プライマリ・コンテンツに移動
Oracle® Enterprise Data Quality Oracle Enterprise Data Quality Address Verification Serverのインストールとアップグレード
リリース14.x, 15.x, 16.x
E88278-01
  目次へ移動
目次

前
 
 

Oracle® Enterprise Data Quality

Oracle Enterprise Data Quality Address Verification Serverのインストールとアップグレード

リリース14.x, 15.x, 16.x

E88278-01(原本部品番号:E78144-02)

2016年10月

Oracle Enterprise Data Quality (EDQ) Address Verificationは、次の2つのコンポーネントで構成されています。

これらのコンポーネントのインストールと構成は、このドキュメントの手順に従って行ってください。

1 Address Verification Serverのインストール

この項では、Address Verification Serverのインストールの前提条件と、様々なEDQサーバー環境へのインストールについて説明します。

1.1 インストールの前提条件

Address Verification Serverをインストールするには、互換性のあるリリースのEDQをインストールする必要があります。次の表を互換性のガイドとして参照してください。

表1 EDQの互換性

EDQ Address Verification Serverのバージョン 必要なEDQのバージョン

12.x、13.x、14.1.0.0.0

EDQ 9.0.7以降、EDQ 11.1.1.7.3以降、またはEDQ 12.1.3以降

14.2以降

EDQ 9.0.10以降、EDQ 11.1.1.7.4以降、またはEDQ 12.1.3以降


EDQのインストールの詳細は、インストールするリリースのOracle Enterprise Data Qualityインストレーション・ガイドを参照してください。

1.2 インストール可能な追加コンポーネント

インストール中に選択できるその他のコンポーネントは次のとおりです。

  • インストール・マネージャ: 必要なデータ・ファイルをインストールするもので、Loqate社から別途購入します。

  • バッチ・プロセッサ: EDQ Address Verificationをスタンドアロンで使用できるようになります

  • デモ・インタフェース: EDQ環境がなくても、EDQ Address Verificationをテストできるようになります。

1.3 EDQ Address Verification製品の入手

EDQ Address VerificationのZIPインストール・ファイルは、Oracle Software Delivery Cloudからダウンロードできます。次の手順を実行します。

  1. Webブラウザに、Oracle Software Delivery CloudのURLを入力します。

    http://edelivery.oracle.com/

  2. サインイン/登録をクリックします。


    注意:

    まだログインしていない場合、オラクル社のシングル・サインオン・ページが表示されます。OracleのユーザーIDおよびパスワードを入力し、「サインイン」をクリックします。

    「条項および規制」ページが表示されます。

  3. 「Oracle Software Delivery Cloudトライアル・ライセンス契約」のチェック・ボックスをクリックし、「続行」をクリックします。

    「メディア・パックの検索」ページが表示されます。

  4. Oracle Software Deliver Cloudページで、次のことを実行します。

    1. 「検索条件」ドロップダウン・リストで「すべて」(「製品」または「リリース」の選択も可能)を選択し、Address Verification Serverを探して、最新リリースを選択します。

    2. 「プラットフォームの選択」ドロップダウン・リストからプラットフォームを選択します。「結果」リストに、使用可能なすべてのメディア・パックが表示されます。

    3. 「続行」をクリックしてダウンロードします。

  5. Oracle Enterprise Data Quality Address Verification Serverメディア・パック・オプションを選択します。

  6. 「ダウンロード」ボタンをクリックします。

  7. ファイルを保存するディレクトリを参照します。保存をクリックしてファイルのダウンロードを開始します。ZIPファイルがダウンロードされます。

  8. ZIPファイルを一時ディレクトリに解凍します。

1.4 Windows環境へのAddress Verificationのインストール

  1. EDQ Address VerificationのZIPファイルを、EDQサーバーの選択したディレクトリに展開します。

  2. 展開されたディレクトリのwindowsサブディレクトリに移動します。

  3. ご使用のWindows環境に適したインストール・ファイルを右クリックし、「管理者として実行」を選択します。

    • Windows 32ビット環境: setup.exe

    • Windows 64ビット環境: setup_x64.exe


      注意:

