Oracle® Fusion Middleware Oracle Reports ServicesレポートWeb公開ガイド 12c (12.2.1.2) E82763-01 |
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低速または負荷の高いマシンでは、レポートを配布する前に、次の構成を実行することをお薦めします。
デフォルトのタイムアウト期間は150
です。この期間は、ping timeout
、ping interval
およびnumber of retries
の値から計算されます。デフォルト値は次のとおりです。
ping timeout = 30 seconds ping interval = 20 seconds number of retries = 3
注意: number of retries は、OPMNがスタンドアロンReports Serverへの接続に成功し、プロセスからONS通知を定期的に受信する場合にのみ適用されます。 |
これらの値に基づいて、3回のpingが30秒のタイムアウトと20秒の間隔で実行されます。初回のpingは、指定されたping interval
の経過後に実行されます。つまり、スタンドアロンReports ServerがOPMNによって起動されてから約150秒(20+3×30+2×20)が経過すると、プロセスが応答不能と判定され再起動されます。ただし、OPMNがスタンドアロンReports Serverに接続した後にReports ServerにおけるONS通知の定期送信が遅すぎる場合、30秒のタイムアウトが適用されます。
pingのタイムアウトを構成するには、opmn.xml
の次の要素にpingエントリを追加して、マシンの負荷にあった十分なタイムアウト値を指定します。
<ias-component id="<reports_server_name>"> ... ... <restart timeout="720" retry="2" /> ... <ping timeout="110" interval="30" /> ...
ユーザーは、これらのパラメータを使用してReports Serverのプロセス制御を実行できます
$DOMAIN_HOME/system_components/ReportsServerComponent/<reports_server_name>/data/nodemanager/startup.properties
RestartMax - ノード・マネージャがサーバーの再起動を試行できる回数。
RestartDelaySeconds - ノード・マネージャがサーバーの再起動を試行するまでに待機する秒数。
RestartInterval - ノード・マネージャが、障害の発生したサーバーの再起動を試行し続ける期間。この期間中、ノード・マネージャはRestartMaxで定義された回数まで、障害の発生したサーバーを再起動しようとします。デフォルトでは、ノード・マネージャはFAILED_NOT_RESTARTABLE状態に到達するまで、無期限にサーバーの再起動を試行します。
$DOMAIN_HOME/system_components/ReportsServerComponent/<reports_server_name>/data/nodemanager/reports_process.xml
stop timeout - Reports Serverが強制的に停止されるまでのタイムアウト
コールバックのタイムアウト(Reports Server側): コールバックのタイムアウトは、Reports Serverがエンジンからのレスポンスを待つ時間を決め、そのタイムアウト判定に使用される基準です。この値はrwserver.
conf
ファイルで指定できます。タイムアウト期間はミリ秒単位で指定します。
例:
<engine id="rwEng" class="oracle.reports.engine.EngineImpl" initEngine="1"
maxEngine="1" minEngine="0" engLife="50" maxIdle="30"
callbackTimeOut="90000">
注意: マシンの処理速度が非常に遅い場合は、callbackTimeOut 値を大きくしてください。 |