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パーソナライズ関連情報レイアウトが役割のページレイアウトとやり取りする方法

各ユーザーの役割には、レコードタイプごとにページレイアウトが割り当てられています。ページレイアウトによって、様々なレコードタイプのレコードを作成、表示および編集するページに表示されるフィールド、ページセクション、および関連情報セクションが決定されます。ユーザー役割の[詳細ページのパーソナライズ - 関連情報]権限が有効になっている場合、ユーザーはレコードタイプの[詳細]ページで関連情報セクションのレイアウトをパーソナライズできます。 ユーザーは、関連情報セクションを表示または非表示にしたり、[詳細]ページに表示される関連情報セクションの順序を変更できます。

注: ユーザー役割の設定によっては、ユーザーがレコードページの項目レイアウトをパーソナライズできる場合があります。詳細は、「パーソナライズ項目レイアウトが役割のページレイアウトとやり取りする方法」を参照してください。

必要に応じて、パーソナライズしたバージョンのページレイアウトを役割のデフォルト設定にリセットできます。詳細は、「パーソナライズページレイアウトのリセット」を参照してください。

パーソナライズ関連情報レイアウトが静的ページレイアウトとやり取りする方法

静的ページレイアウトを使用している場合、特定のレコードタイプのすべてのレコードで同じレイアウトが使用されます。ユーザーが静的[詳細]ページレイアウトの関連情報セクションのパーソナライズレイアウトを作成すると、次のような動作になります。

  • ユーザーがレコードタイプの[詳細]ページの関連情報セクションのレイアウトを変更した後は、そのタイプのレコードの[詳細]ページをユーザーがオープンするたびに、ユーザーのパーソナライズレイアウトが使用されます。
  • ユーザーがパーソナライズした関連情報セクションのレイアウトは、次のいずれかのアクションが発生するまで、そのレコードタイプのすべてのレコードに対して引き続き使用されます。
    • ユーザーが関連情報セクションのパーソナライズレイアウトを再度編集した場合。
    • ユーザーが、レイアウトをユーザーの役割のデフォルトページレイアウトにリセットした場合。

      注: 項目レイアウトをデフォルトレイアウトに戻しても、関連情報セクションのパーソナライズレイアウトには影響しません。同様に、関連情報セクションのパーソナライズレイアウトをデフォルトレイアウトに戻しても、レコードタイプのパーソナライズ項目レイアウトには影響しません。

    • ユーザーの役割のページレイアウトを、企業の管理者がデフォルトページレイアウトにリセットした場合。

      注: 管理者がレコードタイプのページレイアウトを役割のデフォルトレイアウトにリセットした場合、パーソナライズ項目レイアウト、およびそのレコードタイプの関連情報セクションのパーソナライズレイアウトはすべて、その役割を持つユーザーのデフォルトに戻されます。ただし、管理者がレコードの新しいページレイアウトを役割に割り当てる場合、その役割を持つすべてのユーザーにはレコードタイプの新しい項目レイアウトが表示されますが、ユーザーが関連情報レイアウトをデフォルトレイアウトに戻すまで、レコードタイプの関連情報セクションのパーソナライズレイアウトが引き続き表示されます。

  • ユーザー役割のデフォルトページレイアウトにある使用可能なリストおよび表示対象の関連情報セクションを企業の管理者が変更すると、次のような動作になります。
    • 以前に使用不可だった関連情報セクションを、デフォルトページレイアウトにある表示対象セクションのリストまたは使用可能セクションのリストに企業の管理者が移動しても、そのセクションは、対応するユーザーパーソナライズレイアウトに自動的には表示されません。新しく使用可能になったセクションを表示する必要がある場合、ユーザーがパーソナライズレイアウトを編集して、表示対象セクションのリストにそのセクションを追加する必要があります。
    • 企業の管理者がデフォルトページレイアウトで、表示対象セクションのリストから使用可能セクションのリストに関連情報セクションを移動した場合、そのセクションがユーザーのパーソナライズレイアウトに既に表示されている場合は、ユーザーがそのセクションをパーソナライズレイアウトの表示対象セクションのリストから削除するか、レイアウトをデフォルトレイアウトにリセットするまで、そのセクションは引き続き表示されます。
    • 企業の管理者がデフォルトページレイアウトの表示不可セクションのリストに関連情報セクションを移動した場合、そのセクションがユーザーのパーソナライズレイアウトに既に表示されている場合は、そのユーザーのレコードの[詳細]ページにそのセクションが引き続き表示されます。ただし、[詳細]ページのパーソナライズレイアウトをユーザーが次回編集すると、レイアウトの表示対象セクションのリストにそのセクションはもう表示されず、[個人レイアウト]ページで[保存]をクリックすると、使用不可のセクションがレイアウトから削除され、レコードの[詳細]ページに表示されなくなります。