      標準のWindowsインストーラを使用してインストールすると、Windows 7などの64ビット・オペレーティング・システムであっても、EDQは32ビットのJava仮想マシン(JVM)で実行するよう構成されます。そのため、AV Serverの64ビット・バージョンをインストールする前に、EDQが64ビットのJVMで実行されていることを確認することが重要です。詳細は、このドキュメントのトラブルシューティングの項を参照してください。

  4. インストール・ディレクトリを指定します。デフォルトはC:\Program Files\EDQAV\ですが、別のディレクトリを指定できます。

  5. インストールするコンポーネントとして、C++ API、Java APIおよびインストール・マネージャを選択します。その他のコンポーネントはオプションです。

    インストーラ・ウィザード・ウィンドウの最後から2番目に、インストール・マネージャ・コンポーネントへのパスがあります。インストールの完了および検証後に、インストール・マネージャを実行できるよう、このパスをメモしておいてください。

  6. インストールが完了したら、EDQインストールのoedq_local_home/avディレクトリにあるav.propertiesファイルが、Address Verification Serverインストールの場所を指していることを確認します。詳細は、第3項「Address Verification Serverの構成」を参照してください。

  7. av.propertiesファイルを変更した場合は、EDQアプリケーション・サーバーを再起動してください。

  8. SYSTEMパス変数が追加されていることを確認します。次に例を示します。

    1. Windows 7オペレーティング・システムでは、「コントロール パネル」を開き、「システム」をダブルクリックして、「システムの詳細設定」を選択します。

    2. 「詳細設定」タブを選択します。

    3. 「環境変数」をクリックします。

    4. 「Path」変数にAddress Verificationインストールのパスがない場合は、リストされているその他のパスとセミコロンで区切り、手動で追加します。

    5. サーバーを再起動します。

1.5 LinuxまたはUNIX環境へのAddress Verificationのインストール

Address Verification ServerをSolaris、AIXまたはLinux環境にインストールするには、次の手順を実行します。

  1. EDQ Address VerificationのZIPファイルを、EDQサーバーの一時ディレクトリに展開します。

  2. サーバー・プラットフォームに関連するaixhpuxlinuxまたはsolarisのサブディレクトリに移動します。

  3. インストーラ・ファイルの権限で、実行が許可されていることと、chmodコマンドを使用して変更可能であることを確認します。

    たとえば、Solarisインストーラの場合、コマンドは次のようになります。

    chmod +x solaris_installer

  4. AIXまたはSolaris環境でのインストールの場合は、次に示す追加の手順を実行して、Address Verification Serverを構成する必要があります。

    1. LD_LIBRARY_PATH (Solaris)またはLIBPATH (AIX)を、Loqateライブラリが含まれるプラットフォームのディレクトリに設定します。

    2. av.propertiesファイルを編集し、loqate.libdirではなくloqate.jarを設定します。

  5. ご使用のサーバー・プラットフォームに対してインストーラを実行します。たとえば、./linux_installer_x86です。


    注意:

    Linuxのインストーラ・ファイルには、32ビット環境用のlinux_installer_x86と、64ビット環境用のlinux_installer_x64の2つがあります。

    AIXのインストーラ・ファイルは1つです。

    Solarisのインストーラ・ファイルは2つあります(SPARCシステム用とx86ベースのシステム用です)。Solaris SPARCのインストーラには、64ビット環境が必要です。


  6. インストール・ディレクトリを指定します。デフォルトは/opt/edqavですが、別のディレクトリを指定できます。

    Address Verificationコンポーネントが、番号付きのリストで表示されます。現在選択されているコンポーネントは、左側にアスタリスクが付きます。

  7. 「8」を選択してインストールを続行し、デフォルトのコンポーネントをインストールします。

  8. インストーラ・ウィザード・ウィンドウの最後から2番目に、インストール・マネージャ・コンポーネントへのパスがあります。インストールの完了および検証後に、インストール・マネージャを実行できるよう、このパスをメモしておいてください。

