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客先への訪問(セールスコール)の追跡

注:この機能は、Oracle CRM On Demand Life Sciences Editionでのみ使用できます。 また、このトピック内の情報は、企業で[状態]ピックリストフィールドにデフォルトの値セットが使用されていることが前提となっています。ただし、管理者が[状態]ピックリストフィールド内の標準の値セットを変更した場合は、Oracle CRM On Demandにおける活動処理がこのトピックで説明されているとおりには機能しない場合があります。

[コール詳細]ページでは、次の操作を行えます。

  • 説明した製品、提供したサンプル、プロモーションアイテム、教育アイテム、説明した解決策、関連担当者などの情報を記録することで、客先への訪問(セールスコール)を追跡できます。客先への訪問(セールスコール)は、次のいずれかの方法で追跡できます。
    • 製品詳細、提供サンプル、サンプルリクエスト、およびプロモーションアイテム情報を親コールに追加します。
    • 出席者を親コールに追加し、各出席者レコードの製品詳細、提供サンプル、サンプルリクエスト、およびプロモーションアイテム情報を追跡します。

      注:出席者とは、ミーティングの出席者または通話先の個人です。

      出席者を使用して客先への訪問(セールスコール)を追跡する場合は、次の点に注意してください。

    • すべての出席者は、親コールに記録された製品詳細情報を継承します。
    • 出席者情報は、親コールのプライマリ担当者情報に影響を与えません。
  • この情報は、スマートコールというテンプレートとして保存できます。このスマートコールテンプレートは、臨床研究者の登録など、同じ目的で複数の客先を訪問する際に役に立ちます。このテンプレートは非公開にすることも、他の人が使用できるように公開することもできます。

    スマートコールテンプレートを新しいコールに使用すると、そのコールに関連する製品の詳細情報、提供プロモーションアイテム、提供サンプルの情報など、スマートコールのほとんどの情報が新しいレコードに自動的に挿入されます。ただし、提供サンプルのロット番号などのフィールドは、テンプレートの一部として保存されません。

    コールにスマートコールテンプレートを適用してから残りのフィールドを更新して、その訪問の詳細を追跡します。

    企業の管理者により[取引先編集]ページまたは[担当者編集]ページに[最終訪問日]フィールドが組み込まれている場合、リンク先の取引先およびリンク先のすべての担当者のこのフィールドが自動的に更新されます。コールレコードの状態を[完了]に変更し、レコードを保存した時点で、更新が行われます。コールの開始時刻と日付がフィールドに反映されます。

    注意: Oracle CRM On Demand Disconnected Mobile SalesはOracle CRM On Demandでスマートコール設定と共存できますが、スマートコールはサポートされず、応答もされません。

    スマートコールの詳細については、「スマートコールの管理」を参照してください。

  • 在庫期間の調整処理に使用するために、コール情報を提出できます。

    コール詳細情報が提出された後、Oracle CRM On Demand Life Sciences Editionでは次の操作が実行されます。

    • コール活動のステータスが[提出済み]に設定されます。
    • ステータスが[提出済み]に設定されたコール詳細のすべてのレコードがロックされ、変更や削除ができなくなります。コール活動レコードのレコードのロックについては、『Configuration Guide for Oracle CRM On Demand Life Sciences Edition』を参照してください。
    • 在庫期間の調整処理に使用する支出トランザクションが作成されます。詳細については、「在庫期間の調整」、「在庫の調整プロセス」、および「支出トランザクションの表示」を参照してください。

      注: コールレコードに有効な担当者の都道府県免許が含まれていない、または署名レコードが関連付けられていない場合で、管理者が[ライフサイエンス関連の設定]ページでこれらの条件に対する検証チェックを設定していると、Oracle CRM On Demandにエラーメッセージが表示され、コールは送信できません。関連する設定の詳細は、「ライフサイエンス関連設定の設定」の担当者の都道府県免許検証の有効化および署名検証の有効化を参照してください。

担当者コールで使用されるプライマリ担当者を変更する際の制限事項

担当者コールを保存した後にそのコールで使用されているプライマリ担当者を変更すると、次のことが起こります。

  • 元のプライマリ担当者と新しいプライマリ担当者の下にコールが表示されます。
  • このコールは両方の場所で新しいプライマリ担当者を使用します。
  • 両コールとも主題行は変わりません。

次の例は、プライマリ担当者を変更したときの結果を示しています。

  1. JackとJillの2人の担当者を作成します。
  2. 担当者Jackに対する担当者コール(Call_Jack)を作成します。

    このコールのプライマリ担当者はJackに設定されます。

  3. Call_Jackコールのプライマリ担当者をJillに変更します。

    Oracle CRM On Demandによって担当者Jillの下に2つ目のコールが自動作成されますが、このコールでは元の主題(Call_Jack)が使用されます。Call_JackコールがJackとJillの両方の担当者の下に表示されます。必要に応じ、Jillの下に表示されているコールの主題行を、よりふさわしい名前(Call_Jillなど)に変更します。

