Oracle® Fusion Middleware Oracle Application Development FrameworkによるFusion Webアプリケーションの開発 12c (12.2.1.2.0) E82918-03 |
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次のトピックはOracle JDeveloperとOracle Application Development Framework (Oracle ADF)の新機能と変更された機能、およびこのガイドで説明されているその他の重要な変更点について概要を示しています。以前のJDeveloperリリースでは、このドキュメントは『Oracle Application Development Framework Fusion開発者ガイド』というタイトルでした。
Oracle JDeveloperおよびOracle Application Development Framework (Oracle ADF)のOracle Fusion Middlewareリリース12c (12.2.1.2.0)には、次の新しい開発機能と変更された開発機能が含まれています。これらの機能について、このガイドで説明します。
ADFビジネス・コンポーネント
新しいADFビジネス・コンポーネント・フレームワークのベース・クラス・セットは、プログラムによるビュー・オブジェクトとプログラムによるエンティティ・オブジェクトの共通メソッドを実装します。これらのフレームワーク・クラスは、ライフサイクルの知識を必要とせずに様々なライフサイクル・フェーズ中にビュー行と対話するフック・ポイントを提供します。詳細は、「カスタム・データ・ソースおよびFramework Base Class ProgrammaticViewObjectImplを使用したプログラム的操作」および「カスタム・データ・ソースおよびFramework Base Class ProgrammaticEntityImplを使用したプログラム的操作」を参照してください。
Groovy式はデバッガを使用してデバッグできます。詳細は、「ビジネス・コンポーネント内のGroovy式のデバッグ」を参照してください。
ADF REST
RESTリソースに対するデフォルトのADF RESTフレームワーク・バージョンの宣言のサポートにより、サービス・クライアントでは、ADF RESTランタイム・フレームワークのバージョン2で提供される拡張問合せ機能など、新機能および拡張機能を実行時に利用できます。リクエストを処理するデフォルトのフレームワーク・バージョンを宣言することで、RESTアプリケーション開発者は準備が整えば特定のADF RESTフレームワークで導入される機能を選択できます。デフォルトのADF RESTフレームワーク・バージョンは、adf-config.xml
ファイルでアプリケーション別に宣言されます。JDeveloperリリース12.2.1.2.0では、フレームワーク・バージョン1、2および3が存在します。詳細は、「ADF RESTランタイム・フレームワークのバージョニング」を参照してください。
ADF RESTアプリケーションのサービス・クライアントでは、特定のADF RESTランタイムを使用してリクエストを実行するために特定のADF RESTフレームワーク・バージョンの引渡しが必要になることがあります。詳細は、「ADF RESTフレームワーク・バージョンの使用」を参照してください。
リリース12c (12.2.1.2.0)について、このドキュメントの一部が更新されています。次の表に、追加または変更された項を示します。
第II部 ビジネス・サービスの構築
ADFランタイムの制限について説明する項が改訂されました。アプリケーション開発者は、単一のSQLスタイルを使用して、同じ管理対象サーバー上で実行する必要のあるすべてのADFアプリケーションのADFビジネス・コンポーネント・プロジェクトを初期化する必要があります。「データベース接続を使用してデータ・モデル・プロジェクトを初期化する方法」および「アプリケーション・サーバーまたはデータベース依存性に関する必知事項」の項を参照してください。
注釈@AllowUntrustedScriptAccess
を使用して、ADF GroovyスクリプトがADFビジネス・コンポーネント実装クラスからカスタムJava APIを呼び出せるようにする方法を明確にするため項が改訂されました。「信頼できないGroovy式に関する必知事項」の項を参照してください。
データの更新をサポートするためにエンティティ・オブジェクトの慣用名が定義されていないビュー・オブジェクトを後で変更することはできず、常に読取り専用のままである必要があることを明確にするため項が改訂されました。「ビュー・オブジェクトについて」の項を参照してください。
