Oracle® Fusion Middleware Oracle Data IntegratorのためのSAP ABAP BWアダプタ・スタート・ガイド 12c (12.2.1.2.0) E82748-01 |
|
前 |
この付録では、ODIのコンポーネントをSAPシステムからアンインストールする方法を説明します。
より新しいODI SAP Connectorリリースにアップグレードする場合や永久にODI接続を削除する場合は、この項の手順に従ってください。
これによって、生成された抽出プログラムを含むすべてのコンポーネントが削除されることに注意してください。
この付録の構成は、次のとおりです。
初回インストール時、RKMによりODIオブジェクトの一部がSAPシステムにインストールされます。このインストールは、一部のベース・オブジェクトおよび一部のRFCという2つの部分から構成されます。RKMオプションUPLOAD_ABAP_BASE
およびUPLOAD_ABAP_CODE
の両方がtrue
に設定されると、ベース・オブジェクトおよびRFCがインストールされます。このような完全インストールでは、ODI SAPオブジェクトがSAPシステムにインストールされていないことが必要です。必要に応じて、ODI SAPコンポーネントのアンインストールに関する項を参照してください。
SAPシステムにインストール済のODIオブジェクトが、RKM SAP ERPバージョン34以降/ RKM SAP BWバージョン25以降でインストールされたものである場合、ベース・オブジェクトを再インストールする必要はなく、RFCのみを更新すれば十分です。RKMオプションUPLOAD_ABAP_BASE
をfalseに、RKMオプションUPLOAD_ABAP_CODE
をtrue
に設定してリバース・エンジニアリングを実行することで、RFCを再インストールできます。
より新しいODI SAP Connectorリリースにアップグレードする、またはODI接続を永久に削除する手順は次のとおりです。
SAP GUIを起動します。
アンインストールするSAPシステムに接続します。
トランザクションSE80
に進みます。
ドロップダウン・ボックスからパッケージまたは開発クラスのオプションを選択します。
そのパッケージまたは開発クラスのフィールドでZODI_RKM_PCKG
と入力します。古いインストールでは、パッケージ名はZODIBW_PCKG
です。
オブジェクト名のタブの下にあるZODI_RKM_PCKG
オブジェクトを右クリックします。
ドロップダウン・メニューで「Delete」を選択し、その開発クラスを削除します。
開発クラスを個別に削除できない場合は、内部のすべてのオブジェクトを1つずつ削除します。含まれている関数グループについては、関数グループの関数モジュールを個別に削除するのではなく、必ずまとめて削除してください。すべてのオブジェクトが削除されたら、開発クラス自体を削除します。
トランザクションSE10
に進みます。「Modifiable」および「Workbench Requests」を選択します。「Display」をクリックします。
ODIオブジェクトのあるトランスポート・リクエストを選択し、これらを解放します。
手順3から手順7までを繰り返し、開発クラスを削除します。
トランザクションSE01
に進みます。「Modifiable」および「Workbench Requests」を選択します。「Display」をクリックします。ZODI_RKM_PCKG
を持つトランスポート・リクエストを解放します。
パッケージZODI_LKM_PCKG
に対して、手順4から11を繰り返します。この手順は、RKM SAP ERP v32以降で実行されたインストールにのみ適用されます。