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カスケード式ピックリストの定義

カスケード式ピックリストは、あるピックリスト( 関連ピックリスト)の値を、別のピックリスト(ピックリスト)で選択された値に基づいて制限します。たとえば、親ピックリストがサービスリクエストカテゴリーのリストを提供し、サブカテゴリーという名前の関連ピックリストの値が制限される場合があります。たとえば、ユーザーがインストールという値をカテゴリーとして選択すると、サブカテゴリーのピックリストの動作が制限されて、インストールカテゴリーに関連付けられているピックリスト値のみ表示されます。

複数のピックリスト(事前定義ピックリストフィールドとカスタムピックリストフィールドの両方を含む)を、カスケード式ピックリストとしてリンクすることができます。また、カスケード式ピックリストはネストできるため、あるカスケード式ピックリスト定義の関連ピックリストを別のカスケード式ピックリスト定義の親ピックリストにすることもできます。

ネストされた多数のカスケードピックリストがあり、トップレベルの親ピックリスト値を更新する場合、更新された値は、次の例に示すようにネストの最初のレベルにのみ反映されます。

  • [取引先タイプ]というカスケード親ピックリスト、および[取引先優先順位]という関連ピックリストがあります。
  • [取引先優先順位]という2番目のカスケード親ピックリスト、および[取引先カテゴリー]という関連ピックリストがあります。
  • 次の値を持つ取引先レコードがあります。
    • 取引先タイプ。このフィールドの値は[顧客]です。
    • 取引先優先順位。このフィールドの値は[高]です。
    • 取引先カテゴリー。このフィールドの値は[プラチナ]です。
  • [取引先タイプ]の値を[パートナー]に更新すると、[取引先優先順位]の値は自動的にリセットされます。ただし、[取引先カテゴリー]の値は変更されないままです。

カスケード式ピックリストでピックリスト値グループにマップされた値を含むピックリストフィールドを使用できます。ただし、カスケード式ピックリストを定義するときにピックリスト値グループリストでピックリスト値グループを選択しているかどうかに関係なく、カスケード式ピックリスト定義では、親ピックリストフィールドの値と関連ピックリストフィールドの値の関係を1セットのみ指定できます。カスケード式ピックリストでピックリスト値グループを使用する方法の詳細は、「カスケード式ピックリストおよびピックリスト値グループについて」を参照してください。ピックリスト値グループの詳細は、「ピックリスト値グループについて」を参照してください。

作業前の準備。カスケード式ピックリスト定義を作成するには、親ピックリストと関連ピックリストが存在し、ページレイアウトに表示されている必要があります。関連ピックリストの値をフィルターするには、親ピックリストが表示されている必要があります。ピックリストの作成の詳細は、「フィールドの作成と編集」を参照してください。次の手順を実行するには、[アプリケーションをカスタマイズ]権限を含む役割が割り当てられている必要があります。

カスケード式ピックリスト定義を作成するには

  1. 任意のページの右上隅にある[管理]グローバルリンクをクリックします。
  2. [アプリケーションカスタマイズ]セクションで、[アプリケーションカスタマイズ]リンクをクリックします。
  3. [レコードタイプセットアップ]セクションで、必要なレコードタイプのリンクをクリックします。
  4. [カスケード式ピックリスト]セクションで、必要な[カスケード式ピックリスト]リンクをクリックします。

    表示されるレコードタイプには、カスタムピックリスト値を持つ親レコードタイプと、関連レコードタイプが含まれます。たとえば、商談の場合は、商談パートナーのリンクと商談競合会社のリンクがあります。

  5. [カスケード式ピックリスト]ページで、次のいずれかの操作を行います。
    • [編集]または[コピー]をクリックして、既存のカスケード式ピックリスト定義を変更します。
    • [新規]ボタンをクリックして、新しいカスケード式ピックリスト定義を作成します。

      カスケード式ピックリストウィザードの指示に従って手順を完了します。

  6. [ステップ1: ピックリストを選択]で、親ピックリストと関連ピックリストを選択します。
  7. [ステップ2: 値を選択]では、次の操作を行えます。
    • 親ピックリストの値と関連ピックリストの値の間の既存の関連付けを表示します。[親ピックリスト使用可能値]リストから値を選択すると、関連ピックリストの使用可能値が[関連ピックリスト使用可能値]リストに示され、表示される値が[関連ピックリスト表示値]リストに示されます。[関連ピックリスト表示値]リストに値がない場合は、親ピックリスト中の対応する値が選択されると、関連ピックリスト中のすべての値が表示されます。

      注: 企業でピックリスト値グループを定義している場合は、カスケード式ピックリストの設定がビジネスニーズを適切に満たしていることを検証しやすくするために、ピックリスト値グループリストでピックリスト値グループを選択(ハイライト表示)できます。ピックリスト値グループを選択した場合、[親ピックリスト使用可能値]リストおよび[関連ピックリスト使用可能値]リストには、選択したピックリスト値グループにマップされている値のみが表示されます。

    • 新しい関連付けを作成します。目的の値を、[関連ピックリスト使用可能値]から[関連ピックリスト表示値]に移動します。
    • 既存の関連付けを削除します。[関連ピックリスト表示値]から[関連ピックリスト使用可能値]に値を移動します。
  8. [ステップ3: 確認]で、親ピックリスト値ごとの関連ピックリスト値の選択を確認して[終了]をクリックすると、親ピックリストと関連ピックリストの間のカスケード関係の定義を完了できます。

    ウィザードで[終了]をクリックすると、現在のレコードタイプの[カスケード式ピックリスト]リストに戻ります。

    [終了]をクリックし、カスケード式ピックリスト定義をページレイアウトに追加すると、そのレイアウトを含むすべての役割に対して、追加された定義が有効化されます。


公開日 2017 年 9 月 Copyright © 2005, 2017, Oracle. All rights reserved. Legal Notices.