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Oracle® Fusion Middleware Oracle GoldenGate Studioの使用
12c (12.2.1.2.0)
E82987-01
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2.6 リソース・ナビゲータの使用

リソース・ナビゲータは、グローバルなリソース・ライブラリであり、次のような使用可能なリソースがすべて表示されます。

リソース・ナビゲータは、次のように表示されます。

図2-3 リソース・ナビゲータ

リソース・ナビゲータ

新しいグローバル・リソースを追加するには3つの方法があります。いずれかのタイプのリソースが追加されていない場合には、リソース・ナビゲータのツールバーで「New」ボタンを選択して追加するか、Oracle GoldenGate Studioのツールバーで「New」ボタンを選択する、あるいは「File」メニューの「New」を選択してから、追加するリソース・タイプを選択します。リソース・タイプがすでに追加されている場合には、リソース・カテゴリを右クリックして新しいリソース・タイプを選択します。グローバル・マッピング・グループは、プロジェクト・ナビゲータでマッピング・グループを右クリックし、「Copy to Global Resource Library」を選択して追加することができます。

図2-4 リソース・ナビゲータでの新しいリソースの追加

リソース・ナビゲータでの新しいリソースの追加

既存のリソースのプロパティを変更するには、「Properties」コンテキスト・メニューを使用します。キーボードのショートカット[Ctrl]+[Tab]を使用してリソース・ナビゲータに移動し、[Tab]キーと矢印キーを使用して特定のリソースを選択し、[Shift]+[F10]を使用してコンテキスト・メニューを表示することもできます。

2.6.1 新しいデータ・サーバー接続の追加

新しいデータ・サーバー接続を使用するのは、表メタデータで表マッピングを容易にするためだけであり、キャプチャや適用のプロセスで使用される接続を定義するためではありません。キャプチャおよび適用の接続は、デプロイメント・プロファイルのプロパティ・インスペクタで定義します。

「New Data Server Connection」ウィザードは、次のように表示されます。

図2-5 New Data Server Connection

New Data Server Connection
  1. リソース・ナビゲータ・ウィンドウで、リソース・タイプとして「Database」を選択し、右クリックして「New Database Connection」を選択します。

  2. 「New Data Server Connection」ウィンドウで、次の内容を追加します。

    1. Connection Name: 新しい接続の名前。リソースは、ここに示される名前でリソース・ナビゲータに表示されます。

    2. Connection Type: 接続タイプはOracle(JDBC)MySQLおよびSQLServerです。

    3. データベースに接続する「User name」と「Password」。接続を作成する際に「Save Password」チェックボックスのチェックを外した場合は、リポジトリへの再接続時に「Database」ノードを展開するとき、データベース接続の下にあるノードすべてを表示するためにパスワードの入力が必要になります。

    4. SYSDBAまたはSYSOPERのロール。この値は、ユーザーがSYSではない場合、空白のままにしておくことができます。そうでない場合は、ロールを選択する必要があります。

    5. Oracle JDBC settings。

      Oracle GoldenGate Studioにはデフォルトで、Oracle、MySqlおよびSQLServer用のドライバが用意されています。データ・ダイレクト・ドライバがInformix、DB2およびSybaseに対して用意されていますが、JDBCドライバはどれでも使用できます。データベース・ドライバを構成するには、「Tools」メニュー、「Preferences」「Database」「JDBC Driver Options」を順に使用します。データ・サーバー接続が作成されると、リソース・ナビゲータでデータベースの下にあるオブジェクトを参照でき、データベース・ナビゲータの情報を、タスクのマッピングに使用できるようになります。現在、Oracle、MySQLおよびSQLServerのドライバが動作保証されています。

