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レコードの変更されたフィールド内の情報について

Oracle CRM On Demand では、次のシステムフィールドを使用してレコードに対する最新の変更に関する情報が保存されます。

  • 変更 (外部)
  • 変更 : 日付
  • 変更者
  • 変更 : 日付 (外部)

特定の場合、Oracle CRM On Demandは1つ以上のこれらのフィールドに情報を書き込み、明示的なユーザーアクションに起因しないレコードに対する変更を反映します。このため、ユーザーがレコードに加えた変更を追跡する場合、これらのフィールド内の情報を信頼しないことをお勧めします。かわりに、監査証跡機能を使用してユーザーがレコードの特定のフィールドに加えた変更を追跡します。レコードタイプの監査証跡のカスタマイズの詳細は、「監査証跡のカスタマイズ」を参照してください。フィールド設定、役割およびアクセスプロファイルに対する変更の表示方法の詳細は、「管理設定変更の監査証跡の確認」を参照してください。

次は、レコードの[変更者]フィールドに対するシステム変更の例です。ユーザーは、担当者のプライマリ取引先として担当レコードにリンクされている取引先を削除します。削除した取引先レコードがデータベースから削除されると、削除した取引先と担当者との間のリンクがデータベースから削除されます。リンクがデータベースから削除された後、次にユーザーが担当者レコードを開いたとき、Oracle CRM On Demandでは、担当者のプライマリ取引先として別のリンクされた取引先が選択され、その取引先のIDがプライマリ取引先フィールドに書き込まれます。または、担当者にリンクされた取引先がない場合、Oracle CRM On Demandでは、それを反映するようにレコードが更新されます。次に、Oracle CRM On Demandによって、担当者レコードを開いたユーザーの名前で[変更者]フィールドが更新されます。

さらに、グループによって所有されているレコードの場合、ユーザーをグループから削除した後に、レコードのシステムフィールドの情報が自動的に更新されます。 グループが所有している共有レコードの[所有者]フィールドに、グループから削除したユーザーの名前が表示される場合、そのレコードの[所有者]フィールドの名前は、前の所有者がグループから削除された後、グループの別のメンバーの名前に変更されます。このような変更が商談レコードまたはポートフォリオレコードの所有権に対して行われると、レコードの最近の変更に関する情報を格納するシステムフィールドが更新され、レコードがOracle管理者ユーザーによって更新されたことを示す情報が表示されます。ただし、グループをサポートする他のレコードタイプの場合、システムフィールドは更新されません。グループをサポートするすべてのレコードタイプでは、ユーザーがグループから削除された結果としてフィールドが変更された場合、[所有者]フィールドがそのレコードタイプに対して監査するように設定されていても、共有レコードの[所有者]フィールドへの変更は監査証跡で追跡されません。

レコードの[変更者]フィールドには、レコードを直接更新するのに必要なアクセス権や権限がないユーザーの名前も表示される可能性があります。たとえば、ユーザーの状態が[有効]から[無効]に、または[無効]から[有効]に変更されると、[企業プロファイル]ページの[有効なユーザー]および[無効なユーザー]フィールドの値が更新されます。これらのフィールドが変更された結果、その変更を行ったユーザーに企業プロファイルの更新に必要な権限がない場合でも、[企業プロファイル]ページの[変更者]フィールドが更新され、ユーザーレコードを更新したユーザーの名前が表示されます。


公開日 2017 年 9 月 Copyright © 2005, 2017, Oracle. All rights reserved. Legal Notices.