パーソナライズ関連情報レイアウトが動的ページレイアウトとやり取りする方法

一部のレコードタイプでは、企業の管理者が動的ページレイアウトを作成できます。動的ページレイアウトでは、レコードのフィールドのピックリスト値を使用して、レコードのページレイアウトの動的レンダリングが決定されます。たとえば、取引先タイプが[顧客]の取引先の[詳細]ページに対しては、特定のレイアウトをユーザーに表示する必要があり、取引先タイプが[競合会社]の取引先には、別のページレイアウトを表示する必要がある場合があります。その場合、企業の管理者は、[取引先詳細]ページに対して動的ページレイアウトを設定して、必要に応じてユーザーの役割に割り当てることかできます。

動的レイアウトを使用する場合、企業プロファイルの[個別の動的ページレイアウトのパーソナライゼーションを有効化]チェックボックスで、1つのレコードタイプに対して関連情報セクションのパーソナライズレイアウトの作成を1つのみユーザーに許可するのか、複数のパーソナライズレイアウトの作成を許可するのかを制御できます。各動的ページレイアウトのパーソナライズの有効化チェックボックスは、次のように動作します。

  • 企業プロファイルで[個別の動的ページレイアウトのパーソナライゼーションを有効化]チェックボックスがオフになっている場合、ユーザーは1つのレコードタイプに対して関連情報セクションのパーソナライズレイアウトを1つしか作成できません。関連情報セクションのユーザーのパーソナライズレイアウトは、ページレイアウトの動的レンダリングを決定するピックリストフィールドの値に関係なく、そのレコードタイプのすべてのレコードの[詳細]ページに使用されます。

    たとえば、前述のように[取引先]レコードタイプに動的レイアウトが使用されているとします。[競合会社]取引先タイプの取引先の[詳細]ページで作業中に、関連情報セクションのレイアウトをユーザーが変更すると、取引先タイプに関係なく、すべての取引先レコードの[詳細]ページで、関連情報セクションのパーソナライズレイアウトが使用されます。

    レイアウトをパーソナライズした後、ユーザーがそのパーソナライズレイアウトに加えた変更はすべて、そのタイプのすべてのレコードの[詳細]ページに反映されます。ユーザーがレコードタイプの関連情報セクションのレイアウトをユーザーの役割のデフォルトレイアウトにリセットすると、そのレコードタイプの動的ページレイアウトが[詳細]レコードページに使用されます。

    たとえば、前述のように[取引先]レコードタイプに動的レイアウトが使用されているとします。ユーザーが[取引先]レコードタイプの関連情報セクションのレイアウトをユーザーの役割のデフォルトレイアウトにリセットすると、取引先タイプ[競合会社]または[顧客]の適切な動的ページレイアウトが使用されます。

  • 企業プロファイルで[個別の動的ページレイアウトのパーソナライゼーションを有効化]チェックボックスがオンになっている場合、ユーザーはピックリストフィールドの各値(この値がページレイアウトの動的レンダリング内容を決定します)に対して関連情報セクションのパーソナライズレイアウトを1つずつ作成できます。ピックリスト値用に作成したユーザーのパーソナライズレイアウトは、そのピックリスト値が選択されている同タイプのレコードをユーザーが開くたびに使用されます。

    ピックリスト値用の関連情報セクションの個人レイアウトを作成した後、ユーザーはそのパーソナライズレイアウトをさらに変更したり、その他のピックリスト値用のパーソナライズレイアウトを作成したりできます。ユーザーは、すべてのピックリスト値の関連情報セクションをデフォルトページレイアウトにリセットすることもできます。

企業プロファイルの[個別の動的ページレイアウトのパーソナライゼーションを有効化]チェックボックスの設定に関係なく、ユーザーの関連情報セクションのパーソナライズレイアウトとユーザーの役割のページレイアウトとの間で次のやりとりが行われます。

