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ToChar

Expression BuilderのToChar関数は、指定された日付または数値の式を、指定された形式の文字列に変換します。

構文

ToChar(expression, format)

注意:ToChar関数の1つのインスタンスで日付形式と数値形式の両方を使用しないでください。両方を使用すると、無効な結果になる可能性があります。

結果のタイプ

文字列

引数

この関数の引数について次の表で説明します。

引数

説明

expression

日付、日時、または数値を返す式またはフィールド。

format

日付や数値の形式を表す文字列。

この関数の日付形式について次の表で説明します。

形式コード

説明

DD

2桁の日(01 - 31)。

DDDD

dddd

日の名前。

MM

2桁の月(01 - 12、01は1月)。小文字のmmは分を示すので、大文字のMMを使用する必要があります。

MMMM

mmmm

月の名前。mm(小文字のmを2つ)は分を示すので、小文字を使用する場合はmmmm(小文字のmを4つ)で指定する必要があります。

Y

年の最後の桁。

YY

年の最後の2桁。

YYYY

4桁の年。

hh12

12時間形式の時間。

hh24

24時間形式の時間。

hh

時間。次の例のように、AMまたはPMを指定して時間を調整できます。

hh:mm:ss PM

AMもPMも指定しなかった場合、デフォルトで24時間形式が使用されます。

mm

 

 

分。mm(小文字のmを2つ)は常に分を示すため、2桁の日の指定には使用できません。

ss

秒。

この関数の数値形式について次の表で説明します。

形式コード

説明

#

####

指定された桁数の値を返します。値が負の場合は、先頭にマイナス記号が付きます。

0

####.00

先頭の0を返します。末尾の0を返します。

$

$###.00

先頭にドル記号の付いた値を返します。

,

#,###

指定された位置のカンマを返します。カンマは小数点の右側に表示することはできません。形式モデルはカンマから始まります。

.

###.##

指定された位置の小数点を返します。formatパラメータでは、1つの小数点だけが許可されます。小数点の後に指定されている桁数が、小数点の後で使用できる桁数よりも少ない場合、端数は切り上げられます。

数値形式の使用例

次の例では10の値が返されます。

ToChar (10, '##.##')

次の例では10の値が返されます。

ToChar (10, '##.00')

次の例では10.24の値が返されます。

ToChar (10.2388, '##.00')

次の例では-10.24の値が返されます。

ToChar (-10.2388, '##.##')

日付形式の使用例

次の例では、Timestamp()関数から返された値をDD/MM/YYYYの形式に変換します。

ToChar(Timestamp(),'DD/MM/YYYY')

たとえば、Timestamp()関数が02/29/2008 10:58:37の値を返すと、前の式は29/02/2008に評価されます。

次の例は、様々な形式で深夜を表す方法を示しています。

ToChar(Today(), YYYY/MM/DD hh:mm:ss PM)の結果は2009/05/22 12:00:00 AM

ToChar(Today(), YYYY/MM/DD hh:mm:ss)の結果は2009/05/22 00:00:00

ToChar(Today(), YYYY/MM/DD hh24:mm:ss PM)の結果は2009/05/22 00:00:00

関連トピック

関連するExpression Builderの情報については、次のトピックを参照してください。


公開日 2017 年 9 月 Copyright © 2005, 2017, Oracle. All rights reserved. Legal Notices.