Oracle R Enterpriseには、Rデータ型をSQLデータ型にマップするデータ型があります。Rセッションでは、Rオブジェクトからデータベース・オブジェクトを作成するか、データベース・データからRオブジェクトを作成すると、Oracle R EnterpriseはRデータ型をSQLデータ型に変換し、可能な場合はその逆を実行します。
Oracle R Enterpriseは、Oracle R Enterpriseのクラスのインスタンスであるオブジェクトを作成します。Oracle R Enterpriseは、多くの標準のR関数をオーバーロードし、それらでOracle R Enterpriseのクラスおよびデータ型を使用できるようにします。R言語の構造および構文は、Oracle Databaseオブジェクトにマップされているオブジェクトでサポートされます。
表1-1 R、Oracle R EnterpriseおよびSQLのデータ型のマッピング
| Rデータ型 | Oracle R Enterpriseデータ型 | SQLデータ型 | 
|---|---|---|
キャラクタ・モードの  | 
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整数モードの  | 
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論理モードの  | 
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数値モードの  | 
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なし  | 
未サポート  | 
 
 
 ユーザー定義のデータ型 参照データ型  | 
注意:
タイプore.datetimeのオブジェクトはタイム・ゾーン設定をサポートしていないため、かわりに、システム・タイム・ゾーンSys.timezoneが使用可能な場合はそれを使用し、Sys.timezoneを使用できない場合はGMTを使用します。