  9. インストールが完了したら、EDQインストールのconfig/avディレクトリにあるav.propertiesファイルが、AV Serverインストールの場所を指していることを確認します。詳細は、第3項「Address Verification Serverの構成」を参照してください。

  10. av.propertiesファイルを変更した場合は、EDQアプリケーション・サーバーを再起動してください。

1.6 公開されたプロセッサのインストール

Address Verificationプロセッサの結果を要約する、次に示す2つの公開されたプロセッサをインストールできます。

  • Summarize Address Verificationプロセッサは、住所の検証プロセッサの結果を要約する公開済プロセッサです。Address Verificationによって追加されたav.AccuracyCodeフラグを読み取り、検証されたレコード数、対象レベル、郵便番号の変更の有無を示すビューなど、多数の結果ビューを生成します。

  • Summarize GeoCoding Resultsプロセッサは、ジオコーディング・オプションが有効化されているAddress Verificationの後に、データに対して実行される公開済プロセッサで、正確性の観点からジオコーディング結果を要約します。

プロセッサは、展開されたAddress VerificationのZIPファイルのadditional processorsディレクトリにある.dxiファイルに含まれています。

プロセッサをインストールするには、次のようにします。

  1. 次のいずれかを実行して、インストールを開始します。

    • EDQディレクタを起動します。「ファイル」「パッケージ・ファイルを開く」の順に選択します。additional processorsディレクトリへ移動し、Summarize Address Verification.dxiファイルまたはSummarize GeoCoding Results.dxiファイルをダブルクリックします。

    • EDQディレクタを起動します。additional processorsディレクトリへ移動し、Summarize Address Verification.dxiファイルおよびSummarize GeoCoding Results.dxiファイルをプロジェクト・ブラウザにドラッグします。

    • additional processorsディレクトリへ移動し、いずれかの.dxiファイルをダブルクリックしてEDQディレクタを起動します。

  2. Summarize Address VerificationプロセッサおよびSummarize GeoCoding Resultsプロセッサをクリックして、「公開されたプロセッサ」ディレクトリにドラッグし、これらのプロセッサのインストールを完了します。

1.7 Global Knowledge Repositoryのインストール

Global Knowledge Repositoryは、Address Verificationで使用されるデータで構成されており、オラクル社のパートナであるLoqate社から直接購入する必要があります。リポジトリは、インストール中に追加されるAddress Verificationコンポーネントである、インストール・マネージャを実行することでインストールされます。

インストール・マネージャを使用して、Address Verification用のGlobal Knowledge Repositoryデータ・ファイルをインストールする詳細は、次に示すLoqate社のWebサイトにあるドキュメントを参照してください

http://www.loqate.com/support/releases/

Global Knowledge Repositoryデータ・ファイルのインストールには、次のディレクトリを使用することをお薦めします。

  • Windows: C:\Program Files\EDQAV\data

  • Solaris、AIXまたはLinux: /opt/edqav/data

インストール・ディレクトリがav.propertiesファイルに正しく指定されていることを確認してください(詳細は、第3項「Address Verification Serverの構成」を参照してください)。


注意:

複数のEDQサーバーがあり、そのいずれでも住所の検証を使用する必要がある場合は、Address Verification Serverとデータ・ファイルの両方をネットワーク・ファイル・システムでマウントし、複数のサーバー間で共有することが可能です。

2 EDQ Address Verificationのアップグレード

この項では、Address Verification ServerおよびGlobal Knowledge Repositoryのアップグレード方法を説明します。

Address Verification Serverと、それを使用するLoqate社のGlobal Knowledge Repositoryデータ・ファイルの両方をアップグレードする必要があります。比較的新しいバージョンのAddress Verification Serverは、古いバージョンのGlobal Knowledge Repositoryデータ・ファイルとは連携しません。

