SmartUpgradeでは、各アプリケーションに関する特定の結果を包括的にレポートするだけでなく、アップグレード・タスクの一部を自動化することもできます。JDBCの場合、OC4J J2EE_HOME\home\config\data-sources.xml
ファイルおよび、アプリケーション用に定義された各データ・ソースの構成ファイル(ear)を、対応するWebLogic Server JDBCデータ・ソース定義に合わせてアップグレードできます。
Smart Upgradeでは、次の機能の変換をサポートしています。
OC4Jデータ・ソースがRACサービス(長いフォーム)のURLで構成されていて、fastConnectionFailoverEnabled=true
またはONSConfiguration
が設定されている場合は、Active GridLinkデータ・ソースが構成されます。
fastConnectionFailoverEnabled=true
は、fan-enabledがtrue
に設定されていることを示します。
ONSConfiguration
(ノードおよびオプションのウォレット情報、たとえばnodes=racnode1:4200,racnode2:4200\nwalletfile=/mydir/Wallet\nwalletpassword=mypasswd
)が解析されて、ノード・リストとオプションのウォレット情報を取得します。その後、この情報はノード・リスト、ウォレット・ディレクトリ、およびウォレット・パスワードの設定に使用されます。
Remove-infected-connections
は、OC4Jの動作に合わせるために、常にfalse
に設定されます。
Wrap-types
は、OC4Jの動作に合わせるために、常にtrue
に設定されます。
OC4Jのproxy-sessions
がtrue
に設定されている場合、Oracle-proxy-session
はtrue
に設定されます。
OC4Jのfatal-error-codes
と値が使用可能な場合は、fatal-error-codes
リストが設定されます。
Min-capacity
はOC4Jのmin-connections
(使用可能な場合)に設定されます。
Identity-based-connection-pooling-enabled
およびuse-database-credentials
は、OC4Jの動作に合わせるために、常にtrue
に設定されます。
Smart UpgradeはWebLogic Serverに同梱されていませんが、http://www.oracle.com/technetwork/middleware/downloads/smartupgrade-085160.htmlから別途ダウンロード可能です。