ヘッダーをスキップ
Oracle® Fusion Middleware Oracle Traffic Directorリリース・ノート

12c (12.2.1.2.0)

E82682-02
 

 

Oracle® Fusion Middleware

Oracle Traffic Directorリリース・ノート

12c (12.2.1.2.0)

E82682-02(原本部品番号:E78112-02)

2016年12月

このドキュメントでは、Oracle Traffic Director 12.2.1.2.0の新機能と既知の問題についての情報を説明します。内容は次のとおりです。

このリリースでの新機能

Oracle Traffic Director 12.2.1.2.0の新機能は次のとおりです。詳細は、Oracle Traffic Directorの機能を参照してください。

  • Oracle Traffic Directorは、次の2つのイベントにおいて、1つ以上のHTTPエンドポイントに対する通知の送信をサポートします。

    • オリジン・サーバー・ステータス変更イベント

    • リクエスト制限超過イベント

    詳細は、イベント通知を参照してください。

  • TCPプロキシに対するFTP構成の有効化のサポート(TCPプロキシの管理を参照してください)。

  • Oracle Traffic Directorインスタンスのステータスを監視する専用ステータス・リスナーの構成のサポート(ステータス・リスナーの構成を参照してください)。

  • アクティブ-アクティブ高可用性の構成のサポート(高可用性のためのOracle Traffic Directorの構成を参照してください)。

TCPリスナーでFTPを有効にした後、アクティブ-アクティブ・フェイルオーバー・ノードを再起動

アクティブ-アクティブ・フェイルオーバーが有効な構成で、FTPが有効なTCPリスナーを作成するか、または既存のTCPリスナーに対してFTPを有効にすると、この新しい構成または変更した構成は、すべてのノードでフェイルオーバーを停止して起動するまで、実行中のフェイルオーバーに含まれません。フェイルオーバーを再起動しない場合、着信トラフィックはLVSを介してルーティングされず、ロード・バランシングされません。かわりに、VIPが接続しているOTDによって直接処理されます。

Enterprise Managerによるアクティブ-アクティブ・フェイルオーバー・グループの作成はサポートされない

Enterprise Managerを使用してアクティブ-アクティブ・フェイルオーバー・グループを作成または管理する方法はありません。アクティブ-アクティブ・フェイルオーバー・グループは、WLSTコマンドを使用して作成または管理する必要があります。

SSL接続の再開前にセッションのキャッシュを無効化する

SSLリスナーでクライアント認証が有効化されている場合、セッションの再開時にクライアント証明書チェーンを取得しようとすると問題が発生します。これは、一部の状況で後続の資格証明チェックに失敗することが原因です。

この場合、この問題の回避策はSSLセッションのキャッシュを無効化することです。

Solaris on SPARC (64ビット)でOracle Traffic Directorのノード・マネージャ・ログに警告が表示される

Solaris on SPARC (64ビット)にOracle Traffic Directorをインストールした後、Oracle Traffic Directorのノード・マネージャを起動すると、ノード・マネージャ・ログに次の例のような警告メッセージが表示される場合があります。

WARNING: Key store file keystores.xml integrity check failed. 
Location:  /home/oracle/config/domains/OTDDomain/config/fmwconfig/ Jul 19, 2016 10:44:36 PM  
oracle.security.jps.internal.keystore.file.FileKeyStoreManager openKeyStore
WARNING: Opening of file based keystore failed. 
Reason : oracle.security.jps.service.keystore.KeyStoreServiceException: JPS-06502: Failed to read keystore. 
Reason : javax.xml.bind.UnmarshalException

1つ目の警告はセキュリティ警告で、2つ目の警告はkeystores.xmlファイルの同期で問題が発生したことを示します。OTDの機能に影響はないため、回避策はありません。これらの警告は無視してかまいません。

アクティブ-アクティブ・リクエストは、フェイルオーバー・グループとして構成されたマシンから発生しているときは失敗します

アクティブ-アクティブ・フェイルオーバー・グループがOracle Traffic DirectorのVIPに対して構成され、VIPへのリクエストがフェイルオーバー・グループの構成されたマシンの1つから発生している場合、リクエストは失敗します。