Global Knowledge Repositoryデータ・ファイルは、オラクル社のパートナであるLoqate社から入手してください

http://www.loqate.com/

2.1 Address Verification Serverのアップグレード

Address Verification Serverをアップグレードするには、次の手順を実行します。

  1. Address Verification Serverとそのデータ・ファイルが含まれる現在のディレクトリ、または複数のディレクトリの名前を変更(あるいはバックアップして削除)します。

  2. 前のバージョンがインストールされていたディレクトリの場所に、新しいバージョンをインストールします。システム・パス変数や、EDQがAddress Verification Serverの検出に使用するav.propertiesファイルを変更する必要はありません。

2.2 Global Knowledge Repositoryのアップグレード

Address Verification ServerをアップグレードせずにGlobal Knowledge Repositoryをアップグレードすることで、確実に最新のアドレス・データを使用できます。

インストール・マネージャを使用すると、ソフトウェアのバージョンが検証され、インストールされているバージョンで有効なデータのみが提供されます。または、次の手順に従って、Global Knowledge Repositoryを手動でアップグレードすることも可能です。

  1. Address Verification Serverを停止します。

  2. 既存のデータ・ディレクトリの内容を別のファイルの場所にバックアップします。


    ヒント:

    これらのファイルは、アップグレードが正常に完了したら削除できます。

  3. Loqate社から取得した新しいGlobal Knowledge Repositoryデータ・ファイルを、先ほどのデータ・ディレクトリにコピーします。

  4. Address Verification Serverを起動します。

3 Address Verification Serverの構成

EDQ Address VerificationのAPIとデータ・ファイルをインストールしたら、それらを使用するようにEDQを構成する必要があります。EDQローカル・ホーム・ディレクトリのavサブディレクトリにあるav.propertiesファイルを変更する必要があります。

このファイルには、次のプロパティで定義するように、インストールされたAddress Verificationソフトウェアおよびデータへの正しいパスが含まれている必要があります。

  • loqate.datadir: Loqateデータの場所。

  • loqate.libdir: EDQ Address Verificationライブラリ・ファイルの場所。

  • loqate.jar: Loqate JARファイルの場所。

これらのプロパティの値は、インストール環境によって異なります。次が推奨されます。

構成プロパティ 推奨されるWindowsのパス 推奨されるUNIXのパス
loqate.datadir C:\\Program Files\\EDQAV\\data /opt/edqav/data
loqate.libdir DLLディレクトリは、システム・パスに配置する必要があります(このプロパティは必須ではありません。) ディレクトリは、システム・パスに配置しなくてもかまいません。このプロパティは、loqate.libdir = /opt/edqav/などの場所の設定に使用されます
loqate.jar C:\\Program Files\\EDQAV\\loqate.jar /opt/edqav/loqate.jar

次の点に注意してください。

  • UNIXオペレーティング・システムでは、ライブラリ・ディレクトリを共有ライブラリ・パスに設定する必要があります。AIXでは、LIBPATHを使用してください。その他すべてのUNIXオペレーティング・システムでは、LD_LIBRARY_PATHを使用します。この要件は、Linuxオペレーティング・システムには適用されません。

  • av.propertiesファイルを編集した場合は、EDQアプリケーション・サーバーを再起動する必要があります。

4 動作保証されたAddress Verificationの出力の有効化

EDQ Address Verificationプロセッサでは、動作保証されたデータ形式がサポートされます。次の動作保証がサポートされています。

  • SERP (カナダ用)

  • CASS (米国用)

  • AMAS (オーストラリア用)

CASSおよびAMASでは追加のライブラリが使用されますが、EDQ AVバイナリと同じディレクトリにインストールされている必要があります。このディレクトリへのパスが、LD_LIBRARY_PATH環境変数に追加されていることを確認する必要があります。

