ライフサイエンス > パーソナライズコンテンツ配信
パーソナライズコンテンツ配信
このトピックでは、Oracle CRM On Demand Life Sciences Editionで使用できるパーソナライズコンテンツ配信(PCD)機能について説明します。
パーソナライズコンテンツ配信について
パーソナライズコンテンツ配信(PCD)は、Oracleのクローズドループ型マーケティングのElectronic Detailingプレゼンテーション用のソリューションです。PCDを使用すると、セールス組織およびマーケティング組織は、デジタルコンテンツの管理、メッセージプランの作成、およびこれらのメッセージプランのフィールドセールス要員への配布を実行できます。また、セールス組織は、クローズドループ型分析のためにマーケティング組織に戻される顧客応答基準を自動的に取得しながら、顧客に合わせて調整したプレゼンテーションを実施できます。PCDは、プレゼンテーションの実施および顧客応答基準の取得に必要です。
PCDを使用するシナリオ
Oracle CRM On Demand PCDでは、次の操作を実行できます。
- デジタルコンテンツの管理
- メッセージプランの管理
- メッセージプランに対する顧客応答の保存
Oracle CRM On Demand PCDソリューションの対象ユーザーは、製品マネージャ、営業オペレーションマネージャ、およびセールス要員が使用する付随コンテンツを開発する他のユーザーです。
次のシナリオでは、PCD機能の使用目的の概要を示します。
- デジタルコンテンツの管理
デジタルコンテンツ(グラフィックファイル)は、最初に解決策レコードに添付されます。PCDでは様々なグラフィックフォーマットがサポートされますが、最も一般的なフォーマットは、豊富なメディアプレゼンテーションが可能なSWFファイルです。対応するサムネイルイメージ(通常はPNG、GIF、またはJPGファイル)も、サイズの大きいメディアファイルの圧縮グラフィック表現用に、同じ解決策レコードに添付されます。解決策レコードには、失効日、マーケティング承認および法務承認を受けているかどうかなど、添付ファイルに関するメタデータのフィールドが含まれています。
解決策レコードの設定方法については、「解決策」を参照してください。
- メッセージプランの管理
グラフィックファイルを解決策レコードに添付した後は、メッセージプランを作成します。メッセージプランは、セールスメッセージを伝えるために配置されたメディアファイルの集合で構成されています。ユーザーは、メッセージプランを構成する一連のメッセージプラン項目を指定します。各メッセージプラン項目は、解決策レコードとその関連デジタルコンテンツに対応しており、関連するメディアファイルも含まれています。これらのファイルは、プレゼンタが特定のトピックの詳細説明に使用できます。解決策レコードは、複数のメッセージプランに使用できるデジタルメディアファイルで構成されますが、メッセージプラン項目は、特定のメッセージプランに対するメディアファイルの使用に固有のメタデータとともに、特定の解決策メディアファイルの一意のインスタンスを表します。
メッセージプランとその関連レコードの設定方法については、「メッセージプラン」、「メッセージプラン項目」、および「メッセージプラン項目関係」を参照してください。
- メッセージプランに対する顧客応答の保存
メッセージプランは、Oracle CRM On Demandの外部のアプリケーションに配信されます。Oracle CRM On Demandは、外部アプリケーションから参加者のフィードバックを受信し、この情報を保存します。このようなフィードバックは、メッセージプランの配信内に一定期間保存され、定義済みの応答に関連付けることもできます。
メッセージ応答の設定方法については、「メッセージ応答の調整」を参照してください。
|