ロギング・データをより詳細に編成するには、Webサービスのログ・ファイルを構成します。SOAおよびADFサービスのログ・ファイルを構成できます。
次の表では、OWSMに関連するデフォルトのログ・ファイルが定義されています。
表7-2 OWSMのデフォルトのログ・ファイル
デフォルト・ログ・ファイル | 説明 |
---|---|
odl-handler |
サーバーのJava EEコンポーネントの一般的な診断データを記録します。 |
owsm-message-handler |
SOAPメッセージをOWSMロギング・ポリシーにより記録します。 |
次の手順では、WebLogic ServerおよびWebサービス・エンドポイント・レベルで診断ログのログ・レベルを設定する方法を説明します。
Fusion Middleware ControlまたはWLSTを使用したログ・レベルの設定に関する詳細は、『Oracle Fusion Middlewareの管理』の「ログ・ファイルに書かれた情報のレベルの設定」を参照してください。
Webサービスのログ・ファイルを構成するには:
ログ出力を構成するWebLogic Serverに移動します。
ナビゲーション・ペインで「WebLogicドメイン」を開いてドメイン名を表示します。
ドメインを開いてサーバーのリストを表示します。
リストから必要なサーバーを選択します。
「WebLogicサーバー」ホームページが表示されます。
「WebLogic Server」メニューで、「ログ」→「ログ構成」を選択します。
「ログ構成」ページが表示されます。
「ログ・ファイル」タブを選択します。
ログ・ファイルの最新リストが表示されます。「ログ構成」ページには、現在構成されているログ・パス、ファイル形式およびローテーション・ポリシーが表示されます。
ログ・ポリシー構成を編集する場合は、リスト内のログ・ファイルを選択し、「構成の編集 . . .」をクリックします。
「ログ・ファイルの編集」ページが表示されます。
必要に応じて、ログ・ファイル情報を編集します。
表7-3 「ログ・ファイルの編集」ページのフィールド
フィールド | 説明 |
---|---|
ログ・パス |
ログ・ファイルのパス。このフィールドは必須です。 |
ログ・ファイル形式 |
ログ・ファイルの形式。有効な値はテキストまたはXMLです。 |
ログ・レベル |
ログ出力のデフォルトのログ・レベル。リストからログ・レベルを選択します。有効な値は次のとおりです。
|
デフォルト属性の使用 |
ログ出力にデフォルト属性を使用するかどうかを指定するフラグ。 |
サプリメンタル属性 |
サプリメンタル属性は必須です。 |
関連付けるログ出力 |
ログ出力に関連付けるコンポーネント。 |
ローテーション・ポリシー |
期間によるファイル・サイズに基づいて、ログ・ファイルをローテーションするかどうか指定します。詳細は、『Oracle Fusion Middlewareの管理』のログ・ファイルのローテーションの構成に関する項を参照してください。 ローテーション・ポリシーとして「サイズ・ベース」が選択されている場合、「最大ログ・ファイル・サイズ」は必須フィールドです。ローテーション・ポリシーとして「時間ベース」が選択されている場合、「頻度」は必須フィールドです。 |
「OK」をクリックして、ログ・ファイルの構成を編集します。