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[住所]レコードタイプのジオコードフィールドについてOracle CRM On Demandには、[住所]レコードタイプの次のジオコードフィールドが用意されています。これらのフィールドは、デフォルトでは使用できません。
これらのフィールドが必要な場合、企業の管理者はこれらのフィールドを[住所]ページレイアウトに追加する必要があります。ページレイアウトにフィールドを追加する方法については、「静的ページレイアウトのカスタマイズ」を参照してください。 通常、ジオコードフィールドを使用して、住所や郵便番号などの住所値から地理的座標(一般的に緯度と経度と呼ばれる)を検索します。これらのジオコードフィールドは、Oracle CRM On Demandクライアントアプリケーション(Oracle CRM On Demand Disconnected Mobile Salesなど)でのマッピングや場所ベースの機能をサポートしたり、マッピングアプリケーション(Googleマップなど)で場所を特定するために使用されます。ユーザーがこれらのフィールドに入力しない場合、これらのフィールドは、クライアントアプリケーションで使用可能な住所値を使用する標準的なマッピング機能の使用に限定されます。 通常、緯度と経度は度、分、および秒表記を使用して表記されます(例: 59º20'30"N)。ただし、Oracle CRM On Demandでは、次のようにプラスまたはマイナス記号が付いた10進データとして表記して格納されます。
さらに、Oracle CRM On Demandでは緯度と経度の汎用的な10進形式がサポートされ、つまり、Oracle CRM On Demandでは小数区切りとしてピリオド(.)を使用する数表記がサポートされています。小数区切りとしてカンマ(,)を使用するロケールもありますが、そのようなロケールの場合でも、小数区切りとしてピリオド(.)を使用して10進データを入力する必要があります。Oracle CRM On Demandでは、データベースに格納されるのと同じ書式で10進数が表示され、この10進データはローカル書式に変換されません。 緯度と経度の値をOracle CRM On Demandに追加するには、次のように、緯度と経度の度、分、秒表記を10進表記に変換する必要があります。 10進の度 = 度 + 分/60 + 秒/3600 緯度または経度の値はマイナス値が可能であるため、プラスまたはマイナス記号が必要です。プラスの緯度値は赤道より北(N)で、マイナスの緯度値は赤道より南(S)です。プラスの経度値はグリニッジ子午線より東(E)で、マイナスの経度値はグリニッジ子午線より西(W)です。たとえば、いくつかの市について、次の表にOracle CRM On Demandの[緯度]フィールドと[経度]フィールドのサンプル値を示します。
注意: Oracle CRM On Demandでは、Oracle CRM On Demandで必要な表現への緯度と経度の変換は実行されません。[緯度]フィールドと[経度]フィールドには、住所に関連付けられたジオコードのみ格納されます。一般的に、Oracle CRM On Demandクライアントアプリケーション(Oracle CRM On Demand Disconnected Mobile Salesなど)では、ジオコードデータの処理と変換が実行されます。ただし、Oracle CRM On Demandでは、住所レコード内の情報を使用してOracle Spatialによってその住所に対応する緯度および経度の値を自動的に検索し、[緯度]および[経度]フィールドに入力できます。詳細は、「住所情報のジオコーディングについて」を参照してください。 |
公開日 2017 年 9 月 | Copyright © 2005, 2017, Oracle. All rights reserved. Legal Notices. |