演算子のリストが問合せ検索コンポーネントのモードに応じて制限される可能性がある場合に、問合せ検索コンポーネントのビュー基準演算子の検出に使用される「演算子の表示」ヒント設定の役割を説明する項が改訂されました。「ビュー基準にユーザー・インタフェース・ヒントを設定して検索フォームをサポートする方法」の項を参照してください。
ADF RESTフレームワークの既存のバージョンと、ADF RESTアプリケーションで宣言されている場合に各バージョンによってADF RESTサービス・クライアントにもたらされる利点を説明する項が追加されました。「ADF RESTフレームワークのバージョニングに関する必知事項」を参照してください。
デザインタイムを使用して、ADF RESTリソースをランタイム・カタログ記述から非表示にする方法を説明する項が追加されました。「カタログ記述からリソースを非表示にする方法」の項を参照してください。
デザインタイムを使用して、ADF RESTリソースに対する大/小文字を区別しないGETメソッド問合せリクエストをサポートする方法を説明する項が追加されました。「リソース・コレクション問合せ操作の大/小文字区別に関する必知事項」の項を参照してください。
ADF RESTフレームワークの既存のバージョンと、ADF RESTアプリケーションで宣言されている場合に各バージョンによってADF RESTサービス・クライアントにもたらされる利点を説明する項が追加されました。「ADF RESTフレームワークのバージョニングに関する必知事項」の項を参照してください。
ADF RESTフレームワークのバージョン2で導入された拡張問合せ機能(RowMatch式構文とも呼ばれる)を説明する項が追加されました。「ADF RESTフレームワーク・バージョン2の拡張問合せ構文に関する必知事項」を参照してください。
第III部 ADFモデル・レイヤーの使用
拡張問合せ機能を使用してADF RESTリソースを取得するGETリクエストを説明する項が改訂されました。ADF RESTフレームワークのバージョン2で導入されたこの問合せ機能では、RowMatch式がサポートされます。「問合せパラメータによるリソース・コレクションのフィルタ処理」を参照してください。
子リソース・アイテムをリソース・アイテムの配列としてではなくリソース・コレクションとして返すペイロード構造を使用して、ネストされた子リソースを取得するGETリクエストを説明する項が改訂されました。ADF RESTフレームワークのバージョン3で導入されたこの機能では、ネストされた子リソースのページ区切りがサポートされます。「ネストされた子リソースのフェッチ」および「属性のフィルタ処理による問合せ(部分取得)」を参照してください。
ADF RESTフレームワーク・バージョン2 (以降)で導入されたGETリクエストでの問合せパラメータ構文に対する変更を説明する項が改訂されました。「GETメソッドの操作」を参照してください。
GETリクエストの問合せパラメータ構文で使用する演算子およびfor each演算子でサポートされる有効なADF RESTデータ型を説明する項が改訂されました。「GETメソッドの操作」を参照してください。
実行時にリクエストの処理に使用するADF RESTフレームワークの特定のバージョンをサービス・クライアントで指定できるようにするカスタム・ヘッダーREST-Framework-Version
を説明する項が改訂されました。バージョン・ヘッダーに渡されたADF RESTフレームワーク・バージョンにより、adf-config.xml
ファイルでアプリケーション別に定義されたデフォルトのフレームワーク宣言はオーバーライドされます。JDeveloperリリース12.2.1.2.0では、フレームワーク・バージョン1、2および3が存在します。「ADF REST HTTPヘッダー・サポート」を参照してください。
第V部 データバインドされたWebユーザー・インタフェースの作成
ビュー基準後方問合せ検索コンポーネントで指定される事前定義された演算子の役割を説明するように、項が改訂されました。「ビュー基準に検索フォーム・プロパティを設定する方法」の項を参照してください。
事前定義のビュー基準と暗黙的ビュー基準の両方で問合せコンポーネントのモードを詳細から基本に変更した場合に表示される内容を説明するために項が改訂されました。「実行時に行われる処理: 検索フォーム」を参照してください。
第VI部 アプリケーションの完成
dispatchMode属性がremote値に設定されない場合、リモート・イベントで例外が発生する可能性があることを明確にするため項が改訂されました。「コンテキスト・イベントの公開方法」および「実行時に行われる処理: コンテキスト・イベント」を参照してください。