動作保証された各出力形式は、Loqate社の適切なデータ・ファイルのライセンスを必要とします。このデータを有効にするライセンスを入手すると、Loqate Install Managerが実行されて追加のデータ・ファイルがインストールされ、CASSおよびAMASの場合は、追加のライブラリがインストールされます。

詳細は、http://www.oracle.com/technetwork/middleware/oedq/edq1221nf-2744179.pdfの動作保証されたAddress Verification出力(SERP、CASSおよびAMAS)のサポートに関する項を参照してください

5 インストールのトラブルシューティング

この項では、EDQ Address Verificationのインストール時に発生する一般的なエラーと、その解決方法について説明します。

5.1 不完全なインストール

エラー

Address Verificationプロセッサを含むプロセスが実行され、av.Accuracy Code (値は-1.0)を除く、すべての出力フィールドが空になります。また、メインのEDQサーバーのログ・ファイルoeqd_home/logs/main0.logに、次の形式でエラーが記録されます。

警告: [dd-MMM-yyyy hh:mm:ss: OAV Java API jar "[path to loqate.jar]"が存在しません。

原因

Address Verificationが、av.propertiesファイルで参照されているパスにインストールされていません。ソフトウェアがインストールされていることと、このファイルのパスが正しいことを確認してください。少なくとも、次のAPIファイルがインストールされている必要があります。

WindowsのEDQサーバー Linux/Solaris/AIXのEDQサーバー
lqtcr.dll liblqtcr.so
loqate.jar liblqtjava.so
lqtjava.dll loqate.jar

解決策

再度インストール・プロセスを実行してください。

5.2 EDQが32ビットのJVMで実行されている場合の64ビット・インストール

エラー

EDQ Address Verification Serverのインストール後、EDQアプリケーション・サーバーを起動する際に、main0.logファイルに次のエラーが記録されることがあります。

警告: 2012年3月7日07:19:56: ウィジェットBean com.datanomic.director.widget.loqator.server.LoqatorBeanが無効とレポートされました。OAV JNIライブラリlqtjavaのロードに失敗しました: C:\Program Files\EDQAV\lqtjava.dll: IA 32ビット・プラットフォームにAMD 64ビットの.dllはロードできません(コード: 247,005)

原因

通常、このエラーは、64ビット・バージョンのAddress Verification Serverがインストールされていて、EDQサーバーが32ビットのJava仮想マシン(JVM)で実行されている場合に発生します。これは、Windows 7など、64ビットのオペレーティング・システムでも発生する場合があります。用意されているWindowsのインストール・プログラムを使用してEDQをインストールした場合、指定しなければ、32ビットのJVMで実行するよう構成されます。

解決策

オペレーティング・システムが32ビットの場合は、64ビット・バージョンのAddress Verificationをアンインストールし、32ビット・バージョンをインストールしてください。

オペレーティング・システムが64ビットの場合は、次の手順に従って、64ビットのJVMで実行するようEDQを構成してください。

  1. 管理者権限のあるユーザーとして、EDQサーバーにログインしていることを確認します。

  2. EDQアプリケーション・サーバー・サービスを停止してから、EDQ構成ストアおよび結果ストアのデータベース・サービスを停止します。

  3. EDQをインストールしたdirector/[version number]ディレクトリで、ユーティリティ・ファイルdnConfig.exeを探します。デフォルトでは、このファイルは、C:\Program Files\Oracle\Enterprise Data Quality\director\version numberディレクトリにインストールされています。複数のバージョンがインストールされている場合は、最新のバージョン番号を選択します。

  4. dnConfig.exeを右クリックして「管理者として実行」を選択します。

    Enterprise Data Quality構成ユーティリティが起動されます。

  5. 「アプリケーション・サーバー」タブ、64ビットJVMの使用オプションの順に選択し、JVMの変更を適用をクリックします。jvm_change.pngについては周囲のテキストで説明しています。

