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Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionシステム管理者ガイド
12c (12.2.1.2.0)
E85890-01
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使用状況トラッキング・データの説明

次の表は、S_NQ_ACCT使用状況トラッキング表内の各列の説明です。該当する場合は、データ型と長さも示されています。

次の表で説明している時間に関連したいくつかの列には、加算または減算によってその正確な値を求められると推測できるものがあります。たとえば、END_TSからSTART_TSを引けば、TOTAL_TIME_SECを求められるように思われるかもしれません。次の理由により、これらの列を使用しても正確な値は求められません。

  • 様々なプロセスが並列に実行されており、その処理速度はBIサーバーにかかる負荷およびデータベースのパフォーマンスに応じて異なります。サーバーベースの処理は、軽いか集中的であるかのどちらかになります。

  • すべての接続が使用中の場合、問合せはキューで処理を待機します。そのタイミングは、BIサーバーの負荷と構成に応じて異なります。

説明

CACHE_IND_FLG

デフォルトはNです。

Yは問合せのキャッシュ・ヒットを示し、Nはキャッシュ・ミスを示します。

COMPILE_TIME_SEC

問合せのコンパイルにかかった時間(秒単位)です。この表で説明しているように、COMPILE_TIME_SECの秒数はTOTAL_TIME_SECに含まれます。

CUM_DB_TIME_SEC

データベースに送信されるすべての問合せの累積時間。問合せは並行して実行されるため、累積問合せ時間はデータベースに接続している時間以上になります。たとえば、データベースに送信する4つの物理SQL文を論理リクエストが生成する場合に、それら3つの問合せ時間が10秒で、1つの問合せ時間が15秒であるとします。問合せは並行して実行されるため、nqsserverがデータベースに接続する時間は15秒間ですが、CUM_DB_TIME_SECには45秒と表示されます。

CUM_NUM_DB_ROW

バックエンド・データベースから返された合計行数です。

END_DT

論理問合せが完了した日付です。

END_HOUR_MIN

論理問合せが完了した時間(時間と分)です。

END_TS

論理問合せが終了した日付と時間です。開始タイムスタンプと終了タイムスタンプも、リソースが使用可能になるまでの問合せの待機時間を表します。

問合せの終了前に、問合せを発行しているユーザーがページから移動すると、最終的なフェッチは行われず、3600というタイムアウト値が記録されます。しかし、タイムアウトの前にユーザーがページに戻ると、その時点でフェッチが完了し、これがend_ts時間として記録されます。

ERROR_TEXT

デフォルトはNullです。Varchar(250)

バックエンド・データベースからのエラー・メッセージです。この列は、SUCCESS_FLG(詳細は、この表の後述のエントリを参照)が0(ゼロ)以外の値に設定されている場合のみ適用されます。複数のメッセージは連結され、BIサーバーによって解析されません。

ID

一意の行IDです。

NODE_ID

<hostname>:<component_name>を連結します。ここで、<component_name>は、環境変数COMPONENT_NAMEによってオーバーライドされます。たとえば、examplehost:obis1のようになります(単一インスタンスの場合)。

COMPONENT_NAMEのデフォルト値はobis1です。

NUM_CACHE_HITS

問合せに対してキャッシュ結果が返された回数を示します。NUM_CACHE_HITSは32ビットの整数(または10桁の整数)です。

デフォルトはNullです。

NUM_CACHE_INSERTED

問合せによってキャッシュ・エントリが生成された回数を示します。

デフォルトはNullです。NUM_CACHE_INSERTEDは32ビットの整数(または10桁の整数)です。

NUM_DB_QUERY

論理問合せリクエストを満たすためにバックエンド・データベースに対して発行された問合せの数です。成功した問合せ(SuccessFlag = 0)の場合、この値は1以上です。

PRESENTATION_NAME

デフォルトはNullです。Varchar(128)

Oracle BIプレゼンテーション・カタログの名前です。

QUERY_BLOB

論理SQL文全体が切り捨てられることなく含まれています。

QUERY_BLOB列は、長い文字列です。

QUERY_KEY

デフォルトはNullです。Varchar(128)です。

Oracle Business Intelligenceによって論理SQL文から生成されたMD5ハッシュ・キーです。

QUERY_SRC_CD

リクエストのソースです。

挿入可能な値の例は、次のとおりです。

分析またはエクスポート操作により、'Report'が挿入されます。

フィルタ・ダイアログで「値」ドロップダウンを使用するか、ダッシュボード・プロンプトを使用すると、'ValuePrompt'が挿入されます。

分析サーバー・キャッシュをシードするエージェントにより、'Seed'が挿入されます。

オンライン管理ツールの物理表または列行数、あるいはビュー・データにより、'NULL'が挿入されます。

QUERY_TEXT

Varchar(1024)です。

問合せで発行されたSQL文です。

この列の長さはALTER TABLEコマンドで変更できますが、この列に書き込まれるテキストは、物理レイヤーで定義されているサイズに常に切り捨てられます。リポジトリ管理者は、この列の長さを、バックエンド物理データベースでサポートされている最大問合せ長より大きな値に設定しないでください。

