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共有住所の削除

トップレベルの共有住所レコードを削除すると、Oracle CRM On Demandによって、取引先、担当者、自動車ディーラー、またはパートナーのレコードに対するすべての非標準化フィールドが削除されます。

注: 共有住所を削除すると、その住所を共有するすべてのレコード、つまり、取引先、担当者、ディーラーおよびパートナーのレコードから削除されます。一方、関連するコール活動レコードからは削除されません。たとえば、関連する担当者の一部として担当者コールに共有住所が含まれている場合、その共有住所を削除しても担当者コールから住所は削除されません。一方、担当者レコードからは削除されます。

共有住所を削除すると非標準化フィールドが削除される例

トップレベルの共有住所の550 Walnut Lane, Swarthmore PA 19050, USAの例について考えてみます。2つの取引先と8人の担当者がこの共有住所を使用しています。この住所は一方の取引先には請求先住所としてリストされ、他方の取引先には出荷先住所としてリストされています。この住所は、8人の担当者のうち5人のプライマリ住所として指定されています。この共有住所を削除すると、Oracle CRM On Demandでは次の処理が実行されます。

  • 取引先および担当者との関連付けが削除されます。
  • 請求先住所情報が、請求先住所としてリストされていた取引先からクリアされます。
  • 出荷先住所情報が、出荷先住所としてリストされていた取引先からクリアされます。
  • 担当者住所情報が、プライマリ住所としてリストされていた5人の担当者からクリアされます。

削除した共有住所を復元する場合の考慮事項

削除した住所を復元する場合、Oracle CRM On Demandでは住所レコードの復元時に住所の設定が元の値に復元されないため、請求および出荷の設定を更新する必要があります。これらの値を再調整して、エラーデータの作成を回避する必要があります。 次の例について考えてみます。

  • 請求先住所としてマークされている取引先1の共有住所1を削除します。

    Oracle CRM On Demandによって、取引先1の請求先住所フィールドがクリアされます。

  • 次に新しい共有住所2を請求先住所として関連付けます。

    Oracle CRM On Demandによって、取引先1の請求先住所フィールドに共有住所2が移入されます。

  • [削除項目]リストから住所1を復元します。

    Oracle CRM On Demandによって、住所1が住所リストに復元され、この共有住所が取引先1に再度関連付けられますが、元の請求設定は復元されません。

    住所2と住所1が、取引先1に関連付けられている住所のリストに表示されます。請求先を住所1に手動で再設定するまで、請求先住所は住所2のままで、住所2の該当するフィールドがこの取引先に対して非標準化された状態となります。

注:1つの取引先、自動車ディーラー、またはパートナーのレコードに複数の請求先住所または出荷先住所を指定できないため、住所を復元した状況では請求先および出荷先設定を再調整する必要があります。これは、担当者住所を復元した場合のプライマリ設定に対しても適用されます。

レコードの削除/復元の詳細は、「レコードの削除/復元」を参照してください。

共有住所を削除するには

  1. 共有の[住所リスト]ページに移動します。
  2. 共有住所のレコードレベルメニューで、[削除]をクリックします。
  3. 確認ウィンドウで[OK]をクリックします。

公開日 2017 年 9 月 Copyright © 2005, 2017, Oracle. All rights reserved. Legal Notices.