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共有レポートフォルダへのユーザー参照の設定

デフォルトでは、すべてのユーザーの役割に、各共有フォルダへの参照が含まれています。個々のフォルダに特定の役割を手動でリンクさせることによって、デフォルト設定を変更できます。ただし、ユーザーの役割をフォルダに手動でリンクさせると、Oracle CRM On Demandでは、リンクさせた役割以外のすべてのユーザーの役割(管理者の役割を除く)がそのフォルダを参照できなくなります。したがって、参照が必要な役割には引き続き手動でリンクする必要があります。

サブフォルダのあるフォルダへ役割をリンクさせると、その役割はすべてのサブフォルダにもリンクします。これを変更するには、サブフォルダまで移動して、必要な変更を加えます。フォルダでの権限は、フォルダごとにユーザーの役割に割り当てられたアクセスレベルで制御します。アクセスレベルの権限は次のとおりです。

  • 読み込み。(デフォルト)フォルダのレポートを開いて表示できます。
  • 変更/削除。フォルダのレポートを表示、編集および削除したり、現在のフォルダに新しいフォルダを作成してサブフォルダの名前を変更できます。ただし、このアクセスレベルを使用して現在のフォルダの名前は変更できません。

次の表に示すように、アクセスレベルで[分析を管理]、[オープン分析]および[分析を保存]アクションを制御することもできます。

アクション

説明

分析を管理

  • 読み込み。単に内容を表示できます。アクションは実行できません。
  • 変更/削除。新しいフォルダを作成したり、レポートをコピー、削除、移動および名前変更できます。

オープン分析

このアクションは、ユーザーの役割に[読み込み]または[変更/削除]アクセスレベルが付与されている、空でないフォルダに対してのみ表示されます。

分析を保存

レポートは、ユーザーの役割に[変更/削除]アクセスレベルが付与されているフォルダにのみ保存できます。

管理者の役割には、常時、すべてのフォルダへの参照が含まれています。したがって、管理者の役割を手動でフォルダにリンクさせたり、フォルダから削除したりできません。管理者の役割をコピーしてカスタムの役割を作成した場合は、その役割がフォルダに対して手動でリンクされているか、リンクが削除されているかにかかわらず、すべてのフォルダへの常時参照を継承します。

[カスタムレポートの管理]分析権限をユーザーの役割に付与すると、フォルダーを参照する権限がユーザーにあるかどうかに関係なく、ユーザーがカスタムレポートを作成してレポートフォルダーに保存できるようになります。

作業前の準備。次の手順を実行するには、[内容を管理]権限を含む役割が割り当てられている必要があります。

共有レポートフォルダへのユーザーの参照を設定するには

  1. Oracle CRM On Demand(Oracle CRM On Demand Answersではなく)の任意のページの右上隅にある[管理]グローバルリンクをクリックします。
  2. [管理ホームページ]の[コンテンツ管理]セクションで、[コンテンツ管理]リンクをクリックします。
  3. [コンテンツ管理]ページの[レポートフォルダ]セクションで、[共有カスタム分析]リンクをクリックします。

    [フォルダリスト]ページに、[共有カスタム分析]の親ページのすべてのサブフォルダが表示されます。

    注: すべてのユーザーに[共有カスタム分析]のルートフォルダへの参照が設定されています。

  4. フォルダを次のように選択します。
    • 参照を設定するフォルダが最上位フォルダの場合は、そのフォルダ名をクリックします。
    • 参照を設定するフォルダがサブフォルダの場合は、適切なフォルダに到達するまで、親フォルダの[サブフォルダ]リンクをクリックし、該当するフォルダ名をクリックします。
  5. 特定の役割にフォルダへの参照を付与するには
    1. [フォルダ詳細]ページで、[役割を追加]をクリックします。
    2. 各役割フィールドの横にある[ルックアップ]アイコンをクリックしてユーザーの役割にリンクします。
    3. ドロップダウンメニューからアクセスレベル([読み込み]または[変更/削除])を選択します。
    4. [保存]をクリックします。
  6. フォルダへの参照を付与していた役割を削除するには
    1. [フォルダ詳細]ページで、その役割のレコードレベルメニューから[削除]を選択します。
    2. [OK]をクリックします。
  7. フォルダへの参照を付与していた役割のアクセスレベルを編集するには
    1. [フォルダ詳細]ページで、その役割のレコードレベルメニューから[編集]を選択します。
    2. [役割アクセスを編集]ページで、アクセスレベルを変更します。
    3. [保存]をクリックします。

      ヒント:サブフォルダの参照を設定した場合は、[親フォルダ]フィールド内のフォルダ名をクリックすると、その親フォルダの[フォルダ詳細]ページに戻ることができます。

個人レポートの共有

ユーザーの[分析(個人)]の個人レポートフォルダへの参照は、Oracle CRM On Demandセッションユーザーのみに限定されています。[分析(個人)]フォルダには、ユーザーが作成し、個人用として保存したレポートが含まれています。[カスタムレポートの管理]権限を持つユーザーは、個人レポートを[全社共有フォルダ]に保存すれば、ほかの人と共有できます

個人レポートを共有するには

  1. Oracle CRM On Demandで、[レポート]タブをクリックします。
  2. [レポートホームページ]の[カスタムレポートおよび分析]セクションで、[分析をデザイン]をクリックしOracle CRM On Demand Answersを開きます。
  3. Oracle CRM On Demand Answersで、[オープン分析]をクリックします。
  4. [オープン分析]ダイアログボックスで、分析に移動して選択し、[OK]をクリックします。
  5. [分析の作成と表示]ページで、[保存]をクリックします。
  6. [分析を保存]ダイアログボックスで、[共有フォルダ]フォルダ内の保存先フォルダ([全社共有フォルダ]など)を選択し、[OK]をクリックします。

組み込みレポートの共有と非表示について

組み込みレポートは、企業のすべてのユーザーに共有されます。

[分析レポートへのアクセス - 事前に作成された分析の表示]権限では、共有組み込み分析を特定の役割のユーザーに表示するかどうかを管理します。ユーザーの役割の[分析レポートへのアクセス - 事前に作成された分析の表示]を有効にした場合、すべての共有組み込み分析が[レポート]タブに表示されます。ユーザーの役割のこの権限を有効にしていない場合は、すべての組み込み分析が非表示になります。

特定の共有組み込みレポートを非表示にし、ほかのレポートは表示するには、[分析レポートへのアクセス - 事前に作成された分析の表示]をオフにします。クリアすると、すべての共有組み込みレポートが非表示になります。次に、特定の組み込みレポートを共有するには、Oracle CRM On Demand Answersに移動して共有するレポートを開き、[全社共有フォルダ]内の共有フォルダに保存します。必要に応じて、共有フォルダの参照を設定してください。

注: [分析レポートへのアクセス - 事前に作成された分析の表示]権限によって、組み込みレポートにアクセスできるかどうかが決まります。この権限が有効でない場合は、レポートのアクセス元の場所([レポート]タブ、ホームページ、ダッシュボード、Webアプレット、Webタブなど)に関係なく、レポートが表示されず、エラーメッセージが表示される場合があります。


公開日 2017 年 9 月 Copyright © 2005, 2017, Oracle. All rights reserved. Legal Notices.