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Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionメタデータ・リポジトリ作成者ガイド
12c (12.2.1.2.0)
E82973-02
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ネイティブODBCドライバを使用したデータベース接続の構成

Oracle BI EEには、一部のデータ・ソース(すべてではない)用にUNIX ODBCドライバが付属しています。

TeradataおよびOracle TimesTen In-Memory Databaseなどのデータ・ソースでは、独自のODBCドライバをインストールし、obis.propertiesファイルおよびodbc.iniファイルを更新して、データ・ソースを構成する必要があります。

Teradataを使用している場合、「Teradataデータ・ソースに対する問合せのスプール領域エラーの回避」も参照してください。

「接続プールの作成または変更」を参照してください。

  1. 次の場所にあるobis.propertiesファイルを開きます。

    BI_DOMAIN/config/fmwconfig/bienv/obis

  2. LD_LIBRARY_PATH変数を見つけて、次の情報を使用します。
    • Solaris、LinuxおよびHP-UXの場合は、ライブラリ・パス変数はLD_LIBRARY_PATHです。

    • AIXの場合は、ライブラリ・パス変数はLIBPATHです。

    たとえば、Linux上のドライバにライブラリ・パス変数を設定するには、次のようにします。

    LD_LIBRARY_PATH=$ORACLE_HOME/opt/teradata/client/14.10/odbc_64/lib,
    $ORACLE_HOME/bi/bifoundation/web/bin,
    $ORACLE_HOME/clients/epm/Essbase/EssbaseRTC/bin,
    $ORACLE_HOME/bi/bifoundation/odbc/lib,
    $ORACLE_INSTANCE,
    $ORACLE_HOME/lib 
    
  3. 必要に応じ、ドライバのパスが含まれるようにLD_LIBRARY_PATH変数を更新します。

    Linuxのドライバの変数を更新するには、次の例を確認します。

    LD_LIBRARY_PATH=$ORACLE_HOME/opt/teradata/client/14.10/odbc_64/lib,
    $ORACLE_HOME/bi/bifoundation/server/bin,
    $ORACLE_HOME/bi/bifoundation/web/bin,
    $ORACLE_HOME/clients/epm/Essbase/EssbaseRTC/bin,
    $ORACLE_HOME/bi/bifoundation/odbc/lib,
    $ORACLE_INSTANCE,
    $ORACLE_HOME/lib
    
  4. obis.propertiesPATH変数を検索し、必要に応じ、DataDirectドライバ・パスを含めます。
  5. ファイルを保存して閉じます。
  6. odbc.iniファイルを開きます。このファイルは次の場所にあります:

    BI_DOMAIN/config/fmwconfig/bienv/core

  7. ODBC接続名がリポジトリで定義した接続プールに指定されているデータソース名と同じになるように、データベースにエントリを作成します。

    DriverパラメータをデータベースのネイティブODBCドライバのファイル名および場所に設定します。ファイル名には、オペレーティング・システムに適したライブラリ接尾辞を付けます(たとえば、SolarisおよびAIXには.so、HP-UXには.slを付けます)。

    次の例では、LinuxでのTeradataデータソースの詳細を示します。データソース名はTera_Northwindです。

    [Tera_Northwind]
    Driver=/opt/teradata/client/14.10/odbc_64/lib/tdata.so
    Description=NCR 3600 running Teradata V2R6.2
    DBCName=10.345.67.899
    astUser=
    Username=northwind
    Password=northwind
    Database=northwind
    DefaultDatabase=northwind
    NoScan=no
    

    管理ツールでこのデータ・ソースに対して「接続プール」ダイアログの「一般」タブでオプション「完全修飾表名が必要」を選択した場合は、DefaultDatabaseパラメータに値は必要ありません。

  8. odbc.iniファイルのODBC Data Sourcesセクションに、データ・ソースに適した詳細のエントリを追加します。

    次の例では、Teradataデータソースの詳細を示します。データソース名はTera_Northwindです。

    Tera_Northwind=tdata.so
    
  9. OBIS1を再起動します。
  10. 管理ツールを使用して、リポジトリを開き、適切な物理データベース用に接続プールのデータ・ソース名として作成した新しいDSNを追加します。

AIX UNIX上のOracle RPAS ODBCデータソースで正規化されないディメンション表の定義

Oracle RPAS ODBCデータソースのデータベース接続の構成後、rdaadminツールを使用して、実行時に正規化されないようにディメンション表を定義します。

  1. 次の場所でrdaadminクライアント・ツールを検索します。

    /bin/rdaadmin

  2. 次のコマンドを入力して、rdaadminクライアント・ツールを実行します。

    rdaadmin

  3. プロンプトが表示されたら、次のように適切なテキストを入力します。
    • DATABASE: [Oracle_RPAS_database_name]

      データベース名は、前のタスクで「Data Source Name」に指定した名前と一致している必要があります(たとえば、RPAS Sample)。

    • ADDRESS: [ip_address]

    • PORT: [port_number]

      ポート番号の値の例は1707です。

    • CONNECT_STRING: [NORMALIZE_DIM_TABLES=NO]

      この値は、ディレクトリ表を実行時に正規化されないように処理します。

    • TYPE: []

    • SCHEMA_PATH: []

    • REMARKS: []

  4. UNIX上のOracle BIサーバー・セッションでRPAS環境変数OPENRDAを宣言します。

    たとえば、64ビットのrdaadminクライアント・ツールを使用して、この変数を次のように宣言します。

    OPENRDA_INI=/rpasclient64/config/raix/openrda.ini export OPENRDA_INI