  • ユーザー役割のデフォルトページレイアウトにある使用可能なリストおよび表示対象の関連情報セクションを企業の管理者が変更すると、次のような動作になります。
    • 以前に使用不可だった関連情報セクションを、デフォルトページレイアウトにある表示対象セクションのリストまたは使用可能セクションのリストに企業の管理者が移動しても、そのセクションは、対応するユーザーパーソナライズレイアウトに自動的には表示されません。新しく使用可能になったセクションを表示する必要がある場合、ユーザーがパーソナライズレイアウトを編集して、表示対象セクションのリストにそのセクションを追加する必要があります。
    • 企業の管理者がデフォルトページレイアウトで、表示対象セクションのリストから使用可能セクションのリストに関連情報セクションを移動した場合、そのセクションがユーザーのパーソナライズレイアウトに既に表示されている場合は、ユーザーがそのセクションをパーソナライズレイアウトの表示対象セクションのリストから削除するか、レイアウトをデフォルトレイアウトにリセットするまで、そのセクションは引き続き表示されます。
    • 企業の管理者がデフォルトページレイアウトの表示不可セクションのリストに関連情報セクションを移動した場合、そのセクションがユーザーのパーソナライズレイアウトに既に表示されている場合は、そのユーザーのレコードの[詳細]ページにそのセクションが引き続き表示されます。ただし、[詳細]ページのパーソナライズレイアウトをユーザーが次回編集すると、レイアウトの表示対象セクションのリストにそのセクションはもう表示されず、[個人レイアウト]ページで[保存]をクリックすると、使用不可のセクションがレイアウトから削除され、レコードの[詳細]ページに表示されなくなります。

各動的ページレイアウトのパーソナライズの有効化オプションの変更について

企業の管理者は、企業プロファイルで各動的ページレイアウトのパーソナライズの有効化チェックボックスの設定を変更できます。チェックボックスの設定を変更すると、ユーザーに表示される関連情報セクションのレイアウトに影響する場合があります。この設定を変更したときのユーザー表示に関する影響は、次の条件によって決まります。

  • チェックボックスの以前の状態がオンであったかどうか(レコードタイプの各ピックリスト値に対してユーザーが関連情報セクションのパーソナライズレイアウトを1つずつ作成できたかどうか)。
  • 動的レイアウトが使用されるページに対し、ユーザーが関連情報セクションのパーソナライズレイアウトを1つ作成していたのか、それとも複数作成していたのか。

次の表は、選択解除されている状態で各動的ページレイアウトのパーソナライズの有効化チェックボックスを選択したときの、ユーザー表示への影響を示しています。

ユーザーがレコードタイプに対して1つのパーソナライズレイアウトを作成していましたか。

ユーザーがレコードタイプの各ピックリスト値ごとにパーソナライズレイアウトを作成していましたか。

 

チェックボックスを選択した後の動作

はい

いいえ

レコードタイプに対し、ロールに関連付けられたデフォルトの動的ページレイアウトのセットが使用されます。

はい

はい

各ピックリスト値用にユーザーが作成していたパーソナライズレイアウトが使用されます。

いいえ

いいえ

レコードタイプに対し、ロールに関連付けられたデフォルトの動的ページレイアウトのセットが使用されます。

いいえ

はい

各ピックリスト値用にユーザーが作成していたパーソナライズレイアウトが使用されます。

次の表は、選択されている状態の各動的ページレイアウトのパーソナライズの有効化チェックボックスを選択解除したときの、ユーザー表示への影響を示しています。

ユーザーがレコードタイプに対して1つのパーソナライズレイアウトを作成していましたか。

ユーザーがレコードタイプの各ピックリスト値ごとにパーソナライズレイアウトを作成していましたか。

 

チェックボックスを選択解除した後の動作

はい

いいえ

ユーザーが以前に作成していた1つのパーソナライズレイアウトが使用されます。

はい

はい

ユーザーが以前に作成していた1つのパーソナライズレイアウトが使用されます。

いいえ

いいえ

レコードタイプに対し、ロールに関連付けられたデフォルトの動的ページレイアウトのセットが使用されます。

いいえ

はい

レコードタイプに対し、ロールに関連付けられたデフォルトの動的ページレイアウトのセットが使用されます。

注: ユーザーが以前に作成したパーソナライズレイアウトと現在のデフォルトレイアウトが異なる場合は、[個別の動的ページレイアウトのパーソナライゼーションを有効化]チェックボックスの設定を変更した後に、役割のページレイアウトをデフォルトレイアウトにリセットできます。ただし、役割のレイアウトをリセットすると、パーソナライズ項目レイアウトがデフォルトレイアウトにリセットされ、関連情報セクションのレイアウトもリセットされます。または、ユーザーが関連情報セクションのレイアウトをデフォルトにリセットするよう勧めることもできます。

関連トピック

ページレイアウトの詳細は、次のトピックを参照してください。


公開日 2017 年 9 月 Copyright © 2005, 2017, Oracle. All rights reserved. Legal Notices.