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ゲージビューを使用して結果をゲージとして表示

[ゲージ]ビューを使用して、結果をゲージで表示できます。ゲージは、目標に対する実績を示す上で役立ちます。サポートされるゲージタイプには、ダイアル、棒、バルブ型のゲージがあります。

ゲージタイプを選択し、その外観をカスタマイズできます。カスタマイズできる特性には、タイトル、表示する範囲、1つのロウに表示するゲージ数、およびゲージ幅、ダイアル、インジケータのサイズなどその他の特性があります。また、しきい値、境界、色を設定したり、その他のゲージ特性を制御したりできます。

ゲージはナビゲート可能です。ユーザーがそれをクリックしたときに、別の保存されているレポートにそのユーザーをダイレクトできます。

このトピックでは、ゲージとゲージビューの設定について説明します。次のタスクの実行方法についても説明します。

  • ゲージビューの追加または修正
  • ゲージビューの一般的な背景プロパティの設定
  • ゲージビューへのタイトルとフッターの追加
  • ゲージビューへのゲージ範囲の追加
  • ゲージビューでの追加プロパティの指定
  • ダイヤルゲージのダイヤル用の詳細プロパティの設定

ゲージ

このセクションでは、ゲージタイプ、サブタイプ、およびサイズについて説明します。

ゲージタイプ

次の表では、[ゲージ]ドロップダウンリストから選択可能なゲージと、それらの使い方について説明します。デフォルトのゲージはダイアルゲージです。

ゲージタイプ

説明

ダイアル

ダイアルゲージは、データが事前定義された制限を下回った場所を示すために位置を変更する1つまたは複数のインジケータを持つダイアルを使用してデータを表示します。

棒ゲージは、データが事前定義された制限範囲内であるかどうかを示すために色が変わる単一の棒を使用してデータを表示します。

バルブ

バルブゲージは、データが事前定義された制限範囲内であるかどうかを示すために色が変わる円を使用してデータを表示します。一連のバルブゲージは、スコアカードタイプの出力の場合に特に役立ちます。

ゲージのサブタイプ

ゲージタイプの選択によって、[タイプ]ドロップダウンリストから選択可能なゲージのサブタイプが異なります。ダイアルゲージには、サブタイプはありません。ゲージのサブタイプには、次のタイプがあります。

  • 棒ゲージ:塗りつぶし型とLED型。デフォルトのサブタイプは、塗りつぶしです。
  • 棒ゲージ:3次元(3D)と2次元(2D)。デフォルトのサブタイプは3Dです。

ゲージサイズ

ゲージサイズには、小、中、大、およびカスタムがあります。デフォルトのサイズは、中です。

ゲージビューの設定

[ゲージ]ビューのページの上部にあるボタンを使用すると、さまざまなゲージ設定にアクセスできます。次の表では、[ゲージ]ビューのボタンと設定について説明します。

ゲージビューのボタン

説明

OnDemand 組み込みアイコンテンプレート

ゲージキャンバスプロパティ。ゲージを表示する背景の一般的なプロパティを設定できます。

OnDemand 組み込みアイコンテンプレート

ゲージタイトル。ゲージのタイトル、サブタイトル、フッター、および二次フッターを指定できます。

OnDemand 組み込みアイコンテンプレート

ゲージ範囲。ゲージで表示できる範囲を指定できます。

 

OnDemand 組み込みアイコンテンプレート

追加のゲージプロパティ。ゲージ内の要素の表示の制御、ゲージの制限と目盛のプロパティの設定、ユーザーがゲージをクリックしたときに実行されるインタラクションの指定などの追加ゲージプロパティを指定できます。

OnDemand 組み込みアイコンテンプレート

詳細なプロパティ。スケールラベルの表示方法、ダイアルの弧の長さおよび厚さなど、ダイヤルゲージのダイヤル用の詳細プロパティを設定できます。

ゲージビューの追加または修正

次の手順では、[ゲージ]ビューを追加または修正する基本的な方法について説明します。

注: 結果と互換性がないゲージタイプを選択すると、結果は表示されません。

ゲージビューを追加または修正するには

  1. [レイアウトを作成]ページで、次のいずれかの操作を実行します。
    • 新しいゲージビューを追加するには、ビューの追加をクリックし、ゲージを選択します。
    • 既存のゲージビューを編集するには、そのゲージビューの[ビューを編集]ボタンをクリックします。

