできます。

作業前の準備:

  • 社内の複数の従業員が担当者情報をインポートする場合は、レコードができる限り重複しないようにインポート作業を調整します。
  • ファイル内のすべてのデータを取得できるように、ファイルでインポートの準備をします。少なくとも、すべての必須フィールドをデータファイルに含める必要があります。また、管理者はフィールドを条件付き必須、つまり、デフォルトではフィールドが必須でなくても、レコードの他のフィールドのデータが特定の条件を満たすと必須になるように設定できます。フィールドに対して定義された条件が真になった結果としてフィールドが必須になる場合に、条件付き必須フィールドの値がインポートファイルに含まれていないと、レコードは拒否されます。 条件付き必須フィールドが[担当者]レコードタイプに設定されているかどうかを確認するには、管理者に連絡してください。

 :インポートされたレコードを元に戻したり、レコードを大量に削除したりはできません。したがって、後でデータを消去することにならないように、5 - 10レコードから成るファイルを使用して、インポート手順の予行練習を行ってください。大量のレコードをインポートする場合は、データのインポートのトレーニングセッションに参加してください。これらのリソースについては、Oracle CRM On Demandの各ページの上部にある[トレーニングおよびサポート]グローバルリンクをクリックしてください。

担当者情報をインポートするには

  1. [担当者]タブをクリックします。
  2. [最近変更された担当者]タイトルバーの[インポート]をクリックします。

    注:[担当者ホームページ]に[最近変更された担当者]セクションが表示されない場合は、ページ右上隅の[レイアウトを編集]リンクをクリックして、ページレイアウトに[最近変更された担当者]セクションを追加します。

  3. [データ & 統合ツール]ページの[インポートツールとエクスポートツール (個人)]セクションで、[担当者をインポートします]をクリックします。

    これにより、インポートアシスタントが起動します。

  4. インポートアシスタントのステップ1で、次の手順を実行します。
    1. 一致するレコードをインポートアシスタントで識別する方法を選択します。

      インポートアシスタントでは、別のシステムからインポートされる固有の外部IDフィールドの、外部固有IDを使用します。また、Oracle CRM On Demandの定義済みフィールドも使用します。

      重複レコードの定義方法については、「レコードの重複と外部IDについて」を参照してください。

    2. Oracle CRM On Demand内で重複したレコード固有識別子が見つかった場合のインポートアシスタントの処理を選択します。重複しているレコードはインポートしない、既存のレコードを上書きする、または追加のレコードを作成する、のいずれかを選択できます。
    3. インポートされたレコードのレコード固有識別子が、Oracle CRM On Demand内の既存レコードと一致しない場合のインポートアシスタントの処理を選択します。

      注:前のオプションで[既存のレコードを上書き]および[新規レコードを作成しない]を選択した場合は、結果としてレコードが更新されます。

    4. データファイル内に関連付け(関連レコード)がない場合に、インポートアシスタントで新しいレコードを作成するかどうかを指定します。
    5. CSV ファイルで使用する日時形式を選択します。

      詳細は、「データインポート時のフィールドタイプのガイドライン」を参照してください。

    6. ファイルのエンコード方式として[西ヨーロッパ言語]が選択されていることを確認します。

      注:別のエンコード方式を使用するかどうかわからない場合は、この設定を変更しないでください。デフォルトの[西ヨーロッパ言語]は、ヨーロッパと北米のほとんどのエンコード方式に適用されます。

    7. [エラーログ]ドロップダウンリストで、Oracle CRM On Demandで記録するログを選択します([メッセージ (全件)]、[エラーと警告]または[エラーのみ])。
    8. ファイルで使用されるCSV区切りのタイプを選択します。カンマまたはセミコロンを選択できます。
    9. 必要に応じて、[データファイルレコードは連続して処理する必要があります]チェックボックスをオンにします。

      注:データファイルを連続して処理するように選択すると、インポートリクエストが送信されたときに、子インポートリクエストが常に順番に処理されるようになります。CSVファイルの依存関係が維持されます。

    10. インポートプロセスの完了後に電子メール通知を送信する場合は、電子メール通知を有効化するチェックボックスをオンにします。このチェックボックスはデフォルトでオンになっています。
  5. インポートアシスタントのステップ2で、次の手順を実行します。
    1. 必要に応じてファイル検証の手順に従います。
    2. フィールドマッピングファイルがある場合は、そのファイルを選択します。