  6. Tomcat Managerの起動をクリックし、「Java」タブを選択します。

  7. 最大メモリー・プール・オプションを調整し、EDQでさらにメモリーを使用できるようにします。最大プールは、ご使用のマシンの使用可能な物理メモリーの約50%に設定することをお薦めします。たとえば、RAMが8GBのマシンでは、この設定を4096 (4GB)に変更します。

  8. 次の順序でEDQサービスを開始します。

    EDQ構成ストア

    EDQ結果ストア

    EDQアプリケーション・サーバー♪

5.3 無効なデータ・ディレクトリ

エラー

EDQ Address Verification Serverのインストール後、EDQを起動する際に、main0.logファイルに次のエラーが記録されることがあります。

警告: 2012年8月29日15:34:49: ウィジェットBean com.datanomic.director.widget.loqator.server.LoqatorBeanが無効とレポートされました。OAVデータ・ディレクトリ"C:\Program Files\EDQAV\data"が見つからないか無効です(コード: 247,002)

原因

Address Verificationプロセッサをロードするには、EDQに、Loqate社のGlobal Knowledge Repositoryデータ・ファイルを含む有効なデータ・ディレクトリが必要です。インストールされているデータ・ファイルのセット(各.lfsファイル)は、ライセンスされている地域や国によって異なりますが、有効なデータ・ディレクトリが必要です。EDQは起動時に、av.propertiesファイルのloqate.datadirプロパティに記載されているパスでloqate.iniファイルを検索します。定義された場所にloqate.iniファイルがない場合に、このエラーが発生します。

解決策

有効なloqate.iniファイルがあることを確認してください。これは、ライセンスされているGlobal Knowledge Repositoryデータ・ファイルの配信の一部として、Loqate社から提供されます。このファイルが、loqate.datadirプロパティに定義されているディレクトリにあることを確認してください。

5.4 Solarisインストールにおける必要なファイルの不足

エラー

SolarisへのEDQ Address Verification Serverのインストール後、EDQアプリケーション・サーバーを起動する際に、main0.logファイルに次のエラーが記録されることがあります。

警告: 2012年9月21日19:25:14: ウィジェットBean com.datanomic.director.widget.loqator.server.LoqatorBeanが無効とレポートされました。OAV JNIライブラリlqtjavaのロードに失敗しました: /opt/EDQTool/edqav-12.1.2/liblqtjava.so: ld.so.1: java: fatal: liblqtcr.so: オープンに失敗しました: そのようなファイルまたはディレクトリはありません(コード: 247,005)

原因

一般的にこのエラーは、liblqtcr.soファイルがlibstlport.soという名前のファイルに依存しているために発生しますが、これはOracle Solaris Sun Studioの一部として提供されるもので、インストールされている場合とされていない場合があります。これをテストするには、次のコマンドを実行して、liblqtcr.soの依存性を確認してください。

ldd liblqtcr.so

liblqtcr.soファイルが見つからないという内容の出力の場合は、インストールされていないかロードできません。

解決策

インストールにlibstlport.soファイルを追加してください。

  1. 次に示すOracle Technology NetworkのWebサイトから、Oracle Solaris Sun Studioの最新バージョンをダウンロードして解凍します

    http://www.oracle.com/technetwork/server-storage/solarisstudio/overview/index.html">>http://www.oracle.com/technetwork/server-storage/solarisstudio/overview/index.html

  2. 次の例のように、Oracle Solaris Sun Studioの場所をLD_LIBRARY_PATHに追加します。

    /export/home/sullah/solarisstudio12.3/lib/stlport4/v9

  3. ldd liblqtcr.soコマンドで再度テストします。

6 関連ドキュメント

詳細は、ドキュメント・セットに含まれる次のドキュメントを参照してください。

  • 『Oracle Enterprise Data Qualityインストレーション・ガイド』

次に示すOracle Enterprise Data QualityのドキュメントWebサイトで、このドキュメントおよびすべてのドキュメントの最新版を参照してください。

http://download.oracle.com/docs/cd/E36337_01/index.htm

また、EDQに付属のEDQオンライン・ヘルプの最新版も参照してください。

7 ドキュメントのアクセシビリティについて

オラクル社のアクセシビリティへの取組みの詳細は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイトhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=docaccを参照してください。