回避策は、リクエストをフェイルオーバー・グループの一部ではない外部マシンから送信することです。

ドキュメントのアクセシビリティについて

オラクル社のアクセシビリティへの取組みの詳細は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイトhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=docaccを参照してください。

Oracle Supportへのアクセス

サポートをご契約のお客様には、My Oracle Supportを通して電子支援サービスを提供しています。詳細は、http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=infoまたはhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=trs (聴覚障害者向け)を参照してください。


Oracle® Fusion Middleware Oracle Traffic Directorリリース・ノート, 12c (12.2.1.2.0)

E82682-02

Copyright (C) 2015, 2016, Oracle and/or its affiliatesAll rights reserved.

このソフトウェアおよび関連ドキュメントの使用と開示は、ライセンス契約の制約条件に従うものとし、知的財産に関する法律により保護されています。ライセンス契約で明示的に許諾されている場合もしくは法律によって認められている場合を除き、形式、手段に関係なく、いかなる部分も使用、複写、複製、翻訳、放送、修正、ライセンス供与、送信、配布、発表、実行、公開または表示することはできません。このソフトウェアのリバース・エンジニアリング、逆アセンブル、逆コンパイルは互換性のために法律によって規定されている場合を除き、禁止されています。

ここに記載された情報は予告なしに変更される場合があります。また、誤りが無いことの保証はいたしかねます。誤りを見つけた場合は、オラクル社までご連絡ください。

このソフトウェアまたは関連ドキュメントを、米国政府機関もしくは米国政府機関に代わってこのソフトウェアまたは関連ドキュメントをライセンスされた者に提供する場合は、次の通知が適用されます。

U.S. GOVERNMENT END USERS: Oracle programs, including any operating system, integrated software, any programs installed on the hardware, and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal Acquisition Regulation and agency-specific supplemental regulations. As such, use, duplication, disclosure, modification, and adaptation of the programs, including any operating system, integrated software, any programs installed on the hardware, and/or documentation, shall be subject to license terms and license restrictions applicable to the programs. No other rights are granted to the U.S. Government.

このソフトウェアもしくはハードウェアは様々な情報管理アプリケーションでの一般的な使用のために開発されたものです。このソフトウェアもしくはハードウェアは、危険が伴うアプリケーション(人的傷害を発生させる可能性があるアプリケーションを含む)への用途を目的として開発されていません。このソフトウェアもしくはハードウェアを危険が伴うアプリケーションで使用する際、安全に使用するために、適切な安全装置、バックアップ、冗長性(redundancy)、その他の対策を講じることは使用者の責任となります。このソフトウェアもしくはハードウェアを危険が伴うアプリケーションで使用したことに起因して損害が発生しても、オラクル社およびその関連会社は一切の責任を負いかねます。

OracleおよびJavaはOracle Corporationおよびその関連企業の登録商標です。その他の名称は、それぞれの所有者の商標または登録商標です。

Intel、Intel Xeonは、Intel Corporationの商標または登録商標です。すべてのSPARCの商標はライセンスをもとに使用し、SPARC International, Inc.の商標または登録商標です。AMD、Opteron、AMDロゴ、AMD Opteronロゴは、Advanced Micro Devices, Inc.の商標または登録商標です。UNIXは、The Open Groupの登録商標です。

このソフトウェアまたはハードウェア、そしてドキュメントは、第三者のコンテンツ、製品、サービスへのアクセス、あるいはそれらに関する情報を提供することがあります。お客様との間に適切な契約が定められている場合を除いて、オラクル社およびその関連会社は、第三者のコンテンツ、製品、サービスに関して一切の責任を負わず、いかなる保証もいたしません。お客様との間に適切な契約が定められている場合を除いて、オラクル社およびその関連会社は、第三者のコンテンツ、製品、サービスへのアクセスまたは使用によって損失、費用、あるいは損害が発生しても一切の責任を負いかねます。