Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionジョブ・スケジューリング・ガイド 12c (12.2.1) E70056-01 |
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この章では、特定のデプロイメントに応じて、次のOracle BI Scheduler構成タスクを実行する必要があることについて説明します。
次のことに注意してください。
Oracle BI Schedulerを使用しない場合、この章に記載されている情報は必要ありません。
エージェントの実行に必要な構成(一般的なジョブの実行とは対照的)の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionシステム管理者ガイド』のエージェントの構成と管理に関する項を参照してください。
Oracle Business Intelligence環境を新しいシステムに移行する場合、Oracle Business Intelligence Serverリポジトリ・ファイルおよびOracle BI Schedulerの表も必ず移行してください。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionシステム管理者ガイド』で異なる環境間における移行に関する項を参照してください。エージェントは Oracle BIスケジューラの表を必要とします。
Fusion Middleware Controlを使用して、Oracle BI Schedulerでエージェントにより使用される一般的な設定を構成できます。
注意: Weblogicデータ・ソースから資格証明情報を自動的に移入または再移入できます。接続詳細を変更する場合(たとえば、パスワードの有効期限またはデータベース障害など)、Weblogic BIプラットフォーム・データ・ソースを更新し、DH/bitools/bin/sync_midtier_db.shを実行します。ファイルDH/config/fmwconfig/biconfig/OBISCH/schedulerconfig.xmlにはDSN名が含まれ、資格証明がoracle.bi.systemマップのdatasource.biplatformキー(EMに表示)に格納されます。 |
次の手順では、バックエンド・データベースと表を構成する方法について説明します。
SQL Serverデータベースの場合、Fusion Middleware Controlスケジューラ構成で使用されるデータ・ソース名(DSN)は、SQL Server S_NQ_SCHEDデータベースの既存のODBC DSNと一致する必要があります。
システムDSNエントリがない場合、次の手順の説明に従って新規に作成します。
SQL ServerデータベースのDSNエントリを構成するには:
Windowsの「スタート」メニューで、「設定」→「コントロール パネル」→「管理ツール」→「データ ソース(ODBC)」を選択します。
ODBCデータ ソース アドミニストレータを起動します。
「システム DSN」タブを選択し、「追加」をクリックします。
ドライバSQL Serverを選択し、「完了」をクリックします。
「SQL Server に接続するための新規データ ソースを作成する」ウィザードで、次を実行します。
データ・ソースの名前および説明を入力します。
「サーバー」リストから「SQL Server」を選択し、「次へ」をクリックします。
ログインID認証性のサーバー検証のため、S_NQ_SCHED SQL Serverデータベース・スキーマの適切な認証を選択します。「次へ」をクリックします。
「既定のデータベースを以下に変更する」フィールドを選択し、リストからS_NQ_SCHEDデータベースを選択します。「次へ」をクリックします。
必要に応じて言語やログ・ファイルの設定を更新し、「完了」をクリックします。
接続設定を検証するには、「データ ソースのテスト」ボタンをクリックしてから、「OK」をクリックします。
「OK」をクリックして、ODBCデータ ソース アドミニストレータを終了します。
クラスタ環境では、スケジューラのインスタンスの個数は0~2個にできます。スケジュールされるジョブやエージェントのサポートが不要な場合、インスタンスは構成しません。高可用性が不要な場合は、1つのインスタンスを構成します。
2ノード・クラスタ環境は、プライマリおよびセカンダリ・ノードとして自動的に構成される2つのインスタンスのスケジューラで常に構成されます。