作業前の準備:

  • コール(取引先コールまたは担当者コール)を追加、編集または提出するには、役割に[コール : コールの詳細化を有効化]権限が含まれる必要があります。
  • コールへのアクセスを管理し、Oracle CRM On Demand Disconnected Mobile Salesアプリケーションへの自動コール提出を設定するには、役割に[コール : コールの管理]権限が含まれる必要があります。通常、この権限は、企業の管理者にのみ付与されます。

客先への訪問(セールスコール)を追跡するには

  1. [取引先]または[担当者]ホームページで、訪問する取引先または担当者を開きます。

    レコードの選択方法については、「レコードの検索」を参照してください。

    注:Oracle CRM On Demandの大量コール計画機能を使用して、一度に最大25の顧客への訪問(セールスコール)を計画できます。複数の顧客の予定コールの作成方法の詳細は、「大量コール計画」を参照してください。

  2. [取引先詳細]または[担当者詳細]ページの[コール]セクションで、[新規コール]または[自動コール]をクリックして新しいコールレコードを作成します。

    注:[詳細]ページに[コール]セクションが表示されない場合は、ページの右上隅にある[レイアウトを編集]リンクをクリックし、[コール]セクションをページレイアウトに追加します。このセクションをページレイアウトに追加できない場合、企業の管理者に問い合わせてください。

    • [新規コール]をクリックすると、[コール編集]ページが表示されます。このページで、新しいコールレコードに関するほとんどの情報を手動で入力する必要があります。

      [タイプ]フィールドには[コール]を必ず指定してください。指定しないと、関連項目である[提供サンプル]、[プロモーションアイテム]、[製品詳細]を使用できません。

    • [自動コール]をクリックすると、[コール詳細]ページが表示されます。このページでは、新しいコールレコードの次のフィールドデータが自動的に入力されます。
      • [状態]フィールドには[計画済み]の値が設定されます。
      • [終了日]フィールドには、[開始日]に30分加算した値が設定されます。
      • [主題]フィールドには[自動コール]の値が含まれ、このフィールドには取引先名または担当者名が表示されます。
      • [タイプ]フィールドには[コール]の値が設定されます。

        警告:Oracle CRM On Demandライフサイエンスの顧客は、[タイプ]の値[コール]を無効にしたり、カスタマイズすることはできません。

  3. [コール編集]または[コール詳細]ページで、次の手順を実行します。
    1. 新規のコールレコードに既存のスマートコールの情報を挿入するには、[スマートコール]フィールドの横にある[ルックアップ]アイコンをクリックし、スマートコールを選択します。
    2. 情報を入力または更新します。

      この手順の最後にあるコールレコードフィールドを説明した表では、一部のフィールドについて説明します。

      : 企業の管理者は、レコードタイプ、フィールド、リストのオプションの名前を変更するなど、様々な方法でOracle CRM On Demandをカスタマイズできます。そのため、ユーザーに表示される情報と、オンラインヘルプで説明されている標準的な情報は異なることがあります。 企業の管理者が定義したカスタムフィールドは、スマートコールテンプレートに保存されます。

  4. 次のいずれかの方法で、レコードを保存します。
    • [コール編集]ページで[保存]をクリックします。
    • [コール詳細]ページで、[プライベートスマートコールとして保存]または[公開スマートコールとして保存]のいずれかをクリックします。

      詳細は、「コール詳細情報のテンプレートとしての保存」を参照してください。

  5. 次に、必要に応じて、[コール詳細]ページで、次のいずれかの操作を実行します。
  6. [提出]をクリックして、処理のためにコール詳細情報を提出します(「在庫追跡のためのコール詳細情報の提出」を参照)。

    フィールド

    説明

    主要コール情報

    主題

    100文字に制限されます。スマートコールテンプレートの名前。

    プライマリ担当者

    自動的に入力されます。

    このコールが取引先と担当者の両方にリンクされている場合、[取引先詳細」ページと[担当者詳細]ページの両方に関連情報としてこのコールレコードが表示されます。

    注:スマートコールテンプレートから新しいコールレコードを作成するときに、このフィールドはその新しいレコードにコピーされません。

    取引先

    自動的に挿入されます(読み取り専用)。

    このコールが取引先と担当者の両方にリンクされている場合、[取引先詳細」ページと[担当者詳細]ページの両方に関連情報としてこのコールレコードが表示されます。

    :スマートコールテンプレートから新しいコールレコードを作成するときに、このフィールドはその新しいレコードにコピーされません。

    住所

    取引先レコードまたは担当者レコードの個人の住所フィールドから取得した完全な全部が表示されます。

    :スマートコールテンプレートから新しいコールレコードを作成するときに、このフィールドはその新しいレコードにコピーされません。

    スマートコール

    ユーザーの役割に権限が含まれている場合は、スマートコールテンプレートを選択できます。

    :スマートコールテンプレートから新しいコールレコードを作成するときに、このフィールドはその新しいレコードにコピーされません。

    状態

    訪問(コール)の状態です。[割当済み]、[完了]、[延期]、[通話中]、[チャット内]、[進行中]、[開始前]、[計画済み]、[署名]、[提出]、[提出中]、[他のユーザーを待機中]のいずれかになります。

