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データのインポートの準備
Oracle CRM On Demandへのデータのインポートを開始する前に、使用するインポート方法を決定する必要があります。適切なインポート方法を選択する方法の詳細は、「インポートツールとエクスポートツール」を参照してください。たとえば、Oracle Data Loader On Demandユーティリティでは、特定のレコードタイプのみがサポートされています。詳細は、『Oracle Data Loader On Demand Guide』を参照してください。また、インポートを実行する前に、『データのインポートの準備』に目を通すことをお勧めします。
すべてのファイルデータが確実にインポートされるように、場合によっては、CSVファイルのデータを編集したり、Oracle CRM On Demandをカスタマイズしたりする必要があります。この操作が必要かどうかを確認するには、インポートを開始する前に次の手順を実行します。
- インポートするレコードのタイプを決定します。
見込み客、取引先、担当者、およびメモなどの異なるレコードタイプをインポートすることできます。同時にインポートできるレコードタイプは1つだけです。また、推奨のインポート手順に従う必要があります。
たとえば、1つのファイルに担当者のリストが含まれ、別のファイルに取引先が含まれる場合は、最初に取引先をインポートし、次に担当者をインポートして、これらのレコードタイプ間に設定された関係を保持します。
この手順の順序は、[インポートツールとエクスポートツール]ページのユーザーインターフェイス自体に表示されます。
手順
- ファイルのデータを調べて、次の内容を確認します。
- 大文字小文字、略語、綴りに一貫性があること
テキスト値は、CSVファイルに表示されるとおりにインポートされます。したがって、大文字小文字に違いがあると、不要な追加のレコードが作成されることがあります。たとえば、取引先名にABC、abc、A.B.C.の値を指定すると、いずれも新しいレコードが作成されます。
さらに、取引先名と場所が同じ場合は、2つの取引先レコードは同一と見なされるので、追加のレコードが作成されないように、住所の綴り、大文字小文字、略語を一致させる必要があります。たとえば、次のすべてのレコードは同一と見なされません。
ABC, 111 10th Avenue
ABC, 111 10th Ave.
ABC, 111 10th Ave
ABC, 111 Tenth Avenue
- 許容される最大長を超えないこと
- 該当するフィールドの形式の要件に従っていること
詳細については、「データチェックのガイドライン」を参照してください。
- アプリケーション側でインポートするレコードタイプの必須のフィールドを確認します。
CSVファイルのデータをすべての必須フィールドにマップする必要があります。マップしないと、レコードは拒否されます。必須フィールドを確認するには、インポートするレコードタイプの編集ページを参照してください。必須のフィールドは赤色のテキストで表示されます。 また、管理者はフィールドを条件付き必須、つまり、デフォルトではフィールドが必須でなくても、レコードの他のフィールドのデータが特定の条件を満たすと必須になるように設定できます。フィールドに対して定義された条件が真になった結果としてフィールドが必須になる場合に、条件付き必須フィールドの値がインポートファイルに含まれていないと、レコードは拒否されます。
- アプリケーションのデフォルトのフィールドにマップされないデータをインポートする場合は、アプリケーションにフィールドを追加します。
インポートプロセスでは、ファイル内のすべてのフィールドをアプリケーションの既存のフィールドにマップして、そのデータを取得する必要があります。[アプリケーションをカスタマイズ]権限を含む役割が割り当てられている場合は、新しい(カスタム)フィールドをOracle CRM On Demandで作成し、既存のフィールドにマップできます。手順については、「フィールドの作成と編集」を参照してください。
- 必要に応じてピックリスト値を設定します。
インポートプロセスでは、アプリケーションの既存のピックリスト値に一致しないCSVファイルのピックリスト値をアプリケーションで処理する方法を指定できます。
- 新しい値としてアプリケーションに追加する
注 :アプリケーションのピックリスト値の変更を確認するには、サインアウトして、再びサインインする必要があります。
- 追加しない(一致する値だけを取得し、他の値は空白にしておく)
アプリケーションに存在するピックリスト値を使用して、その値に一致するデータだけをインポートする場合は、綴りと大文字小文字(値では大文字小文字が区別される)を含めて、ピックリスト値が厳密に一致していることを確認します。
一部のピックリスト値は変更できず、この動作に従わないものもあります。「データチェックのガイドライン」を参照し、インポートするレコードタイプのガイドラインを確認してください。
- 正しい時刻形式を選択します。
HH:MM:SS AMの形式を選択すると、CSVファイル内でデータがAMまたはPMであるかどうかが示されます。AM/PMの時刻形式を選択しても、データにAMまたはPMが含まれない場合、フィールドは次のように処理されます。
- HHフィールドが8以上で12以下の場合、これらのフィールドはAMとみなされます。
- HHフィールドが7以下と13以上の場合、これらのフィールドはPMとみなされます。たとえば、7:00:00は7:00 PMと処理され、9:00:00は9:00 AMと処理されます。
関連トピック
関連する情報については、次のトピックを参照してください。
データのインポート準備の詳細は、My Oracle Supportの565278.1(記事ID)を参照してください。
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