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データのインポート

作業前の準備。{1}CSVファイルを準備し、必要なすべてのフィールドまたはピックリスト値をアプリケーションに追加します。詳細は、「データのインポートの準備」を参照してください。データをインポートする前に、My Oracle Supportでサポートされているドキュメントを確認して、ユーザーの要件に最適なデータインポート方法を決定できます。

データのインポートの準備が完了した後、インポートアシスタントにアクセスし、インポートを実行します。インポートアシスタントですべてのインポートリクエストが対等に処理されるようにするには、各インポートリクエストを100レコードから構成される1つ以上の子リクエストに分割します。複数のインポートリクエストの子リクエストが同時に処理されるため、インポートリクエストをキューに配置するために他のリクエストの完了を待機する必要がありません。インポートリクエストの処理時間はキュー内の子リクエストの進行状況を反映して継続的に更新されます。

ヒント:5件のレコードでテストのインポートを行い、インポートするCSVファイルが正しく設定されていることを確認します。インポートファイル内のすべてのレコードではなく、5件のレコードをインポートして修正する方がはるかに簡単です。

レコードをインポートするには

  1. 任意のページの右上隅にある[管理]グローバルリンクをクリックします。
  2. [データ管理ツール]セクションの[インポートツールとエクスポートツール]リンクをクリックします。
  3. [データをインポート]セクションで、ドロップダウンメニューからインポート対象のレコードタイプを選択します。
  4. [開始]ボタンをクリックします。

    これにより、インポートアシスタントが起動します。

  5. ステップ1:

    :インポートするレコードに応じて次のオプションが使用可能です。

    1. 一致するレコードをインポートアシスタントで識別する方法を選択します。

      インポートアシスタントでは、別のシステムからインポートされる固有の外部IDフィールドの、外部固有IDを使用します。また、Oracle CRM On Demand行IDおよびOracle CRM On Demand定義済みフィールドも使用します。定義済みフィールドは、取引先名や場所などのID以外のフィールドです。

      重複レコードの定義方法については、「レコードの重複と外部IDについて」を参照してください。

    2. Oracle CRM On Demand内で重複したレコード固有識別子が見つかった場合のインポートアシスタントの処理を選択します。重複しているレコードはインポートしない、既存のレコードを上書きする、または追加のレコードを作成する、のいずれかを選択できます。

      注意: このオプションは、メモでは使用できません。

    3. インポートされたレコードのレコード固有識別子が、Oracle CRM On Demand内の既存レコードと一致しない場合のインポートアシスタントの処理を選択します。

      注意: このオプションは、メモでは使用できません。前のオプションで[既存のレコードを上書き]および[新規レコードを作成しない]を選択した場合は、結果としてレコードが更新されます。

    4. アプリケーションの値と一致しないCSVファイルのピックリスト値の処理方法を選択します。

      インポートアシスタントでは、新しい値をピックリストに追加するか、フィールド値をインポートしないことを選択できます。

      :このオプションは、メモをインポートする場合、またはユーザーの言語が企業のデフォルト言語とは異なる場合は使用できません。また、複数選択ピックリストにも適用されません。複数選択ピックリストは、CSVファイルの値がアプリケーションに存在する場合にのみインポートできます。

    5. データファイル内に関連付け(関連レコード)がない場合に、インポートアシスタントで新しいレコードを作成するかどうかを指定します。

      :このオプションは、取引先または担当者をインポートする場合にのみ使用可能です。

    6. CSV ファイルで使用する日時形式を選択します。

      詳細は、「データインポート時のフィールドタイプのガイドライン」を参照してください。

    7. ファイルのエンコード方式として[西ヨーロッパ言語]が選択されていることを確認します。

      注:別のエンコード方式を使用するかどうかわからない場合は、この設定を変更しないでください。デフォルトの[西ヨーロッパ言語]は、ヨーロッパと北米のほとんどのエンコード方式に適用されます。

    8. ファイルで使用されるCSV区切りのタイプを選択します。カンマまたはセミコロンを選択できます。
    9. [エラーログ]ドロップダウンリストで、Oracle CRM On Demandで記録するログを選択します([メッセージ (全件)]、[エラーと警告]または[エラーのみ])。
    10. データをインポートするCSVファイルを選択します。
    11. 必要に応じて、[データファイルレコードは連続して処理する必要があります]チェックボックスをオンにします。

      注:データファイルを連続して処理するように選択すると、インポートリクエストが送信されたときに、子インポートリクエストが常に順番に処理されるようになります。CSVファイルの依存関係が維持されます。

    12. データのインポート時に監査を無効にする場合、およびデータのインポート時に監査証跡レコードを生成しない場合は、このチェックボックスをオンにします。

      注:ユーザーレコードタイプをインポートする場合、この監査設定を無効にすることはできません。このオプションは、役割で[インポート用のレコード監査の管理]権限が有効になっている場合にのみ使用できます。このチェックボックスをオンにすると、インポート対象のレコードタイプ、およびそのレコードタイプの監査を決定した監査対象フィールドの数に応じて、インポートパフォーマンスが向上する可能性があります。

