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Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionメタデータ・リポジトリ作成者ガイド
12c (12.2.1.2.0)
E82973-02
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ADFビジネス・コンポーネントとは

Oracle Application Development Framework (Oracle ADF)は、J2EEビジネス・サービスを作成し、基礎となるデータベース・オブジェクトを公開するために使用できるオブジェクト・リレーショナル・フレームワークです。

このフレームワークによって、アプリケーション開発者が簡単かつ効率的にアプリケーションを作成できる抽象化レイヤーが提供されます。

Oracle ADFを使用してサービス指向のJava EEアプリケーションを作成する際、コア・ビジネス・ロジックを1つ以上のビジネス・サービスとして実装します。これらのバックエンド・サービスは、適切なビジネス・ルールを施行し、かつ必要に応じてビジネス・データの問合せ、挿入、更新および削除を行う手段をクライアントに提供します。ADFビジネス・コンポーネントは、Java EEの設計パターンとベスト・プラクティスを即座に実装できるビルトイン・アプリケーション・オブジェクトです。

ADFモデルは、通常は設計時に構成および定義される、エンティティ・オブジェクトとビュー・オブジェクトと呼ばれるADFビジネス・コンポーネントの構成メンバーを使用して表されます。

ADFモデルには、アプリケーション・モジュールも含まれます。アプリケーション・モジュールは、UIクライアントがアプリケーション・データの操作に使用するトランザクション・コンポーネントです。これによって、エンド・ユーザー・タスクに関連した作業論理ユニットに関連する、更新可能なデータ・モデルやトップレベルのプロシージャおよびファンクション(サービス・メソッド)を定義します。

アプリケーション・モジュールは、複数のビュー・オブジェクトおよびエンティティ・オブジェクトのコンテナとして機能するほか、JDBCデータ・ソースに関連する構成も格納します。

ADFビジネス・コンポーネントを使用した業務レポートについて

Oracle Business IntelligenceとADFビジネス・コンポーネントの統合を使用することで、アプリケーション内のデータに関するレポートを生成できます。

たとえば、経費アプリケーションに入力された経費レポート・データに基づいてレポートを生成できます。そのためには、まず、管理ツールを使用して経費アプリケーションのメタデータをOracle BIリポジトリにインポートし、物理レイヤーからビジネス・モデルとマッピング・レイヤーにデータをマップします。Oracle BIサーバーを再起動し、Oracle BIプレゼンテーション・サービスにメタデータをリロードしたら、Oracle BIアンサーにログインし、列をドラッグ・アンド・ドロップして経費アプリケーションのデータに関するレポートを生成できます。たとえば、列を選択して、カテゴリ別にまとめた経費のレポートを表示できます。