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見込み客を変換するためのアクセスプロファイルおよび役割の設定

見込み客を取引先、担当者、取引交渉登録または商談に変換するには、ユーザーの役割およびアクセスプロファイルを適切に設定しておく必要があります。変換プロセスに関連しているレコードタイプや、企業の管理者が見込み客変換ページをどのように設定しているかなどの条件に応じて、次の1つまたは複数のオプションを使用して見込み客を変換できます。

  • 変更しない
  • 自動作成
  • 既存を使用

このトピックでは、見込み客を変換するときに必要な役割およびアクセスプロファイルの設定を、使用するオプションと変換プロセスに関連するレコードタイプの組合せ別に説明します。

見込み客を変換するための役割の設定

見込み客を特定のレコードタイプのレコードに変換するには、ユーザーの役割を次のように設定する必要があります。

  • 見込み客変換権限を有効にする必要があります。
  • 既存を使用オプションを使用して見込み客を別のレコードタイプに変換するには、関連するレコードタイプに対して[アクセス可能]設定を有効にする必要があります。
  • 自動作成オプションを使用して見込み客を別のレコードタイプに変換するには、関連するレコードタイプに対して[アクセス可能]設定と作成可能設定を有効にする必要があります。

見込み客を変換するためのアクセスプロファイルの設定

次の表では、見込み客を変換するのに必要になる最低限のアクセスレベルを示しています。ここに示したアクセスレベルが、Oracle CRM On Demandが使用しているアクセスプロファイルに存在している必要があります。特定のレコードタイプのレコードに対するアクセスレベルはこのアクセスプロファイルから取得されます。

次の表では、見込み客レコードタイプで必要になる最低限のアクセスレベルを示しています。

レコードタイプ

アクセスレベル

見込み客

読み取り/編集

次の表では、見込み客レコードタイプに関連するレコードタイプで必要になる最低限のアクセスレベルを示しています。

レコードタイプ

関連レコードタイプ

アクセスレベル

見込み客

 

完了済み活動

読み取り/編集

オープン活動

読み取り/編集

カスタムオブジェクト01から03

読み込み

カスタムオブジェクト04から40

読み取り/編集

見込み客チーム

読み取り/編集

次の表では、変換プロセスに関連するトップレベルのレコードタイプで最低限必要になるアクセスレベルを、変換プロセスで選択するオプション別に示しています。

注意: 見込み客変更ページで作成しないオプションを選択した場合、レコードタイプに対するアクセスレベルは関係ありません。

レコードタイプ

既存を使用

自動作成

取引先

読み取り専用

読み取り専用

活動

読み取り専用

読み取り専用

担当者

読み取り専用

読み取り専用

取引交渉登録

該当なし

読み取り専用

商談

該当なし

読み取り専用

次の表では、関連するレコードタイプで必要になる最低限のアクセスレベルを、変換プロセスで選択するオプション別に示しています。

レコードタイプ

関連レコードタイプ

既存を使用

自動作成

取引先

 

取引先チーム

読み取り/作成/編集

読み取り/作成/編集

住所

読み取り専用

見込み客に住所が含まれている場合は、読み取り/作成。含まれていない場合、アクセスレベルは関係ありません

カスタムオブジェクト01から03

読み取り/作成/編集

読み取り/作成/編集

担当者

 

取引先

読み取り専用

読み取り専用

住所

読み取り専用

見込み客に住所が含まれている場合は、読み取り/作成。含まれていない場合、アクセスレベルは関係ありません

担当者チーム

読み取り/作成/編集

読み取り/作成/編集

カスタムオブジェクト01から03

読み取り/作成/編集

読み取り/作成/編集

商談

 

担当者

該当なし

読み取り/作成

カスタムオブジェクト01から03

読み取り/作成/編集

読み取り/作成/編集

商談チーム

読み取り/作成/編集

読み取り/作成/編集

売上

該当なし

読み取り/作成/編集

見込み客に関連付けられた活動およびカスタムオブジェクトレコードへのアクセス

標準アプリケーションでは、次のすべてに対する編集アクセス権がないと、見込み客変換に失敗します。

  • 見込み客の関連活動。
  • 見込み客の、カスタムオブジェクトレコードタイプの関連レコード(それらのレコードを取引先、担当者または商談に関連付けるオプションを[見込み客を変換]ページで選択した場合)。

ただし、管理者が企業プロファイルで編集可能な関連オブジェクトのみを変換する設定を選択していると、見込み客に関連付けられているすべての活動および関連カスタムオブジェクトレコードに対する編集アクセス権がなくても、見込み客を正常に変換できます。その場合、編集アクセス権のある関連レコードのみが、変換後に作成または更新されるレコードにリンクされます。

Oracle CRM On Demandでどのアクセスプロファイルが使用されるかについての詳細は、次のトピックを参照してください。

注意: 見込み客を取引交渉登録に変換するには、企業でOracle CRM On Demand Partner Relationship Management Editionを使用するための設定が行われている必要があります。パートナー関係管理の設定方法の詳細は、『Oracle CRM On Demand for Partner Relationship Management Configuration Guide』を参照してください。


公開日 2017 年 9 月 Copyright © 2005, 2017, Oracle. All rights reserved. Legal Notices.