各OREdm
のRモデル・オブジェクトで、スロットname
(またはfit.name
)は、OREdm
関数で生成された基礎となるOracle Data Miningモデルの名前です。Rモデルが存在している場合は、Oracle Data Miningのモデル名を使用して、次のような他のインタフェースを介してOracle Data Miningモデルにアクセスできます。
Oracle Data Miner
SQLインタフェース(SQL*Plus、SQL Developerなど)
具体的には、このモデルはOracle Data MiningのSQL予測機能とともに使用できます。
Oracle Data Minerを使用して、次のことを実行できます。
利用可能なモデルのリストを表示する
モデル・ビューアを使用してモデルの詳細を調べる
変換されたデータを適切にスコアリングする
注意:
Rの領域で実行される変換は、Oracle Data MinerまたはSQLスコアリングには引き継がれません。
さらに、SQLを使用して、モデルの詳細を調べるため、または変換されたデータを適切にスコアリングするためのモデルのリストも取得できます。
OREdm
関数を使用して構築されたモデルは一時オブジェクトであるため、Oracle R Enterpriseデータストアに明示的に保存されないかぎり、Rセッション終了後は保持されません。一方、Data MinerまたはSQLを使用して構築されたOracle Data Miningモデルは、明示的に削除されるまで存在します。
モデル・オブジェクトは、「データベースでのRオブジェクトの保存および管理」に記載されているように保存または保持できます。OREdm
で生成されたモデル・オブジェクトを保存すると、このオブジェクトはRセッション全体で存在でき、対応するOracle Data Miningを所定の場所に保持できます。OREdm
モデルが存在する間、これをエクスポートおよびインポートでき、その後、Oracle R Enterprise Rオブジェクトの存在から切り離して使用できます。