たとえば、Oracle Databaseでは最大4000のVarcharを使用できますが、4000文字ではなく4000バイトに切り捨てられます。このため、マルチバイト・キャラクタ・セットを使用している場合、使用しているキャラクタ・セットと文字に応じて、実際の最大文字列サイズの文字数が異なります。

REPOSITORY_NAME

問合せがアクセスするリポジトリの名前です。

ROW_COUNT

問合せクライアントに返される行数です。

大量のデータが問合せから返される場合、すべてのデータがユーザーに表示されるまで、この列には移入されません。

IMPERSONATOR_USER_NAME

デフォルトはNoneです。Varchar(128)です。

偽装ユーザーのユーザー名です。リクエストが偽装ユーザーとして実行されない場合、値は'None'です。

SAW_DASHBOARD

ダッシュボードのパス名です。問合せがダッシュボードを通じて発行されなかった場合、値はNULLです。

SAW_DASHBOARD_PG

デフォルトはNullです。Varchar(150)

ダッシュボード内のページ名です。リクエストがダッシュボード・リクエストでない場合、値はNULLです。

SAW_SRC_PATH

分析するOracle BIプレゼンテーション・カタログ内のパス名です。

START_DT

論理問合せが発行された日付です。

START_HOUR_MIN

論理問合せが発行された時間(時間と分)です。

START_TS

論理問合せが発行された日時です。

SUBJECT_AREA_NAME

アクセスされるビジネス・モデルの名前です。

SUCCESS_FLG

次のリストで定義される、問合せの完了ステータスです。

  • 0 - 問合せがエラーを発生せずに正常終了しました。

  • 1 - 問合せがタイムアウトしました。

  • 2 = 行制限を越えたために問合せが失敗しました。

  • 3 = その他の理由で問合せが失敗しました。

TOTAL_TIME_SEC

クライアントが分析へのレスポンスを待機している間に、BIサーバーが問合せの処理に要した時間(秒単位)です。TOTAL_TIME_SECには、COMPILE_TIME_SECの時間が含まれます。

この設定は、「問合せのロギング・レベルの設定」で説明されている、nqquery.logファイル内のレスポンス時間と同じです。

USER_NAME

問合せを発行したユーザーの名前です。

次の表は、S_NQ_DB_ACCT表の説明です。これは、S_NQ_ACCTに格納されている論理問合せに対応する物理SQL情報を提供することで、使用状況トラッキング表を補足しています。S_NQ_DB_ACCTには、S_NQ_ACCTへの逆方向の外部キー・リレーションシップがあります。

説明

END_DT

物理問合せが完了した日付です。

END_HOUR_MIN

物理問合せが完了した時間(時間と分)です。

END_TS

物理問合せが終了した日付と時間です。開始タイムスタンプと終了タイムスタンプも、リソースが使用可能になるまでの問合せの待機時間を表します。

ID

一意の行IDです。

LOGICAL_QUERY_ID

Varchar2(50)です。

S_NQ_ACCT表の論理問合せを参照します。

QUERY_BLOB

物理SQL文全体が切り捨てられることなく含まれています。

QUERY_BLOB列は、長い文字列です。

QUERY_TEXT

Varchar(1024)です。

問合せで発行されたSQL文です。

ROW_COUNT

問合せクライアントに返される行数です。

TIME_SEC

物理問合せの実行時間です。

START_DT

物理問合せが発行された日付です。

START_HOUR_MIN

物理問合せが発行された時間(時間と分)です。

START_TS

物理問合せが発行された日時です。

次の表はS_NQ_INITBLOCK使用状況トラッキング表の列を説明しています。これは初期化ブロックの情報を追跡します。

説明

USER_NAME

Varchar2(128)です。

初期化ブロックを実行したユーザーの名前。

REPOSITORY_NAME

Varchar2(128)です。

問合せがアクセスするリポジトリの名前です。

TENANT_ID

Varchar2(128)です。

初期化ブロックを実行したユーザーのテナント名。

SERVICE_NAME

Varchar2(128)です。

サービスの名前。

ECID

Varchar2(1024)です。

システム生成された実行コンテンツID。

SESSION_ID

Number(10)です。

セッションのID。

BLOCK_NAME

Varchar2(128)です。

実行済の初期化ブロックの名前。

START_TS

初期化ブロックが開始された日時。

END_TS

初期化ブロックが終了した日時。開始タイムスタンプと終了タイムスタンプも、リソースが使用可能になるまでの問合せの待機時間を表します。

DURATION

Number(13,3)です。

初期化ブロックの実行に要した時間の長さ。

NOTES

Varchar2(1024)です。

初期化ブロックおよびその実行に関する注意事項。