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クライアント側拡張のアップロード

クライアント側拡張機能は、他のサーバーでホスティングするのではなく、Oracle CRM On Demandにアップロードしてホスティングできるファイルです。クライアント側拡張機能をアップロードすると、その拡張機能を参照する際に使用する一意のURLがOracle CRM On Demandによって生成されます。1つのクライアント側拡張で、2番目のクライアント側拡張の一意URLを使用して、2番目のクライアント側拡張を呼び出すことができます。URLを使用して、カスタムWebタブ、カスタムWebアプレット、グローバルWebアプレット、およびカスタムHTMLヘッド追加にクライアント側拡張を配置できます。

Oracle CRM On Demandの[クライアント側拡張機能リスト]ページからHTML、JPG、GIF、SWF、JavaScriptおよびCSSファイルをアップロードして、クライアント側拡張を作成できます。最大ファイルサイズは20メガバイト(MB)です。ただし、ファイルサイズを小さくするほど、ブラウザでOracle CRM On Demandからこれらのファイルをダウンロードするときのパフォーマンスが高まります。

注:Oracle CRM On Demandのカスタマーサポートは、クライアント側拡張のどのコンポーネントにもアクセスできません。これらのコンポーネントには、アップロードしたファイルやその中のコンテンツ、イメージ、クライアント側拡張の参照元(カスタムWebタブ、カスタムWebアプレット、グローバルWebアプレットおよびカスタムHTMLヘッド追加を含む)などがあります。したがって、これらの拡張の保守とサポートは、自分が担当する必要があります。

作業前の準備。この手順を実行するには、[クライアント側拡張機能のアップロードおよびカスタム HTML ヘッドタグの管理]権限を含む役割が割り当てられている必要があります。権限の追加の詳細は、「役割の権限について」を参照してください。

クライアント側拡張をアップロードするには

  1. 任意のページの右上隅にある[管理]グローバルリンクをクリックします。
  2. [アプリケーションカスタマイズ]セクションで、[アプリケーションカスタマイズ]をクリックします。
  3. [アプリケーションセットアップ]セクションで、[クライアント側拡張]をクリックします。

    [クライアント側拡張リスト]ページには、以前にアップロードしたクライアント側拡張が表示されます。このページでは、以前にアップロードしたクライアント側拡張を削除することもできます。

    注: カスタムWebタブ、カスタムWebアプレット、グローバルWebアプレットまたはカスタムHTMLヘッド追加に設定されているクライアント側拡張を削除すると、それが原因でこれらのアプレットが正しく機能しなくなります。Oracle CRM On Demandでは、特定のクライアント側拡張が使用中かどうかは示されません。

  4. [新規]をクリックします。
  5. ペーパークリップアイコンをクリックして、クライアント側拡張としてアップロードするコンテンツを検索します。

    このフィールドは必須です。

  6. 次の詳細を入力します。
    • MIME タイプ。これは、インターネットメディアタイプを示します。このタイプを使用すると、メディアタイプをブラウザに適切に表示できます。MIMEタイプの詳細をすべて入力してください。たとえば、ファイルタイプに従って次のいずれかを入力します。
      • テキスト/html
      • イメージ/jpeg
      • イメージ/gif
      • アプリケーション/x-shockwave-flash
      • テキスト/css
    • ファイル:サイズ (バイト):アップロード対象のファイルのサイズです。このフィールドは、Oracle CRM On Demandによって入力されます。
    • ファイル:拡張子。このフィールドは、Oracle CRM On Demandによって入力されます。
    • 名前。クライアント側拡張機能の名前。このフィールドは必須です。
    • URL名。この値は、クライアント側拡張を指すURLに意味のある名前を付けるために使用します。URL名には、A-Z、a-z、0-9、アンダースコア(_)およびピリオド(.)を使用できます。二重ピリオド(..)は使用できません。また、ピリオド(.)を文字列の末尾の文字として使用することもできません。URL名の例としては、「Logo_Image」や「Map376」があります。このフィールドはできる限り短くすることをお勧めします。このフィールドは、ユーザーが編集したときにのみ変更されます。したがって、アップロードしたファイルを置き換えたり、クライアント側拡張の名前を変更しても、[URL 名]フィールドの値は変わりません。そのため、カスタムWebタブ、カスタムWebアプレット、グローバルWebタブまたはカスタムHTMLヘッド追加を再設定しなくても、複数のバージョンのクライアント側拡張を更新、保守および配置できます。このフィールドを編集すると、[相対URL]と[完全URL]の各フィールドが変更されます。このフィールドは必須です。
    • 相対URL。このフィールドは、Oracle CRM On Demandによって入力されます。この値は、Oracle CRM On Demand内からクライアント側拡張に移動する相対URLです。このフィールド値が変更され、クライアント側拡張が配置されている場合、このクライアント側拡張を参照するカスタムWebタブ、カスタムWebアプレット、グローバルWebタブまたはカスタムHTMLヘッド追加を更新して、新しく生成されたURLが使用されるようにする必要があります。このフィールド値は、[URL 名]フィールドが更新された場合にのみ変更されます。
    • 完全URL。このフィールドは、Oracle CRM On Demandによって入力されます。この値は、Oracle CRM On Demandアプリケーション内のURLを指す完全URLです。このフィールド値が変更され、クライアント側拡張が配置されている場合、このクライアント側拡張を参照するカスタムWebタブ、カスタムWebアプレット、グローバルWebタブまたはカスタムHTMLヘッド追加を更新して、新しく生成されたURLが使用されるようにする必要があります。このフィールド値は、[URL 名]フィールドが更新された場合にのみ変更されます。
  7. [保存]をクリックします。

