Oracle® Fusion Middleware Oracle Reportsレポート作成のためのユーザーズ・ガイド 12c (12.2.1.2) E82764-01 |
|
前へ |
次へ |
この項の各トピックでは、Oracle Reports Builderの機能について説明します。
Oracle Reports Builderは、Oracle Reportsのレポート作成コンポーネントです。強力な、企業向けレポート作成ツールであるこのReports Builderを使用すると、Oracleデータベース、JDBC、XML、テキスト・ファイルなどの任意のデータ・ソースに基づいて、洗練されたWebレポートやペーパー・レポートを迅速に作成して配置できます。JSPやXMLなどのJava EEテクノロジを活用し、スケーラブルかつ効率的な方法でレポートをあらゆる対象(電子メール、Webブラウザ、Oracle Portal、ファイル・システムなど)へ様々なフォーマット(HTML、XML、PDF、スプレッドシート、区切り記号付きテキスト、PostScript、RTFなど)で公開できます。Oracle Reports Builderは、Webパブリッシングとペーパー・パブリッシングの違いを認識するため、WebおよびE-Businessの要求を満たす高品質の出力を開発できるのみでなく、より正確な印刷レポートも生成できます。Oracle Reports Builderには、次のものが含まれます。
レポート設計のプロセスを順に示すユーザーフレンドリなウィザード
レポートでのあらゆるソースからのデータへのアクセスを可能にする、JDBCおよびXMLなどのプラガブル・データ・ソース(PDS)
レポートのデータを取得するSQL文をグラフィカルに表示する問合せ作成ツール
必要に応じてカスタマイズ可能な、デフォルトのレポート・テンプレートとレイアウト・スタイル
WYSIWYGモードでペーパー・レポートのレイアウトを変更できるライブ・エディタ
HTMLドキュメントにカスタムのJSPタグを埋め込んで動的なレポート出力をHTMLページに追加する機能
レポートのデータをグラフィカルに表示する、統合されたグラフ作成ツール
レポートの実行方法をカスタマイズするためのコードを生成する機能
データに基づいて動的にWebページを生成するツール
標準的なレポート出力フォーマット(HTML、HTMLCSS、XML、PDF、RTF、スプレッドシート、PCL、PostScript、ASCIIなど)
JavaScriptを使用した、クライアント側のパラメータ検証
PL/SQLプロシージャ内で動的SQL文を実行する機能
Oracleデータベース・オブジェクト型のサポート
イベントベースのレポート作成(データベース・イベントに基づくレポートの実行)
Oracle Portalとのシームレスな統合による、レポートのセキュリティ管理およびポートレットへのレポート出力の公開
Oracle Reports 12c (12.2.1.2)では、多くの新機能および拡張機能が提供されます。このリリースでは、次のことが主なテーマとなっています。
Oracle Fusion Middlewareプラットフォームおよびサービスとの密接な統合(複雑なトポロジおよびデプロイの管理を簡素化するため)
アーキテクチャの変更によりトップ・クラスを誇るサポート性の分野を強化
企業でのレポート作成という主要分野における新機能
Oracle Technology Networkで入手可能な『Oracle Reports ServicesレポートWeb公開ガイド』の「概要」の章には、Oracle Reports 12c (12.2.1.1)の新機能、およびそれと同等の10gリリース2 (10.1.2)の機能(存在する場合)が記載されています。
詳細は、Oracle Technology NetworkのOracle Reports 11gのページを参照してください。