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Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter Contentの既知の問題

12c (12.2.1.2.0)

E82823-01
 

 

Oracle® Fusion Middleware

Oracle WebCenter Contentの既知の問題

12c (12.2.1.2.0)

E82823-01(原本部品番号:E77882-01)

2016年10月

Oracle WebCenter Contentの既知の問題

Oracle WebCenter Contentの使用時に発生する可能性がある問題とその回避策について学習します。

12c (12.2.1.2.0) — 2016年10月

12c (12.2.1.2.0)に関する既知の問題はありません。

12c (12.2.1.1.0) — 2016年6月

一般的な問題と対処方法

SSPの対象フィルタおよび対象外フィルタでのURLの使用

対象フィルタまたは対象外フィルタのリストでURLを使用する場合、ピリオド(.)をエスケープする必要があります。そうしないと、フィルタは失敗します。次に例を示します。

http://www\.oracle\.com/information/about\.html

各ピリオド(.)が、'\'でエスケープされています。

Folders_gの非推奨アラートの無効化

Folders_gは今後のリリースで非推奨となる予定であるため、Folders_gが有効な場合アラートが表示されます。

このアラートが表示されないようにするには、config.cfgファイルを開き、次の構成値を設定します。

DisableFoldersgDeprecationMesssage=1

注意:

Folders_gコンポーネントは、リリース12.2.1、12.2.1.1.0および12.2.1.2.0では使用可能でサポートされます。ただし、今後のリリースでは削除される予定です。FrameworkFoldersへの移行を計画してください。

cwallet.ssoの変更をデプロイメント・マネージャに伝播する

cwallet.ssoファイルへの更新が、UCMサーバーからデプロイメント・マネージャに伝播されないことがあります。このような場合は、変更を手動で伝播する必要があります。

Oracle UCMサーバーは、次の場所にあるcwallet.ssoファイルを更新します。

WAS_PROFILES/UCM_SERVER_NAME/config/cells/UCM_CELL_NAME/fmwconfig/ 

ファイルは、「インストール後の構成」ページで構成を完了した後か、PdfWatermarkまたはBpelIntegrationコンポーネントを有効にした後に起動すると、更新されます。このような場合に、この変更をデプロイメント・マネージャに伝播して戻します。

これを行うには、cwallet.ssoファイルを次の場所にコピーします。

WAS_PROFILES/DEPLOYMENT_MANAGER_NAME/config/cells/UCM_CELL_NAME/fmwconfig/ 

コピーは、起動の直後に行います。

構成の問題と回避策

コントリビューション・フォルダを変更するためのセキュリティ権限の設定

デフォルトでは、ユーザーがコントリビューション・フォルダ(Folders_g)を変更するために必要なのはRW権限のみです。このようなデフォルト設定になる前は、コラボレーションが有効でないかぎりRWDまたは所有者が必要でした。

RWD権限に明示的に依存するユーザーは、この設定を有効にするための環境変数を設定する必要があります。WebCenterユーザーやアップグレード問題のないユーザーは関係ありません。

RWではなくRWDが必要なユーザーは、次のように変数を設定してください。

FoldersModifyWithRW=false

Windows: Windows 7クライアントでのWebDAVの使用<含む?>

Windows 7クライアントでWebDAVを使用する場合は、次の事項を考慮してください。

  1. WebDAVを使用する際にはレジストリの変更は必要ありません。

    • Windows 7は、HTTP経由またはHTTP基本認証を使用して実行しているWebDAVサーバーに接続されません。これを修正するには、これらのレジストリ・エントリを設定します。

      • HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\ Services\WebClient\Parameters\BasicAuthLevel2に設定します。

      • HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\ Services\WebClient\Parameters\UseBasicAuth2に設定します。

    • デフォルトでは、Office 2010では、非SSL接続での、Basic認証を使用するWebDAV経由のドキュメントは開かれません。

      この問題を回避するには、レジストリ・エントリ HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\14.0\Common\ Internet\BasicAuthLevelを作成し、それを2に設定します。

    • Windows 7 (Mini-Redirector)で使用されるWebDAV実装では、WebDAVロック・プロトコルは正しく実装されません(WebDAVバージョン6.1.7601.17514での場合)。これは、エクスプローラを使用したドラッグ・アンド・ドロップ時に、エラーが発生するという意味です。ただし、ファイルはおそらく正しくチェックされます。