      ビューのオプションと設定がワークスペースに表示されます。

  2. [ゲージ]、[タイプ]および[サイズ]の各フィールドから選択します。
  3. どのゲージタイプでも、[尺度]ドロップダウンリストからゲージの対象とする尺度を選択できます。
  4. ダイアルゲージに対する操作:
    1. コンパス、矢印、線などの使用するインジケータの指針を選択するには、マーカータイプドロップダウンリストを使用します。
    2. インジケータの指針の色を選択するには、[色]フィールドをクリックして該当する色を選択します。
    3. 別のインジケータの指針を追加するには、マーカーの追加をクリックします。
  5. ゲージビューのページの上部にあるボタンを使用して、その他のゲージ設定を指定します。
  6. 変更内容を削除して、デフォルトのゲージビューから開始するには、[デフォルトに戻す]をクリックします。
  7. レポートを保存します。

ゲージビューの一般的なゲージ背景プロパティの指定

ゲージごとにタイトルを表示するかどうか、凡例を表示するかどうかなど、ゲージが表示される背景の一般的なプロパティを設定できます。また、背景色、タイトルの色、背景の周囲に境界線を表示するかどうか、ロウごとに表示するゲージの数、およびゲージ間隔を指定することもできます。

ゲージビューの一般的な背景プロパティを設定するには

  1. ゲージビューのページの上部にあるゲージキャンバスプロパティボタンをクリックします。
  2. ゲージキャンバスプロパティダイアログボックスで、次のようにタイトルを選択します。
    • 尺度の名前を表示するには、デフォルトのオーバーライドチェックボックスをオンにせず、タイトルのテキストフィールドを空のままにします。
    • 別のタイトルを表示するには、デフォルトのオーバーライドチェックボックスをオンにして、タイトルのテキストを入力します。
    • 背景にタイトルを表示しない場合は、デフォルトのオーバーライドチェックボックスをオンにして、タイトルのテキストフィールドを空のままにします。
  3. 凡例の場合は、リストから選択します。非表示にするには、[なし]を選択します。

    凡例のデフォルトの位置は、タイトルの下です。

  4. ゲージを表示するエリアの背景色を設定するには、背景色フィールドをクリックし、選択します。
  5. タイトルを色付きで表示するには、テキストの色フィールドをクリックし、選択します。
  6. 背景の縁に沿って境界を表示するには、境界色フィールドをクリックし、選択します。
  7. ロウあたりで表示するゲージ数とゲージ間隔を指定します。

    ゲージ間隔はピクセル単位です。

  8. [OK]をクリックします。

    [ゲージ]ビューが更新されます。選択した内容を反映するために、ビューのサイズが変更されることがあります。

ゲージビューでのタイトルとフッターの追加

ゲージのタイトル、サブタイトル、フッター、2番目のフッターを指定できます。背景内に複数のゲージがある場合は、ゲージごとにタイトルとフッターが表示されます。タイトルとフッターはオプションです。

ゲージビューにタイトルとフッターを追加するには

  1. ゲージビューのページの上部にあるゲージタイトルボタンをクリックします。
  2. ゲージタイトルダイアログボックスで、使用するテキストを入力し、[OK]をクリックします。

    注: ナレーティブビューと同様に、@nを使用して、指定したカラムから取得した結果をゲージタイトルに含めることができます。たとえば、@1は1番目のカラムからの結果を挿入し、@3は3番目のカラムからの結果を挿入します。詳細は、「結果へのナレーティブテキストの追加」を参照してください。

