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Oracle® R Enterpriseユーザーズ・ガイド
リリース1.5
E67082-02
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6.1.2 埋込みRの実行用のAPI

Oracle R Enterpriseには、埋込みRの実行用のRおよびSQLのアプリケーション・プログラミング・インタフェースがあります。次の表は、埋込みRの実行およびRスクリプト・リポジトリの管理用のR関数とそれに対応するSQL関数およびプロシージャのリストです。関数fは、Oracle R EnterpriseのRスクリプト・リポジトリ内のスクリプトで定義されている名前付きR関数またはR関数を表します。


表6-1 埋込みRの実行用のRおよびSQLのAPI

RのAPI SQLのAPI 説明

ore.doEval

rqEval

データを自動転送せずにfを実行します。

ore.tableApply

rqTableEval

fの最初の引数として指定された入力ore.frameのすべての行を渡すことでfを実行します。fの最初の引数をdata.frameとして指定します。

ore.groupApply

rqGroupEval

この関数は、ユーザーが明示的に定義する必要があります。

グループ化列の値に応じてデータをパーティショニングすることでfを実行します。各データ・パーティションをfの最初の引数にdata.frameとして指定します。データベースのサーバー側Rエンジンで各f呼出しのパラレル実行をサポートします。

ore.rowApply

rqRowEval

指定された入力ore.frameの指定された行数(チャンク)を渡すことでfを実行します。各チャンクをfの最初の引数にdata.frameとして指定します。データベースのサーバー側Rエンジンで各f呼出しのパラレル実行をサポートします。

ore.indexApply

該当なし

データの自動転送なしでfを実行しますが、1からnまで(nは関数を呼び出す回数)の呼出しの索引を提供します。データベース・サーバーで稼働するRエンジンのプールでの各f呼出しのパラレル実行をサポートします。

ore.grant rqGrant データストアまたはスクリプトへの読取りアクセス権を付与します。
ore.revoke rqRevoke データストアまたはスクリプトへの読取りアクセス権を取り消します。

ore.scriptCreate

sys.rqScriptCreate

指定されたR関数を、指定された名前でOracle R EnterpriseのRスクリプト・リポジトリに追加します。

ore.scriptDrop

sys.rqScriptDrop

指定されたR関数をOracle R EnterpriseのRスクリプト・リポジトリから削除します。

ore.scriptList ALL_RQ_SCRIPTS

USER_RQ_SCRIPTS

スクリプトに関する情報をリストします。
ore.scriptLoad 該当なし スクリプトのR関数をR環境にロードします。