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Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionジョブ・スケジューリング・ガイド
12c (12.2.1)
E70056-01
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2 Oracle BI Schedulerの構成タスク

この章では、特定のデプロイメントに応じて、次のOracle BI Scheduler構成タスクを実行する必要があることについて説明します。

次のことに注意してください。

2.1 Oracle BI Schedulerのデータベースの構成

Fusion Middleware Controlを使用して、Oracle BI Schedulerでエージェントにより使用される一般的な設定を構成できます。


注意:

Weblogicデータ・ソースから資格証明情報を自動的に移入または再移入できます。接続詳細を変更する場合(たとえば、パスワードの有効期限またはデータベース障害など)、Weblogic BIプラットフォーム・データ・ソースを更新し、DH/bitools/bin/sync_midtier_db.shを実行します。

ファイルDH/config/fmwconfig/biconfig/OBISCH/schedulerconfig.xmlにはDSN名が含まれ、資格証明がoracle.bi.systemマップのdatasource.biplatformキー(EMに表示)に格納されます。


次の手順では、バックエンド・データベースと表を構成する方法について説明します。

2.1.1 SQL ServerデータベースのシステムDSNエントリの構成

SQL Serverデータベースの場合、Fusion Middleware Controlスケジューラ構成で使用されるデータ・ソース名(DSN)は、SQL Server S_NQ_SCHEDデータベースの既存のODBC DSNと一致する必要があります。

システムDSNエントリがない場合、次の手順の説明に従って新規に作成します。

SQL ServerデータベースのDSNエントリを構成するには:

  1. Windowsの「スタート」メニューで、「設定」「コントロール パネル」「管理ツール」「データ ソース(ODBC)」を選択します。

  2. ODBCデータ ソース アドミニストレータを起動します。

  3. 「システム DSN」タブを選択し、「追加」をクリックします。

  4. ドライバSQL Serverを選択し、「完了」をクリックします。

  5. 「SQL Server に接続するための新規データ ソースを作成する」ウィザードで、次を実行します。

    1. データ・ソースの名前および説明を入力します。

    2. 「サーバー」リストから「SQL Server」を選択し、「次へ」をクリックします。

    3. ログインID認証性のサーバー検証のため、S_NQ_SCHED SQL Serverデータベース・スキーマの適切な認証を選択します。「次へ」をクリックします。

  6. 「既定のデータベースを以下に変更する」フィールドを選択し、リストからS_NQ_SCHEDデータベースを選択します。「次へ」をクリックします。

  7. 必要に応じて言語やログ・ファイルの設定を更新し、「完了」をクリックします。

  8. 接続設定を検証するには、「データ ソースのテスト」ボタンをクリックしてから、「OK」をクリックします。

  9. 「OK」をクリックして、ODBCデータ ソース アドミニストレータを終了します。

2.2 クラスタ環境におけるOracle BI Schedulerインスタンスの構成

クラスタ環境では、スケジューラのインスタンスの個数は0~2個にできます。スケジュールされるジョブやエージェントのサポートが不要な場合、インスタンスは構成しません。高可用性が不要な場合は、1つのインスタンスを構成します。

2ノード・クラスタ環境は、プライマリおよびセカンダリ・ノードとして自動的に構成される2つのインスタンスのスケジューラで常に構成されます。