Oracleサポートへのアクセス

サポートを購入したオラクル社のお客様は、My Oracle Supportを介して電子的なサポートにアクセスできます。詳細は、http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=infoまたはhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=trs (聴覚障害者向け)を参照してください。


Oracle Enterprise Data Quality Oracle Enterprise Data Quality Address Verification Serverのインストールとアップグレード, リリース14.x, 15.x, 16.x

E88278-01

Copyright © 2006, 2016, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved.

このソフトウェアおよび関連ドキュメントの使用と開示は、ライセンス契約の制約条件に従うものとし、知的財産に関する法律により保護されています。ライセンス契約で明示的に許諾されている場合もしくは法律によって認められている場合を除き、形式、手段に関係なく、いかなる部分も使用、複写、複製、翻訳、放送、修正、ライセンス供与、送信、配布、発表、実行、公開または表示することはできません。このソフトウェアのリバース・エンジニアリング、逆アセンブル、逆コンパイルは互換性のために法律によって規定されている場合を除き、禁止されています。

ここに記載された情報は予告なしに変更される場合があります。また、誤りが無いことの保証はいたしかねます。誤りを見つけた場合は、オラクル社までご連絡ください。

このソフトウェアまたは関連ドキュメントを、米国政府機関もしくは米国政府機関に代わってこのソフトウェアまたは関連ドキュメントをライセンスされた者に提供する場合は、次の通知が適用されます。

U.S. GOVERNMENT END USERS: Oracle programs, including any operating system, integrated software, any programs installed on the hardware, and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal Acquisition Regulation and agency-specific supplemental regulations. As such, use, duplication, disclosure, modification, and adaptation of the programs, including any operating system, integrated software, any programs installed on the hardware, and/or documentation, shall be subject to license terms and license restrictions applicable to the programs. No other rights are granted to the U.S. Government.

このソフトウェアもしくはハードウェアは様々な情報管理アプリケーションでの一般的な使用のために開発されたものです。このソフトウェアもしくはハードウェアは、危険が伴うアプリケーション(人的傷害を発生させる可能性があるアプリケーションを含む)への用途を目的として開発されていません。このソフトウェアもしくはハードウェアを危険が伴うアプリケーションで使用する際、安全に使用するために、適切な安全装置、バックアップ、冗長性(redundancy)、その他の対策を講じることは使用者の責任となります。このソフトウェアもしくはハードウェアを危険が伴うアプリケーションで使用したことに起因して損害が発生しても、オラクル社およびその関連会社は一切の責任を負いかねます。

OracleおよびJavaはOracle およびその関連企業の登録商標です。その他の名称は、それぞれの所有者の商標または登録商標です。

Intel、Intel Xeonは、Intel Corporationの商標または登録商標です。すべてのSPARCの商標はライセンスをもとに使用し、SPARC International, Inc.の商標または登録商標です。AMD、Opteron、AMDロゴ、AMD Opteronロゴは、Advanced Micro Devices, Inc.の商標または登録商標です。UNIXは、The Open Groupの登録商標です。

このソフトウェアまたはハードウェア、そしてドキュメントは、第三者のコンテンツ、製品、サービスへのアクセス、あるいはそれらに関する情報を提供することがあります。適用されるお客様とOracle Corporationとの間の契約に別段の定めがある場合を除いて、Oracle Corporationおよびその関連会社は、第三者のコンテンツ、製品、サービスに関して一切の責任を負わず、いかなる保証もいたしません。適用されるお客様とOracle Corporationとの間の契約に定めがある場合を除いて、Oracle Corporationおよびその関連会社は、第三者のコンテンツ、製品、サービスへのアクセスまたは使用によって損失、費用、あるいは損害が発生しても一切の責任を負いかねます。