      エラーを回避するには、レジストリ設定でロック・プロトコルをオフにします。HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\ Services\WebClient\Parameters\SupportLocking0に設定します。

  2. ドラッグ・アンド・ドロップで空の最初のリビジョンが作成されます。

    Windows 7 (Mini-Redirector)で使用されるWebDAV実装では、エクスプローラを使用してドラッグ・アンド・ドロップ時に最初のリビジョンの空のファイルが作成されます。これは、ファイルの最初のドラッグ・アンド・ドロップで2つのリビジョンを取得し、最初のリビジョンがゼロ・バイトであるという意味です。

  3. WindowsエクスプローラでのWebDAVへの「Network location」ショートカットは動作を停止します。

    Oracle WebCenter Content ServerのWebDAV共有へアクセスし、参照する一般的な方法は、次のように、エクスプローラでネットワークの場所を作成することです。

    1. 左側のエクスプローラのナビゲーション・ツリーで「コンピュータ」を選択し、右側で「ネットワークの場所を追加する」を選択します。

    2. コンテンツ・サーバーへのWebDAV URLを入力します。 (http://..../_dav/cs/idcplg/webdav/)

    3. ログインします。

    ログインしたら、コンテンツ・サーバーWebDAV URLへのショートカットが、エクスプローラのクライアント・コンピュータのドライバのリストの下に表示されます。

    最初は、予期したとおり、このショートカットを使用してコンテンツ・サーバーのWebDAV共有へアクセスできます。しかし、セッションの有効期限が切れると(構成によりますが通常は非アクティブになって2時間後)、再度このショートカットを使用してWebDAV共有へアクセスできません。このようなことが起こるのは、ショートカット・データが保存されて再接続に使用される方法が原因だと思われます。

    ショートカットを削除して同じ方法で再作成すれば、正常に動作するはずです。

  4. フォルダの削除はパフォーマンスの問題の原因となる可能性があります。Windows 7 (Mini-Redirector)クライアントはフォルダ・ツリー全体をナビゲートし、ツリー内の各アイテムを再帰的に削除します。Microsoftの以前のWebDAVクライアントは1つのDELETEコマンドをサーバーに送信し、フォルダの削除アクションを実行するサーバーに依存していました。新しい動作は、大きいフォルダ・ツリーにパフォーマンスおよびトラフィックの影響を与える可能性があります。

  5. フォルダのショートカットを削除すると、そのツリー全体のコンテンツも削除されます。ベースWebDAVプロトコルではフォルダへのショートカットと通常のフォルダは区別されません。つまり、フォルダのショートカットを削除すると、ショートカットのターゲット・フォルダに含まれるすべてのアイテムも削除されるということになります。これは通常、Microsoft XP Webフォルダの実装などの、他のWebDAVクライアントでは起こりません。この理由は、上記の項目4で説明した動作です。

IBM WebSphereアプリケーション・サーバーでの外部LDAP IDストア用の接続プールの設定

IBM WebSphere Application Server (Network Deployment (ND)またはIBM WebSphere Application Server)でOracle WebCenter Contentをインストールするときに、LDAPサーバーは自動的にインストールおよび構成されません。WebCenter Contentを構成するには、WebCenter Contentアプリケーション用に外部LDAPアイデンティティ・ストアをインストールおよび構成する必要があります。Oracle Internet Directoryなどの外部LDAPアイデンティティ・ストアの設定方法の詳細は、Oracle Fusion Middlewareサードパーティ・アプリケーション・サーバー・ガイドのIBM WebSphereでのOracle Fusion Middlewareセキュリティの管理に関する章のIBM WebSphereアイデンティティ・ストアに関する項を参照してください。

LDAPアイデンティティ・ストアをセルに対して設定したら、CONNECTION_POOL_CLASSプロパティをセルのjps-config.xmlファイルに設定して、過剰なLDAP接続を回避する必要があります。次のプロパティをファイルの<serviceInstance>エントリに追加する必要があります。

<property name="CONNECTION_POOL_CLASS" value="oracle.security.idm.providers.stdldap.JNDIPool"/>

IBM WebSphereアプリケーション・サーバーで外部LDAP IDストアの接続プールを設定するには:

  1. テキスト・エディタでセルのjps-config.xmlファイルを変更します。

    1. WAS_HOME/profiles/profile_name/config/cells/cell_name/fmwconfig/jps-config.xmlファイルを開きます。

      WAS_HOMEは、WebSphereアプリケーション・サーバーがインストールされた場所(デフォルトではDISK/IBM/WebSphere/Application Server)です。profile_nameは、セルのWebSphereデプロイメント・マネージャのプロファイル名です。cell_nameはセルの名前です。

    2. 次のようにして、<serviceInstance>エントリにCONNECTION_POOL_CLASSプロパティを指定します。

      <serviceInstance name="idstore.ldap.0" provider="idstore.ldap.provider">
                  <property name="subscriber.name" value="dc=us,dc=oracle,dc=com"/>
                  <property name="CONNECTION_POOL_CLASS" value="oracle.security.idm.providers.stdldap.JNDIPool"/>
                  <property name="bootstrap.security.principal.key" value="bootstrap_idstore"/>
                  <property name="idstore.type" value="OID"/>
                  <property name="ldap.url" value="ldap://example.com:3060"/>
                  <property name="bootstrap.security.principal.map" value="BOOTSTRAP_JPS"/>
                  <property name="user.login.attr" value="mail"/>
                  <property name="username.attr"  value="mail"/>
                  <extendedProperty>
                      <name>user.search.bases</name>
                      <values>
                          <value>cn=Users,dc=us,dc=oracle,dc=com</value>
                      </values>
                  </extendedProperty>
                  <extendedProperty>
                      <name>group.search.bases</name>
                      <values>
                          <value>cn=Groups,dc=us,dc=oracle,dc=com</value>
                      </values>
                  </extendedProperty>
              </serviceInstance>
      
  2. すべての管理対象ノードを同期します。

  3. すべてのサーバーを再起動します。

WebSphere Application ServerでOracle WebCenter Contentをインストールおよび構成する方法の詳細は、Oracle Fusion Middlewareサードパーティ・アプリケーション・サーバー・ガイドのIBM WebSphere Application ServerでのOracle WebCenter Contentの管理に関する項を参照してください。

Content Serverのローカライズおよび詳細トレース

Content Serverのローカライズの詳細トレースを有効にすると、厳密なエラー検出も有効になります。その結果、無効なキーをContent Serverがローカライズしようとした際に例外がスローされます。Content Serverがこの状態になると、解決策はサーバーの再起動のみです。ローカライズに対する厳密なエラー検出を無効にするには、config.cfgファイル内のパラメータEnableLocalizationAssertions=falseを設定します。

12.2.1でのhttpoutgoingプロバイダの制限

リリース12c (12.2.1)では、セキュリティ上の不具合からSHA1の使用は非推奨で、SHA2 (SHA256)に置き換えられました。その結果、ソースとターゲットの両方が12.2.1上にある必要があります。11gと12.2.1を混在させてテストした場合、11gではSHA-1が使用され、12.2.1ではSHA-2が使用されるため、機能しません。

注意:

この修整の前に作成された接続パスワードは再作成する必要があります。また、それらの接続パスワードを使用する、対応するプロバイダも再作成する必要があります。

Oracle WebCenter Contentの既知の問題: レコード

Oracle WebCenter Contentの使用時に発生する可能性がある問題とその回避策について学習します。

12c (12.2.1.2.0) — 2016年10月

12c (12.2.1.2.0)に関する既知の問題はありません。

12c (12.2.1.1.0) — 2016年6月

一般的な問題と回避策

Firefoxを使用したダッシュボードの構成

Firefoxブラウザを使用しているとき、ダッシュボード・パネルの移動に「ドラッグ・アンド・ドロップ」機能を使用できません。 かわりに、パネルを削除して、正しい場所に新しいパネルを再挿入する必要があります。

Oracle WebCenter Enterprise Captureの既知の問題

Oracle WebCenter Enterprise Captureの使用中に発生する問題とその回避策について説明します。

12c (12.2.1.2.0) — 2016年10月

12c (12.2.1.2.0)に関する既知の問題はありません。

12c (12.2.1.1.0) — 2016年6月

12c (12.2.1.1.0)に関する既知の問題はありません。


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