注: クライアント側拡張をアップロードしても、カスタムWebタブ、カスタムWebアプレット、グローバルWebタブまたはカスタムHTMLヘッド追加で設定するまではアクティブになりません。

クライアント側拡張をアップロードすると、Oracle CRM On Demandにより[相対URL]フィールドと[完全URL]フィールドの値が生成されます。これらの値を使用して、カスタムWebタブ、カスタムWebアプレット、グローバルWebタブまたはカスタムHTMLヘッド追加をクライアント側拡張に関連付けます。これらの場所の設定方法は、サーバーでホストされる拡張を設定する場合と同じです。

カスタムHTMLヘッド追加の追加方法の詳細は、「カスタムHTMLヘッド追加の管理」を参照してください。

既存のクライアント側拡張を編集するには

  1. 任意のページの右上隅にある[管理]グローバルリンクをクリックします。
  2. [アプリケーションカスタマイズ]セクションで、[アプリケーションカスタマイズ]をクリックします。
  3. [アプリケーションセットアップ]セクションで、[クライアント側拡張]をクリックします。
  4. [クライアント側拡張リスト]ページで、編集するクライアント側拡張を探します。
  5. 次の該当する操作を行います。
    • [名前]フィールドをクリックします。これにより、[クライアント側詳細]ページが開き、クライアント側拡張を編集できるようになります。
    • [編集]をクリックします。
  6. [保存]をクリックします。
  7. クライアント側拡張のファイルを置き換えた場合は、次の操作を行います。
    1. Oracle CRM On Demandからログアウトします。
    2. ブラウザのキャッシュをクリアします。
    3. クライアント側拡張がその配置ページにダウンロードされるように、再びログインして新しいクライアント側拡張をダウンロードします。Oracle CRM On Demandからのログアウトと再ログインを行わない場合、初回のダウンロード実行時から30日後に、新しいクライアント側拡張がダウンロードされます。

クライアント側拡張の編集に関するガイドライン

次のガイドラインを考慮してください。

  • ページ上のクライアント側拡張の参照数を最小限に抑えて、パフォーマンスに対する悪影響を軽減します。
  • クライアント側拡張のサイズをできる限り小さくします。たとえば、大きなイメージやSWFファイルの使用を避けます。クライアント側拡張の一部としてダウンロードするファイルを小さくするほど、大きなファイルに比べてページのロードが速くなります。
  • すべてのクライアント側拡張をできる限り少ないファイルにまとめて、パフォーマンスに対する悪影響を軽減します。
  • クライアント側拡張がブラウザのキャッシュに入れられるようにします。クライアント側拡張がブラウザのキャッシュに入れられるようにすると、ユーザーがページをロードするたびにOracle CRM On Demandサーバーからコンテンツをダウンロードする必要がなくなります。クライアント側拡張が変更された場合は、キャッシュをクリアして、Oracle CRM On Demandでその拡張を含むページがロードされるようにします。デフォルトでは、クライアント側拡張はキャッシュに30日間格納されます。
  • クライアント側拡張と資産を最小限に保って、アクションバーのパフォーマンスを向上させます。アプレットに含まれるクライアント側拡張をアクションバーに設定すると、ページが更新されるたびにアクションバーがロードされます。
  • クライアント側拡張を使用してWebサービスを呼び出すときには、Webサービスに関するすべてのガイドラインに従います。詳細は、『Oracle Web Services On Demand Guide』を参照してください。


公開日 2017 年 9 月 Copyright © 2005, 2017, Oracle. All rights reserved. Legal Notices.