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Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionメタデータ・リポジトリ作成者ガイド
12c (12.2.1.2.0)
E82973-02
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マルチユーザー開発オプションの設定

マルチユーザー開発オプション・ファイルを作成して、マルチユーザー開発のオプションを指定できます。オプション・ファイルは、標準のWindows INI形式のテキスト・ファイルです。

オプション・ファイルには、次のプロパティおよび特性があります。

  • オプション・ファイルは、マルチユーザー開発ディレクトリに格納されている必要があります。このファイルの名前は、対応するマスター・リポジトリと同じですが、.opt拡張子が付きます。たとえば、\\network\MUD\sales.rpdの場合、\\network\MUD\sales.optというオプション・ファイルを作成します。

  • ファイルの「非表示」フラグが有効になっている必要があります。

  • 通常、オプション・ファイルはマルチユーザー開発管理者のみが管理する必要があります。そのためには、ファイルの共有権限を変更することをお薦めします。

次に、マルチユーザー開発オプション・ファイルの例を示します。

[Options]
BuildNumber = Yes
Enforce Build Number = 11.1.1.7.0
Enforce MUD Protocol Version Number = 1
Prevent Rpd Upgrade = Yes 
Admin = admin1;admin2
Mandatory Consistency Check = Yes
Equalize During Merge = Yes

明示的に設定されないオプションは、デフォルトで無効になっています。オプションを有効にするには、値をYesに設定します。オプションを無効にするには、そのオプションをオプション・ファイルから削除するか、値をNoに設定します。

この表は、マルチユーザー開発オプション・ファイルのオプションを示しています。

オプション 説明

BuildNumber

Yesに設定すると、管理ツールのビルド・バージョンがMUD履歴に表示されます。

Enforce Build Number

これを指定すると、指定バージョンの管理ツールと完全に一致するユーザーのみがMUD操作を実行できるようになります。「ヘルプ」メニューを選択し、「バージョン情報」を選択して管理ツールのバージョンを表示します。

このオプションは、「Enforce MUD Protocol Version Number」および「Prevent Rpd Upgrade」とともに使用します。

MUD操作に対して管理ツールのバージョン整合性を施行しない場合は、この行を削除します。

MUDプロトコルのバージョン番号の施行

これを指定すると、指定のMUDバージョンと完全に一致するユーザーのみがMUD操作を実行できるようになります。「ヘルプ」メニューを選択し、「バージョン情報」を選択してMUDバージョンを表示します。

このオプションは、「Enforce Build Number 」および「Prevent Rpd Upgrade」とともに使用します。

MUD操作に対してMUDのバージョン整合性を施行しない場合は、この行を削除します。

Prevent Rpd Upgrade

これを指定すると、指定のリポジトリ・バージョンと完全に一致するユーザーのみがMUD操作を実行できるようになります。「ヘルプ」メニューを選択し、「バージョン情報」を選択してリポジトリ・バージョンを表示します。

このオプションは、「Enforce Build Number」および「Enforce MUD Protocol Version Number」とともに使用します。

MUD操作に対してリポジトリのバージョン整合性を施行しない場合は、この行を削除します。

Admin

マルチユーザー開発管理者をリストします。管理者がMUD履歴を削除するには、オプション・ファイルで定義されている必要があります。

管理者は、各自のコンピュータ/ネットワークのログイン名で定義します。複数の管理者がいる場合は、次のように管理者名をセミコロンで区切ります。

Admin=jsmith;mramirez;plafleur

Mandatory Consistency Check

Yesに設定すると、公開手順で整合性チェックが実行されます。指定したリポジトリにエラーがある場合、公開を続行することはできません。

Equalize During Merge

Yesに設定すると、マルチユーザー開発のマージ・プロセスでMUDのマージ中に必須の等化が実行されます。このオプションをYesに設定した場合、マージ・プロセスのパフォーマンスに影響が生じます。