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マスク可能フィールドについて

マスク可能フィールドは、一部のデータを一部のユーザーに非表示にできるフィールドです。Oracle CRM On Demandでは、管理者が、特定のレコードタイプのために一部のマスク可能カスタムフィールドを設定できます。割り当てられているユーザー役割によって、次のようにこれらのマスク可能カスタムフィールドの表示動作が決定されます。

  • ユーザー役割に[マスクされたデータの表示]権限が含まれていない場合は、次のようになります。
    • レコードの編集、詳細およびリストページなど、マスク可能フィールドが表示されているどの場所でも、フィールド内の最後の4文字のみはマスク解除されます。フィールド内の他のすべての文字は、XXXXという文字で表されます。

      たとえば、フィールドに102030456789という値が含まれている場合は、次のように表示されます。

      XXXX6789

      ただし、マスク可能フィールドは更新できます。フィールドの更新後は、値の最後の4文字を除くすべての文字がマスクされたままとなります。

      注: デフォルト値がマスク可能フィールドに割り当てられている場合は、ユーザー役割に[マスクされたデータの表示]権限が含まれていない場合でも、新規レコードの作成時にそのフィールドに完全なデフォルト値が表示されます。

    • マスク可能フィールドをレコードの検索やリストのフィルター処理のための基準として使用することはできません。[アクション]バーの[検索]セクション、[高度な検索]ページ、およびレコードの検索やリストのフィルター処理が可能なその他のエリアでは、マスク可能フィールドは使用不可となっています。マスク可能フィールドが検索基準として含まれているリストを開こうとしたり、リストのフィルター処理にマスク可能フィールドを使用しようとした場合は、エラーメッセージが表示されます。
    • リスト内にマスク可能フィールドが表示されている場合でも、そのフィールドをリストの並べ替えに使用することはできません。リストの並べ替えにマスク可能フィールドを使用しようとすると、エラーメッセージが表示されます。
  • ユーザー役割に[マスクされたデータの表示]権限が含まれている場合は、他のテキストフィールドと同じ方法で、マスク可能フィールドを検索やリストで表示、更新および使用のために使用可能です。

注: 管理者は、レコードタイプまたはページレイアウトに対してマスク可能フィールドを読み取り専用として設定できます。マスク可能フィールドが、レコードタイプで、またはレコードタイプのために役割に割り当てられているページレイアウトで読み取り専用に設定されている場合、そのフィールドは更新できません。これは、ユーザーの役割に[マスクされたデータの表示]権限が含まれているかどうかに関係なく、すべてのユーザーに当てはまります。


公開日 2017 年 9 月 Copyright © 2005, 2017, Oracle. All rights reserved. Legal Notices.