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ピックリストの値リストの変更に対する変更トラッキング情報

このトピックでは、変更トラッキング機能を使用してピックリストの値リストの変更を追跡する方法について説明します。ピックリストの変更を追跡するには、ピックリストを含むレコードタイプに加えて、変更トラッキング機能のピックリストを有効にします。ピックリストは、[変更トラッキングリスト]ページでオブジェクト名として使用できます。ピックリストオブジェクトに対して変更トラッキング機能が有効な場合は、Oracle CRM On Demandによって、該当のレコードタイプのピックリストの作成、読み取り、更新、または削除操作について、そのレコードタイプの名前が[変更トラッキングリスト]ページに記録されます。次の表では、ピックリストオブジェクトに対して変更トラッキング機能が有効な場合の[変更トラッキングリスト]ページの各列について説明します。

カラム見出し

説明

オブジェクト名

ピックリスト。

オブジェクトID

Oracle CRM On Demandによって割り当てられるオブジェクトの行ID。例:1QA2-NX0XH。このIDは、ピックリストに関連付けられている値リストに対して一意です。

特定のフィールドでは、複数のオブジェクトにわたって同じ値リストを使用します。ユーザーがこの値リストの値を編集すると、Oracle CRM On Demandによって、すべてのフィールドに対する変更トラッキングエントリがログに記録されます。この場合、オブジェクトIDは、その変更トラッキングエントリすべてで同じです。

レコードタイプ

ピックリストが編集されたレコードタイプの変更トラッキング名。レコードタイプが追跡される場合に変更トラッキングページに表示されるレコードタイプの名前です。

フィールド名

編集されたピックリストフィールドに対するWebサービスバージョン2.0のタグ。

ピックリストフィールドを編集したときにエントリが[変更トラッキングリスト]ページに表示されるのは、編集しているピックリストフィールドのレコードタイプが変更トラッキング機能に対して有効になっている場合のみです。特定のレコードタイプのピックリストフィールドに対する1つの編集によって、[変更トラッキングリスト]ページに複数のエントリが記録される可能性がありますが、これは、Oracle CRM On Demandによって、ピックリストフィールドが、複数のレコードタイプにわたる複数のピックリストフィールド間で共有する値リストタイプにマップされるためです。エントリ数は、編集したピックリストフィールドの値リストタイプにマップされている公開フィールド数に一致します。

たとえば、値リストタイプがPARTY_REL_TYPEに設定されている[ピックリストロール]と呼ばれるピックリストがあり、このピックリストは、[取引先パートナー]、[取引先競合会社]、[商談競合会社]、[商談パートナー]レコードタイプでも使用されていると想定します。また、このピックリストは、これらのレコードタイプの[役割]および[役割をリバース]の2つフィールドで使用されていると想定します。この例のピックリストフィールドの値リストを更新する場合は、Oracle CRM On Demandによって、この例のすべてのピックリストフィールドに対する個々の変更トラッキングエントリが作成されます。

ピックリストの値リストの変更トラッキング対する制限

次の条件では、Oracle CRM On Demandによって、ピックリストの値リストに対する変更トラッキングイベントが作成されません。

  • ピックリストに関連付けられているレコードタイプが企業で設定されていない。
  • ピックリストの更新が変更トラッキング機能に対して有効でないレコードタイプに属している。
  • 更新済ピックリストフィールドがWebサービスを介してアクセスできない。

関連トピック

変更トラッキング機能の詳細は、次のトピックを参照してください。


公開日 2017 年 9 月 Copyright © 2005, 2017, Oracle. All rights reserved. Legal Notices.