Oracle® Fusion Middleware Oracle Reports ServicesレポートWeb公開ガイド 12c (12.2.1.2) E82763-01 |
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Oracle Enterprise Managerのロギング機能を使用すると、問題の診断に役立ちます。
Reports ServerやReportsアプリケーション(インプロセスReports Server)のログ・ファイルに保存する情報を指定する手順は、次のとおりです。
Oracle Enterprise Managerにログインします。
「EM MBeanブラウザWebLogicドメイン」→「システムMBeanブラウザ」にナビゲートします
ロギング構成MBeanにナビゲートします
スタンドアロン・サーバー - oracle.logging:type=LogConfig,componentType=oracle_repserv,name=<componentName>
インプロセス・サーバー - oracle.logging:type=LogConfig,ServerName=<managedServerName>
Reports Tools - oracle.logging:type=LogConfig,componentType=oracle_reptools,name=<componentName>
Reports Bridge - oracle.logging:type=LogConfig,componentType=oracle_repbrd,name=<componentName>
。
「操作」タブでupdateHandlerProperty
をクリックし、ハンドラ名を入力して、path
、maxLogSize
、maxFileSize
のようなプロパティを必要に応じて変更します
zrclient_trace_handler
- ネットワーク・トレース・ハンドラ
rwengine_trace_handler
- エンジン・トレース・ハンドラ
rwserver_trace_handler
- サーバー・トレース・ハンドラ
rwservlet_trace_handler
- サーブレット・トレース・ハンドラ
runtime_trace_handler
- ランタイム・トレース・ハンドラ
Oracle Enterprise Managerでは、「最大ログ・サイズ」プロパティおよび「ファイルの最大数」プロパティを指定することで、ログ・ファイルのローテーション・ポリシーを設定できます。たとえば、「最大ログ・サイズ」を10MBに、「ファイルの最大数」を10に、それぞれ設定すると、1番目のログ・ファイル(diagnostics.log)のサイズが1MB(「最大ログ・サイズ」/「ファイルの最大数」=10MB/10)に達すると、自動的にログ・ファイル・ローテーションが行われます。このファイルの名前はODLによってdiagnostic1.logに変更され、新しいdiagnostics.logへのロギングが開始します。このファイルのサイズが1MBに達すると、その名前はdiagnostics2.logに変更され、diagnostics.logへのロギングが続行されます。ファイル数が10個に達すると、最も古いログ・ファイル(diagnostics1.log)が消去され、新しくdiagnostics11.logが作成されます。この例では、すべてのログ・ファイルの最大サイズを10MBに、最大ファイル数を10個に制限しています。これによって、任意のサイズの巨大ログ・ファイルが作成されてマシンのディスク容量が不足することで本番システムが停止する危険性を防止しています。
変更内容が反映されるようにコンポーネントを再起動します。
第6.4.2項「フォント問題の診断」を参照してください。