      フィールドマッピングファイル(.map)には、CSVファイルのフィールドと、Oracle CRM On Demandの既存のフィールドとの組み合わせが定義されています。インポートの実行後に、最新のマッピング方式を使用した.mapファイルが含まれる電子メールがシステムにより送信されます。このファイルをコンピュータに保存して、後のインポートで使用します。

  6. インポートアシスタントのステップ3で、ファイル内のフィールドをOracle CRM On Demandのフィールドにマップします。少なくとも、すべての必須フィールドはCSVファイルのカラム見出しにマップする必要があります。

    インポートアシスタントでは、インポートCSVファイルのカラム見出しがドロップダウンリストの横に表示され、ユーザーが追加したカスタムフィールドを含む、Oracle CRM On Demandの該当するエリアのすべてのフィールドが表示されます。

    必要な住所フィールドがドロップダウンリストに表示されない場合は、次の表に示した対応するフィールドを選択します。

    リストをフィルターするフィールド

    ドロップダウンリストから選択するフィールド

    番地
    住所1
    丁目

    町/番地

    住所 2

    フロア
    地区

    住所 3

    市/郡

    Colonia/Section (アメリカの地区)
    CEDEX Code (CEDEX コード)
    住所 4
    URB (市街化地域)
    地域区分

    私書箱/並べ替えコード

    MEX State(MEXの州)
    BRA State(BRAの州)
    Parish(アメリカの郡)
    Part of Territory(アメリカの準州)

    都道府県
    地域
    Emirate(emirの管轄地域)
    Oblast(ロシアの州)

    都道府県

    島コード
    Boite Postale(アフリカでの郵便番号)
    Codigo Postal(南米での郵便番号)

    郵便番号

    .map ファイルを選択した場合は、フィールドが正しくマップされていることを確認してください。場合によっては、前回のインポート後に作成されたカスタムフィールドもマップする必要があります。

    外部IDについては、「レコードの重複と外部IDについて」を参照してください。

    注意 :間違ったファイルをインポート用に選択した場合は、[取消]をクリックして選択を変更します。この時点で[戻る]ボタンを使用してもキャッシュはクリアされないので、最初に選択したインポートファイルがフィールドマッピングのステップで表示されます。

    注意:[外部固有 ID]および[マネージャの外部 ID]は、担当者とマネージャレコードの関連付けに使用される重要なフィールドです。これらのフィールドがマップされない場合、マネージャレコードは[担当者名]および[マネージャ]の各フィールドを使用して担当者に関連付けられます。[担当者名]および[マネージャ]の各フィールドを使用して関連付けを行う場合、データファイルのレコードは、より厳密な依存関係の順序に従う必要があります。

  7. インポートアシスタントのステップ4で、必要に応じて画面の指示に従います。
  8. インポートアシスタントのステップ5で、[終了]をクリックします。

インポートリクエストのキューを表示するには

  1. [担当者]タブをクリックします。
  2. [最近修正した担当者]タイトルバーの[インポート]ボタンをクリックします。
  3. [データ&統合ツール]ページで、[インポートリクエストキュー]リンクをクリックします。

    [インポートリクエストキュー]ページには、完了予定時間などのリクエストに関する情報が表示されます。

    次の表では、インポート状態について説明します。

    状態

    説明

    完了

    インポートはエラーなしで完了しました。

    エラーあり

    インポートは完了しましたが、エラーが発生したレコードがあります。

    失敗

    インポートは完了しましたが、レコードはインポートされませんでした。

    エラー

    エラーが発生したため、インポートは完了しませんでした。

次の表では、インポートレコードの情報について説明します。

インポートレコードの情報

説明

送信数

CSVファイル内に含まれるレコード数。

処理数

インポートエンジンが現在までに処理したレコード数。このフィールドは、20秒ごと、またはシステムプロセスにより設定された間隔で処理されます。

正常にインポートされた数

問題なくインポートされたレコード数。

一部インポートされた数

インポートされたレコード数。インポートされなかったレコードが存在します。

インポートされなかった数

まったくインポートされなかったレコード数。


公開日 2017 年 9 月 Copyright © 2005, 2017, Oracle. All rights reserved. Legal Notices.