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Duration

Expression BuilderのDuration関数は、期間を日単位または日の端数単位で示す数値をperiod引数で返します。

構文

Duration(period)

結果のタイプ

数値

引数

この関数の引数について次の表で説明します。

引数

説明

period

返される期間を指定します。値は、PnYnMnDTnHnMの形式の文字列リテラルまたはPnYnMnDTnHnMの形式の文字列に評価される式にすることができます。

PnYnMnDTnHnM文字列の意味は次のとおりです。

  • Pは期間
  • nYは年数
  • nMは月数
  • nDは日数
  • Tは日付と時間の区切り
  • nHは時間数
  • nMは分数

たとえば、50か月の期間を指定するとします。P4Y2MまたはP50Mなどのように、文字列リテラルとして期間を指定できます。あるいは、フィールドの値に応じて変化する期間を指定する場合、引数に式のフィールドを使用できます。

次の例では、Deferral Periodは、月数で期間の値を格納するように設定されているカスタムフィールドです。Deferral Periodフィールドの値を使用して、期間を計算します。

Duration('P'+ FieldValue([{nDeferral_Period}])+'M')

Deferral Periodフィールドの値が12の場合、式はP12Mに評価され、引数の有効な文字列となります。Deferral Periodフィールドの値が50の場合、式はP50Mに評価され、これも有効な文字列となります。

文字列リテラルで年数、月数、日数、時間数または分数を指定できます。同様に、引数に式が含まれている場合、式が返すことができる数に制限はありません。

次の考慮事項がperiod引数に適用されます。

  • 正の値にプラス記号(+)は指定しません。
  • 負の期間は-Duration(period)またはDuration(-period)で指定できます。
  • 秒の指定はサポートされていません。
  • 年、月、日、または分の値が0の場合、値と対応する指定子を省略できます。
  • 期間の時間要素が指定されていない場合、T指定子を期間に含めないようにする必要があります。
  • 指定子Pは期間に必ず指定する必要があります。

次に、有効なDuration関数の例を示します。

Duration('P0Y1M1DT2H5M')

Duration('P0Y0DT1H')

Duration('P1D')

Duration('P0Y0M0DT0H0M')

Duration('P0DT1M')

Duration('P24M')

Duration('P500D')

Duration('P'+ FieldValue([{nDeferral_Period}])+'M')

Duration(‘PT1000H3M’)

Duration(‘-P1Y200M’)

関連トピック

関連するExpression Builderの情報については、次のトピックを参照してください。


公開日 2017 年 9 月 Copyright © 2005, 2017, Oracle. All rights reserved. Legal Notices.