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Oracle® Fusion Middleware Oracle WebLogic Server JDBCデータ・ソースの管理
12c (12.2.1.2.0)
E82892-02
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E JDBCのスマート・アップグレードのサポート

この付録では、JDBC用のWebLogic Server SmartUpgradeのサポートについて説明します。WebLogic Server SmartUpgradeは、Oracle JDeveloper拡張機能のコマンド行ユーティリティです。このユーティリティでは、Oracle OC4Jにデプロイしていたアプリケーションを分析します。これを使用すると、Oracle WebLogic Serverにアプリケーションを正常に再デプロイするために役立つアドバイスが提示され、アクションが実行されます。アプリケーション・アーカイブを分析することも、Oracle JDeveloperで開いているアプリケーションやプロジェクトを分析することもできます。さらに、SmartUpgradeは、アプリケーションをデプロイしたOC4Jサーバーを分析し、Oracle WebLogic Serverに同様の構成を設定する方法に関するアドバイスを提供できます。

スマート・アップグレード機能

SmartUpgradeでは、各アプリケーションに関する特定の結果を包括的にレポートするだけでなく、アップグレード・タスクの一部を自動化することもできます。JDBCの場合、OC4J J2EE_HOME\home\config\data-sources.xmlファイルおよび、アプリケーション用に定義された各データ・ソースの構成ファイル(ear)を、対応するWebLogic Server JDBCデータ・ソース定義に合わせてアップグレードできます。

Smart Upgradeでは、次の機能の変換をサポートしています。

  • OC4Jデータ・ソースがRACサービス(長いフォーム)のURLで構成されていて、fastConnectionFailoverEnabled=trueまたはONSConfigurationが設定されている場合は、Active GridLinkデータ・ソースが構成されます。

  • fastConnectionFailoverEnabled=trueは、fan-enabledがtrueに設定されていることを示します。

  • ONSConfiguration(ノードおよびオプションのウォレット情報、たとえばnodes=racnode1:4200,racnode2:4200\nwalletfile=/mydir/Wallet\nwalletpassword=mypasswd)が解析されて、ノード・リストとオプションのウォレット情報を取得します。その後、この情報はノード・リスト、ウォレット・ディレクトリ、およびウォレット・パスワードの設定に使用されます。

  • Remove-infected-connectionsは、OC4Jの動作に合わせるために、常にfalseに設定されます。

  • Wrap-typesは、OC4Jの動作に合わせるために、常にtrueに設定されます。

  • OC4Jのproxy-sessionstrueに設定されている場合、Oracle-proxy-sessiontrueに設定されます。

  • OC4Jのfatal-error-codesと値が使用可能な場合は、fatal-error-codesリストが設定されます。

  • Min-capacityはOC4Jのmin-connections(使用可能な場合)に設定されます。

  • Identity-based-connection-pooling-enabledおよびuse-database-credentialsは、OC4Jの動作に合わせるために、常にtrueに設定されます。

Smart UpgradeはWebLogic Serverに同梱されていませんが、http://www.oracle.com/technetwork/middleware/downloads/smartupgrade-085160.htmlから別途ダウンロード可能です。