このファンクションは、アイテムがページのエラーに関連付けられている場合は特に、アイテムのスクリーンショット・リーダー・ユーザビリティを向上させる上で、プラグイン開発者にとって役に立ちます。このファンクションは、メイン・フォーム要素が出力される、アイテムのレンダリング時にコールされます。戻されるWAI-ARIA属性は次のとおりです。
aria-invalid="true"
- ページ・アイテムの現在の値が無効であることを示します。ユーザーがページ・アイテムにフォーカスすると、スクリーン・リーダーによって「無効なエントリ」が通知されます。
aria-describedby="[page_item_name]_error"
- この属性値は、アイテムの関連付けられたエラー・メッセージを含む<div>
タグのIDと組み合わせて、ユーザーがページ・アイテムにフォーカスすると、スクリーン・リーダーによって実際のエラーが通知されるようにできます。
注意:
これらの属性は、スクリーン・リーダーのユーザビリティを向上させるだけなので、属性は、現在のセッションがスクリーン・リーダー・モードで実行されている場合にしか戻されません。
構文
function get_aria_error_attributes ( p_item_name in varchar2 ) return varchar2;
パラメータ
表10-8 GET_ARIA_ERROR_ATTRIBUTESファンクションのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
ページ・アイテムの名前。この値は、1番目のパラメータとしてすべてのアイテム・プラグインのレンダリング・ファンクション・コールバックに渡される、 |
例
次の例に、アイテム・プラグインのレンダリング・ファンクション・コールバックの処理時に、SELECT要素のレンダリングでこのファンクションを使用する方法について示します。このファンクションは、ページ・アイテムで、それに関連付けられたエラーが発生した場合や、ユーザーがスクリーン・リーダー・モードで実行している場合に、追加の属性を戻します。
... l_name := apex_plugin.get_input_name_for_page_item(false); sys.htp.prn('<select name="'||l_name||'" id="'||p_item.name||'" '|| apex_error.get_aria_error_attributes(p_item.name)||'>'); ...