    [ゲージ]ビューが更新されます。

ゲージビューでのゲージ範囲の追加

ゲージ範囲は、各範囲の最小値と最大値を示します。また、許容範囲内の場合は緑色、警告は黄色、重大なエラーの場合は赤色など、ゲージに表示される範囲の色も含まれます。

ゲージ範囲は、固定値、尺度のカラム名、またはSQLクエリの結果として設定できます。

ゲージビューにゲージ範囲を設定するには

  1. ゲージビューのページの上部にあるゲージ範囲ボタンをクリックします。
  2. ゲージ範囲ダイアログボックスで、次の操作を行います。
    1. 範囲のキャプションを入力します。
    2. ゲージ範囲の最小値と最大値を設定するには、プロパティのボタンをクリックし、詳細オプションダイアログボックスから選択します。
    3. 範囲の色を指定するには、[色]ボタンをクリックして選択します。
  3. [OK]をクリックします。

    [ゲージ]ビューが更新されます。

ゲージビューのゲージに関するプロパティの追加

追加のゲージプロパティには、ゲージ内の要素の外観の制御、ゲージ制限や目盛などの倍率項目のプロパティの設定、ユーザーがゲージをクリックしたときに実行されるインタラクションの設定などがあります。これらのプロパティは、[追加のゲージプロパティ]ダイアログボックスで設定されます。

ゲージの外観に関する選択肢は[外観]タブに表示されます。次の項目があります。

  • データラベルの表示の有無。

    データラベルの表示については、常に表示、ユーザーがマウスカーソルをゲージ内の要素上に合わせたときだけ表示、または表示しないのいずれかを選択できます。

  • ゲージの背景色、ゲージ内のテキストの色、ゲージ周囲の境界線に関する選択。
  • ゲージの高さと幅(ピクセル単位)。

倍率プロパティの選択肢は[倍率]タブに表示されます。次の項目があります。

  • デフォルトまたはカスタムゲージ制限。
  • メジャーおよびマイナーな目盛の数。

ゲージとのユーザーインタラクションに関する選択肢は[インタラクション]タブに表示されます。次の操作があります。

  • ナビゲート。ユーザーは、別の保存されたレポートまたはダッシュボードへ移動できます。
  • なし。ゲージからのナビゲートは無効です。

アイコンをクリックしても、棒ゲージタイプの詳細プロパティを設定できます。

ゲージビューで追加プロパティを指定するには

  1. ゲージビューのページの上部にある追加のゲージプロパティボタンをクリックします。
  2. 追加のゲージプロパティダイアログボックスで、外観、スケール、相互作用の各タブから選択します。
  3. [OK]をクリックします。

    [ゲージ]ビューが更新されます。

ダイヤルゲージでのダイヤルの詳細プロパティの設定

詳細プロパティでは、倍率ラベルの表示の有無や倍率ラベルに表示する値の指定、ダイアルの弧の長さの設定、ダイアルの厚さの選択などを行えます。

倍率ラベルの表示に関しては、次の項目が選択可能です。

  • 合計に対する割合(%)
  • 実際の値

ダイアルの弧の長さは、度で表わされます。たとえば、360を指定すると、ダイアルゲージは完全な円になります。

ダイアルの厚さは、ピクセル単位で表わされます。大きい値を指定するほど、ゲージは厚くなり、ダイアルの内周は小さくなります。ダイアルサイズに比べ極端に大きい値を指定すると、ゲージが歪曲することがあるため、極端に大きい値はお勧めしません。

ダイアルゲージでダイアルの詳細プロパティを指定するには

  1. ゲージビューの上部にある詳細プロパティボタンをクリックします。
  2. ダイアル固有プロパティダイアログボックスから選択し、倍率ラベルの表示方法を示します。

    倍率ラベルを非表示にするには、[なし]を選択します。

  3. ダイアルの弧の長さとダイアルの厚さを設定するには、手動でそれらを指定するオプションをクリックして、値を入力します。
  4. [OK]をクリックします。

    [ゲージ]ビューが更新されます。


公開日 2017 年 9 月 Copyright © 2005, 2017, Oracle. All rights reserved. Legal Notices.