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統合イベントについて統合イベントは、Oracle CRM On Demandのレコードに対する個々の変更(作成、更新、削除、関連付け、関連付け解除)に基づいて外部プロセスをトリガーするメカニズムです。統合イベントは、ユーザーが変更したデータに関する情報を保持しています。この情報はXMLファイルとして1つまたは複数の統合イベントキューに入れられます。このXMLファイルは、Oracle CRM On Demand内のイベントの詳細に外部アプリケーションからアクセスするために使用できます。たとえば、外部アプリケーションからOracle CRM On Demandの取引先の変更を追跡し、その変更に従ってローカル更新をトリガーする処理が必要になる場合があります。 顧客が複数のアプリケーションを個別にOracle CRM On Demandと統合する必要がある場合、企業の管理者は複数の統合イベントキューを定義できます。統合イベント機能を使用して複数のキューに同じイベントを生成することで、外部アプリケーションはリクエストに特定のキューからのイベントのみを設定できるため、キューの整合性が保証されます。 統合イベント管理の設定について新規の顧客の場合は、統合イベント機能が自動的に有効になります。ただし、既存の顧客の場合、Oracle CRM On Demandの統合イベント機能は、Oracle CRM On Demand Customer Careと企業の管理者による設定が必要です。Oracle CRM On Demand Customer Careに連絡して、統合イベント管理のサポートを依頼するとともに、統合イベントキューの最大合計サイズを指定してください。 注:統合キューの最大サイズは[企業プロファイル]ページには表示されません。 Oracle CRM On Demand Customer Careが統合イベント機能を設定すると、[管理ホームページ]の[データ管理ツール]セクションに[統合イベント管理]リンクが表示されます。管理者の役割を持つユーザーには、[統合イベントアクセスの有効化]権限が有効になります。詳細については、「役割の追加」を参照してください。 統合イベントの作成、保存およびアクセスについて統合イベントの作成をトリガーするには、[統合イベントの作成]アクションを含むワークフロールールを作成する必要があります。このようなアクションのそれぞれについて、追跡するレコードのフィールドを指定できます。追跡対象フィールドの値が変更されると、その変更内容が統合イベントに記録されます。統合イベントの書込み先キューを指定することもできます。ワークフロールールの詳細は、「ワークフロールールについて」を参照してください。 統合イベントは1つまたは複数のキューに入れられます。このキューの最大合計サイズは、カスタマーサポート担当者によって指定されます。デフォルトの統合イベントキューが用意されていますが、追加キューを作成することもできます。 キューがいっぱいになると、それ以上の統合イベントは保存されません。キューの統合イベント数が再び最大を下回ると、新しいイベントがキューに追加されます。 [統合イベント設定]ページで、キューから統合イベントを削除できます。また、キューがいっぱいになったとき、またはキューの統合イベント数が指定した数を超えたときに、特定のアドレスに警告の電子メールを送信するようにOracle CRM On Demandを設定することもできます。 デフォルトキューなどの統合イベントキューを無効にすることができますが、キューを削除することはできません。 外部アプリケーションから統合イベントキューにアクセスするには、統合イベントWebサービスを使用します。このWebサービスには次の2つのメソッドがあります。
統合イベントWebサービスのWSDL(Web Services Description Language)ファイルのダウンロードの詳細は、「Web サービスの統合」を参照してください。統合イベントWebサービスの詳細は、『Oracle Web Services On Demand Guide』を参照してください。 場合によっては、クライアントアプリケーションで処理できないイベントが統合イベントキューに含まれる可能性があります。このような不適切なイベントの処理方法の詳細は、『Oracle Web Services On Demand Guide』を参照してください。
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公開日 2017 年 9 月 | Copyright © 2005, 2017, Oracle. All rights reserved. Legal Notices. |