    13. インポートプロセスの完了後に電子メール通知を送信する場合は、電子メール通知を有効化するチェックボックスをオンにします。このチェックボックスはデフォルトでオンになっています。
  6. ステップ2:
    1. 必要に応じてファイル検証の手順に従います。
    2. フィールドマッピングファイルがある場合は、そのファイルを選択します。
    3. フィールドマッピングファイル(.map)には、CSVファイルのフィールドと、Oracle CRM On Demandの既存のフィールドとの組み合わせが定義されています。インポートの実行後に、最新のマッピング方式を使用した.mapファイルが含まれる電子メールがシステムにより送信されます。このファイルをコンピュータに保存して、後のインポートで使用します。
  7. ステップ3で、ファイル内のフィールドをOracle CRM On Demandのフィールドにマップします。少なくとも、すべての必須フィールドはCSVファイルのカラムヘッダーにマップする必要があります。

    インポートアシスタントでは、インポートCSVファイルのカラムヘッダーがドロップダウンリストの横に表示され、ユーザーが追加したカスタムフィールドを含む、Oracle CRM On Demandの該当するエリアのすべてのフィールドが表示されます。

    必要な住所フィールドがドロップダウンリストに表示されない場合は、次の表に示した対応するフィールドを選択します。

    リストをフィルターするフィールド

    ドロップダウンリストから選択するフィールド

    番地
    住所1
    丁目

    町/番地

    住所 2

    フロア
    地区

    住所 3

    市/郡

    Colonia/Section (アメリカの地区)
    CEDEX Code (CEDEX コード)
    住所 4
    URB (市街化地域)
    地域区分

    私書箱/並べ替えコード

    MEX State(MEXの州)
    BRA State(BRAの州)
    Parish(アメリカの郡)
    Part of Territory(アメリカの準州)

    都道府県
    地域
    Emirate(emirの管轄地域)
    Oblast(ロシアの州)

    都道府県

    島コード
    Boite Postale(アフリカでの郵便番号)
    Codigo Postal(南米での郵便番号)

    郵便番号

    .map ファイルを選択した場合は、フィールドが正しくマップされていることを確認してください。場合によっては、前回のインポート後に作成されたカスタムフィールドもマップする必要があります。

    外部IDについては、「レコードの重複と外部IDについて」を参照してください。

    注意 :間違ったファイルをインポート用に選択した場合は、[取消]をクリックして選択を変更します。この時点で[戻る]ボタンを使用してもキャッシュはクリアされないので、最初に選択したインポートファイルがフィールドマッピングのステップで表示されます。

    注意:[外部固有 ID]および[マネージャの外部 ID]は、担当者とマネージャレコードの関連付けに使用される重要なフィールドです。これらのフィールドがマップされない場合、マネージャレコードは[担当者名]および[マネージャ]の各フィールドを使用して担当者に関連付けられます。[担当者名]および[マネージャ]の各フィールドを使用して関連付けを行う場合、データファイルのレコードは、より厳密な依存関係の順序に従う必要があります。

  8. ステップ4:画面上の指示に従います。
  9. ステップ5:[終了]をクリックします。

インポートリクエストのキューを表示するには

  1. 任意のページの右上隅にある[管理]グローバルリンクをクリックします。
  2. [キューのインポート&エクスポート]セクションで、[インポートリクエストキュー]リンクをクリックします。

    [インポートリクエストキュー]ページには、完了予定時間などのリクエストに関する情報が表示されます。

    次の表では、インポート状態について説明します。

    状態

    説明

    キュー待ち

    インポートはまだ処理されていません。

    進行中

    インポートは処理中です。

    注:この状態のリクエストは削除できます。Oracle CRM On Demandに部分的にインポートされるデータを確認する必要があります。

    完了

    インポート中にエラーが発生しなかったことを示します。

    エラーあり

    インポートは完了しましたが、エラーが発生したレコードがあります。

    失敗

    インポートは完了しましたが、レコードはインポートされませんでした。

    エラー

    エラーが発生したため、インポートは完了しませんでした。

    取消済み

    インポートは取り消されました。

    次の表では、インポートレコードの情報について説明します。

    インポートレコードの情報

    説明

    送信数

    CSVファイル内に含まれるレコード数。

    処理数

    インポートエンジンが現在までに処理したレコード数。このフィールドは、20秒ごと、またはシステムプロセスにより設定された間隔で処理されます。

    正常にインポートされた数

    問題なくインポートされたレコード数。

    一部インポートされた数

    インポートされたものの、すべてのフィールドはインポートされなかったレコードの数。

    インポートされなかった数

    まったくインポートされなかったレコード数。

    取り消された数

    取り消す前にインポートされたレコードの数。

複数選択ピックリスト値をインポートするには

  1. CSVファイルで、複数値ピックリストをセミコロンで区切ります。

    たとえば、名前(名)を含む複数値ピックリストがあり、4つの名前をこのフィールドにインポートする場合、各名前をセミコロンで区切ります。

  2. [新規値をピックリストに追加]をクリックします。

    Oracle CRM On Demand により複数値ピックリストがインポートされます。



公開日 2017 年 9 月 Copyright © 2005, 2017, Oracle. All rights reserved. Legal Notices.