    Oracle CRM On Demand Life Sciences Editionでは、コールの処理中に次の状態値が使用されます。

    • 計画済み。コールはカレンダーおよび[カレンダー]ページの[予定コール]セクションに表示されます。カレンダーおよび[カレンダー]ページの[予定コール]セクションの予定コールを表示するには、ユーザーの役割に[コール: カレンダーの予定コール]権限が含まれている必要があります。
    • 署名。コールのコンテンツがコール受取人により通知されました。Oracle CRM On Demand Life Sciences Editionはコールをロックしており、提供されたサンプル、提供されたプロモーションアイテムまたはコールのサンプルリクエストにこれ以上変更を加えることはできません。
    • 提出。ユーザーが[取引先コール詳細]または[担当者コール詳細]ページで[提出]をクリックした後、Oracle CRM On Demand Life Sciences Editionではコールが処理され、調整のためのトランザクションが作成されました。
    • 提出中。Oracle CRM On Demand Disconnected Mobile Salesアプリケーションによりこの状態が設定されると、コールレコードを更新するために企業の管理者が設定するワークフロールールがトリガーされます。提出中状態およびワークフロールールは、Oracle CRM On DemandとOracle CRM On Demand Disconnected Mobile Salesアプリケーションの統合をサポートするために使用されます。

      注意: 企業の管理者が活動レコードのワークフローランタイムイベントアクションを設定した場合、署名または提出中状態によりOracle CRM On Demand Disconnected Mobile Salesアプリケーションへのコール提出がトリガーされます。このランタイムイベントアクションの設定方法は、「Configuration Guide for Oracle CRM On Demand Life Sciences Edition」を参照してください。ワークフロールールの設定に関する一般情報は、「ワークフロー設定」を参照してください。

      :スマートコールテンプレートから新しいコールレコードを作成するときに、このフィールドはその新しいレコードにコピーされません。

    活動通貨

    別の通貨を選択して、価格をその通貨に変換することができます(企業の管理者がその機能を設定している場合)。

    目標

    1,500文字に制限されます。

    開始時刻

    コールを開始する日時。デフォルト値は、今日の午後12時です。

    :スマートコールテンプレートから新しいコールレコードを作成するときに、このフィールドはその新しいレコードにコピーされません。

    経過時間

    開始時刻と終了時刻に基づいて計算されたフィールド(分単位)。

    :スマートコールテンプレートから新しいコールレコードを作成するときに、このフィールドはその新しいレコードにコピーされません。

    終了時刻

    デフォルトでは、開始時刻に30分が加算されます。

    :スマートコールテンプレートから新しいコールレコードを作成するときに、このフィールドはその新しいレコードにコピーされません。

    タイプ

    コール、フォローアップ、デモ、電子メール、イベント、FAX、ミーティング、個人、プレゼン、その他、または予定のいずれかです。

    サンプル管理を実行するには、[コール]を選択する必要があります。

    コールタイプ

    (読み取り専用)コールのタイプに応じて、取引先コール、プロフェッショナルコール、出席者コール、または一般的なコールが表示されます。

    注:[コールタイプ]フィールドのデフォルトは、担当者コールの場合は[プロフェッショナルコール]、親取引先コールの場合は[取引先コール]、出席者を親取引先コールに追加する場合は[出席者コール]に設定されます。

    参照番号

    署名済みの書類など、関連項目の参照番号を保存するのに使用できるテキストフィールドです。

    :スマートコールテンプレートから新しいコールレコードを作成するときに、このフィールドはその新しいレコードにコピーされません。

    追加情報

    費用

    :スマートコールテンプレートから新しいコールレコードを作成するときに、このフィールドはその新しいレコードにコピーされません。

    書類署名

    :スマートコールテンプレートから新しいコールレコードを作成するときに、このフィールドはその新しいレコードにコピーされません。

    個人

    :スマートコールテンプレートから新しいコールレコードを作成するときに、このフィールドはその新しいレコードにコピーされません。

    説明

    16,350文字に制限されます。

    次のコール

    1,500文字に制限されます。

    :スマートコールテンプレートから新しいコールレコードを作成するときに、このフィールドはその新しいレコードにコピーされません。

関連トピック

客先への訪問の追跡に関連する情報については、次のトピックを参照してください。


公開日 2017 年 9 月 Copyright © 2005, 2017, Oracle. All rights reserved. Legal Notices.