| Oracle® Fusion Middleware Oracle WebLogic Server Springアプリケーションの開発と管理 12c (12.2.1.2.0) E82872-01 |
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注意:
Springコンソール拡張を有効化するには、アプリケーションの一部としてWebコンポーネントを持つ必要があります。これは、Springを使用するほとんどのアプリケーションがWebアプリケーションであるためです。
Springコンソール拡張を使用するには、Spring beanのサポートをオンにして、Springコンソール拡張を有効にする必要があります。これは以下の手順1および手順2に示しています。この手順を1回のみ実行します。また、Springコンソール拡張を使用するように、Springアプリケーションを有効にする必要があります。この場合は、次の手順3に説明するように、Springアプリケーション構成に変更する必要があります。各Springアプリケーションのためにこの操作を行います。
WL_HOME/server/lib/weblogic-spring.jarをWebLogic Serverにデプロイします。ここでWL_HOMEは、WebLogic Serverインストール・ディレクトリ(Oracle\Middleware\Oracle_Home\wlserverなど)です。この手順を実行するのは、WebLogic Serverインスタンスに対して1回のみです。
weblogic-spring.jarファイルはアプリケーション(EARまたはWARファイルとしてパッケージ化されたもの)で使用されているJava EEオプション・パッケージです。デプロイメントの際に、アプリケーションのためにMBeansを作成します。
以下のいずれかの方法でweblogic-spring.jarをデプロイします。
Oracle WebLogic Server管理コンソール・オンライン・ヘルプのアプリケーションおよびモジュールのデプロイの説明に従って、WebLogic Server管理コンソールを使用します。JARファイルは、WL_HOME\server\libにあります。
コマンド・ラインで次のコマンドを実行します。
java weblogic.Deployer -library -deploy – source WL_HOME/server/lib/weblogic-spring.jar – targets server_name -adminurl server_URL -user user_name -password password
WebLogic Server管理コンソールでSpringコンソール拡張を有効にします。(Springコンソール拡張は、デフォルトでは無効になっています)。この手順を実行するのは、ドメインに対して1回のみです。次の手順を実行します。
WebLogic Server管理コンソールにログインします。
管理コンソールの右ペインの最上部にあるバナー・ツールバー領域で、「プリファレンス」をクリックします。
「プリファレンス」ページで、「拡張」をクリックします。
spring-consoleの横にあるチェック・ボックスを選択して「有効化」をクリックします。
変更を有効にするため、サーバーを停止して再起動します。
アプリケーション(EARまたはWARファイルとしてパッケージ化されたもの)のマニフェストを変更し、Java EEオプション・パッケージとしてweblogic-spring.jarを含めます。この手順は、Spring実行時MBeanまたはSpringコンソール拡張を使用するすべてのSpringアプリケーションで個別に実行する必要があります。
具体的には、META-INF/Manifest.mfに以下の行を追加します。
Extension-List: WeblogicSpring WeblogicSpring-Extension-Name: weblogic-spring WeblogicSpring-Specification-Version: 10.3.0.0 WeblogicSpring-Implementation-Version: 10.3.0.0
アプリケーションをデプロイ後、WebLogic Server管理コンソールでこれをモニターできます。「Spring構成およびモニター」ページが、「Spring Framework」タブの下にあります。Oracle WebLogic Server管理コンソール・オンライン・ヘルプのSpring Beanタスクの概要を参照してください。