  3. 「OK」をクリックすると、新しい「Database」リソースが作成されます。

    新しいリソースを作成する前に、「Test Connection」ボタンを使用して接続をテストすることもできます。

2.6.2 新しいビューの作成

「Create New View」ウィザードを使用して新しいビューを作成できます。外観は、次のとおりです。

図2-6 Create New View

Create New View

新しいビューを作成するには、次のようにします。

  1. データベース・アイコンの+記号をクリックし、「Views」を選択します。
  2. 右クリックしてコンテキスト・メニューを表示し、「New View...」を選択します。
  3. 「Schema」ドロップダウン・リストからスキーマ名を選択します。
  4. ビューの名前を入力します。
  5. SELECTおよびFROMキーワードを使用して、ビュー定義の問合せ部分のSQLコードを入力できます。
  6. このダイアログを開いた後に行った編集を取り消して、これらの編集を加える前のボックスの内容を表示するには、「Revert」ボタンをクリックします。
  7. 「Test」ボタンをクリックして「Test Query」ウィンドウを開きます。ここでは、次のことが可能です。
    • SQL文の確認
    • 問合せの実行結果の表示
    • 問合せの実行計画の表示
  8. 「DDL」タブをクリックして、データベース・オブジェクトを形成または定義するSQL問合せを表示します。
  9. 「Advanced」チェック・ボックスを選択して(「Create」ダイアログのみ)このダイアログの宣言モードから出て、SQL問合せを直接入力できる「SQL Query」ページを表示します。
  10. 「Check Syntax」ボタンをクリックして、SQL構文エラーがないか「SQL Query」内の文を確認します。次のような結果になります。
    • SQLにエラーなし。
    • SQLの解析中、最初のエラーの場所でエラーが発生。
    • SQL構文は有効だが、問合せが無効、またはサポートされていない機能を使用。
  11. 「OK」をクリックして完了するか、「Cancel」をクリックしてウィザードを終了します。

2.6.3 新しいグローバル・マッピング・グループの追加

「New Global Mapping Group」ウィザードでは、表マッピングのコンテナを定義しますが、表マッピングのプロセスが案内されるわけではありません。表マッピングの定義の詳細は、マッピング・グループの理解を参照してください。

「New Global Mapping Group」ウィザードは、次のように表示されます。

図2-7 New Global Mapping Group

New Global Mapping Group

新しいグローバル・マッピング・グループを追加する手順:

  1. リソース・ナビゲータ・ウィンドウで「New」ボタンをクリックするか、データベース・アイコンを右クリックして「New Global Mapping Group Connection」を選択します。
  2. 新しい接続の名前を入力します。
  3. リソースを識別できる短い説明を入力します。
  4. 「OK」をクリックします。

2.6.4 新しいOracle GoldenGateインスタンスの追加

「Add a New Oracle GoldenGate Instance」ダイアログで、既存のGoldenGateインストールへの接続を定義します。そのインストール環境では、GoldenGateマネージャおよびjAgentプロセスが実行されている必要があります

「new Oracle GoldenGate Instance」ダイアログは、次のように表示されます。

図2-8 New Oracle GoldenGate Instance Connection

New Oracle GoldenGate Instance Connection

新しいOracle GoldenGate接続を追加する手順:

  1. リソース・ナビゲータ・ウィンドウで「New」ボタンをクリックするか、データベース・アイコンを右クリックして「New Oracle GoldenGate Instance Connection」を選択します。
  2. 「General」セクションで、新しい接続の名前と説明を入力します。
  3. 「Host Information」で、「Host Name」にホスト名を入力します。これは、Oracle GoldenGateがインストールされているサーバーのDNS名です。
  4. 「Oracle GoldenGate Information」に入力する情報は、次のとおりです。
    • GoldenGate Version: これは、「Test Connection」をクリックすると自動的に更新されます。オフラインで作業中に、ドロップダウンからバージョンを選択することもできます。「Test Connection」は、データベースに対してアクティブな接続がある場合のみ機能します。オフライン・モードで作業し、必要な情報をすべて指定することもできます。アクティブな接続がある場合に誤ったバージョンを入力すると、正しいデータベース情報がデータベースからフェッチされ、誤ったバージョンが上書きされます。

    • GoldenGate Database Type: 接続を作成している対象のデータベースのタイプ。「Test Connection」をクリックすると、自動的に更新されます。オフラインで作業中に、ドロップダウンからバージョンを選択することもできます。

    • GoldenGate Port: Oracle GoldenGateマネージャ・プロセスが使用するポートの番号。

    • Agent Username: インストール時にjAgentconfig.propertiesファイルのjAgent.usernameプロパティで指定されるJAgent名。

    • Agent Password: 対応するユーザー名のパスワード。

    • Agent Port: jAgentconfig.propertiesファイルのjagent.jmx.portプロパティで指定されるjAgentポート。エージェント・モードがOEMの場合はjagent.rmi.portを、エージェント・モードがOGGMONの場合はjagent.jmx.portを使用する必要があります。

  5. 接続が機能するかどうかを検証するには、「Test Connection to GoldenGate」をクリックします。接続に成功すると、バージョンとデータベース・タイプが自動的に更新されます。