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Oracle® Fusion Middleware Oracle Data Visualizationユーザーズ・ガイド
12c (12.2.1.2.0)
E82971-01
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アップロード済データ・ソースの変更

プロジェクト内のデータをさらにキュレートするのに役立つようアップロード済データ・セットを変更できます。これは、「データ・ラングリング」と呼ばれることもあります。

データ・セットの新しい列の作成、列の編集および列の非表示と表示が可能です。列の編集オプションは、列のデータ型(日付、文字列または数値)に応じて異なります。これらのオプションは、選択したデータ・セットについて現在の列を編集するか新規列を作成する、論理SQL関数を起動することで機能を果たします。

たとえば、「Population」列(数値データ型)に対して「テキストに変換」オプションを選択できます。このオプションでは、「Population」列の式を使用し、それを論理SQL関数でラップしてデータをテキストに変換し、新しく変換されたデータ・テキスト列をデータ・セットに追加します。元の「Population」列は変更されません。

データ・セットの変更は、「ダーティ・データ」が原因でデータ・ソース間で結合を実行できない場合に非常に役立ちます。列グループを作成するか、独自の論理SQL文を構築して、データの修正が基本的に可能な新しい列を作成できます。

アップロード済データ・セットを変更するには:
  1. プロジェクト・ツールバーで、「ステージ」をクリックします。
  2. プロジェクト内に複数のアップロード済データ・セットがある場合は、使用する1つを選択します。選択したデータ・セットの最初の100レコードのみが表示されます。
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  3. 使用する列の「オプション」をクリックしてから、オプションを選択します。
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    • 「連結」では、2つの列を取り、それらを連結して新規列が作成されます。
    • 「列の編集」では現在の列を編集でき、別の列を作成して元の列を非表示にすることなく、ソース列を再フォーマットするために使用できます。
    • 「非表示」では、「データ要素」ペイン内、およびキャンバス上の可視化において、列が非表示になります。非表示の列を表示する必要がある場合は、ページ・ヘッダーで「非表示列」(ゴースト・アイコン)をクリックします。その後、個別の列の非表示を解除するか、一度にすべてを表示できます。
    • 「グループ」では、独自のカスタム・グループを作成できます。たとえば、「States」をカスタムの「Regions」にグループ化できます。または、小、中および大を示すグループに金額を分類できます。
    • 「置換」では、列内の語句の断片を置換して、入力した文字列で新規列を作成できます。
    • 「分割」では、特定の列値を複数の部分に分割できます。たとえば、「Name」という列を姓と名に分割できます。
    • 「大文字」では、値がすべて大文字の列が作成され、「小文字」オプションでは、値がすべて小文字の新規列が作成されます。
    データ・ラングリングでは、データ・セットの元の列は変更されません。かわりに、重複した列が作成されます。
  4. 変更を保存します。

注意:

この方法でデータ・セットを編集すると、そのデータ・セットを使用するすべてのプロジェクトに影響します。そのため、たとえば、ユーザーが変更したデータ・セットを使用するプロジェクトを別ユーザーが所有しており、ユーザーがデータ・セットを変更した後にその別ユーザーがそのプロジェクトを開いた場合、その別ユーザーには、そのデータ・セットが変更されたことを示すメッセージがプロジェクト内で表示されます。