次の各トピックでは、Oracle Web Services Manager (OWSM)の新機能と変更された機能およびこのガイドで説明する主な変更について紹介し、追加情報へのリンクを示します。
この項では、リリース12c (12.2.1.1)での新機能および変更された機能について説明します。
修正や訂正などのマイナー更新がこのドキュメントに対して行われました。
このドキュメントに記載されているOracle Fusion Middleware 12c (12.2.1)の新機能と変更された機能は次のとおりです。
RESTおよびSOAPのサービスおよびクライアントに対するOAuth 2.0のサポート詳細は、「RESTおよびSOAPのサービスおよびクライアントのOAuth 2.0の理解」を参照してください。
資格証明およびキーストアの管理のためのREST APIが導入されました。詳細は、「資格証明およびキーストアの管理のためのREST APIの理解」を参照してください。
このドキュメントに記載されているOracle Fusion Middleware 12c (12.1.3)の新機能と変更された機能は次のとおりです。
次のようなセキュリティ拡張。
Oracle Entitlements Server (OES)とOWSMの統合。詳細は、「Oracle Entitlements Serverを使用したファイングレイン認可の概要」.を参照してください。
SOAコンポジットの個人の身元を特定する情報(PII)、およびSOAアダプタとOracle Service Bus JCAアダプタを保護する機能。詳細は、「個人の身元を特定する情報の概要」を参照してください。
Oracle Service BusとOracle SOA Suite (SOAP/RESTful WebサービスとJCAアダプタ)、およびOracle Enterprise Schedulerのサポート。これらのコンポーネントについては、必要に応じてこのドキュメント全体を通して言及しています。これらのコンポーネントにOWSMポリシーをアタッチする際に使用するポリシー・サブジェクトは、「ポリシー・サブジェクトの理解」で指定されています。
このドキュメントにおける、Oracle Fusion Middleware 12c (12.1.2)の新機能と変更された機能は次のとおりです。
次のようなセキュリティ拡張。
セキュア通信。「セキュア通信の概要」を参照してください。
Kerberosセキュリティの強化(資格証明の委任、SPNEGOを使用したシングル・サインオンなど)と導出キーのサポート。「Kerberosプロトコルの概要」.を参照してください。
Digest認証。「Digest認証について」を参照してください。
フェデレーテッドSTS信頼およびトークン・キャッシュのサポート。「Webサービス信頼性の理解」を参照してください。
Oracle Web Services Manager (OWSM)ポリシーを使用したRESTful Webサービス・セキュリティ。「Webサービス・ポリシーの理解」を参照してください。
ポリシーの新たなカテゴリ。「表 3-1」を参照してください。
新規および更新されたサブジェクト・タイプ。「表 3-2」を参照してください。
このガイドは12c (12.1.2)でいくつかの点が更新されました。次の表に、追加または変更された項を示します。
Oracle Fusion Middleware 11gで提供されている『Webサービスのためのセキュリティおよび管理者ガイド』は、このリリースでは次の3つのドキュメントに分割されました。
Oracle Web Services Managerの理解
Oracle Web Services ManagerによるWebサービスの保護とポリシーの管理
Webサービスの管理
「Oracle Web Services Managerの概要」は、OWSM 12cの機能とアーキテクチャを反映するように更新されました。
図3-5で説明しているポリシー・インターセプタ・パイプラインは、12cでサポートしているすべてのポリシー・インターセプタを反映するように更新されました。
直接ポリシー・アタッチメントとグローバル・ポリシー・アタッチメントの説明が補強されました。「ポリシー・サブジェクトへのポリシーのアタッチの概要」を参照してください。